他にもダブルのジャケットをデニムやバンドカラーシャツで着崩したりというのも、定番のテクニックです。
このように、綺麗目のアイテムを別のカジュアルなアイテムや着こなし方でカジュアルにコーディネートしていくことを、ドレスダウンと言います。
「どうしてもお洒落にならない……」「LEONに出てくるような着こなしが出来ない……」
と悩んでいる方も多いはず。
それならまずはジャケパンをキッチリと決めてみましょう。
そこから以下のようなことを試してみるとGOOD!!
・ニットタイを取り入れてみる。
・いつもとは違うネクタイの結び方や、あえてラフな結び方(緩くではなく、小剣を見せる)をしてみる。
・スラックスをデニムに変更する。
・ショートパンツでジャケパン着こなしをする。
・ジャケパンをカットソー(Tシャツ)で着こなす
などなどです。
もちろんこれらの着こなしは失敗すると惨劇になりやすい。
それこそLEONなどの雑誌を読み、自分でも出来そうなドレスダウンを取り入れてみましょう。
ただ靴に関してはハズシでスニーカーなどを合わせるよりも、綺麗めな革靴を合わせた方が、お洒落に決まりそうですね。
派手な柄=イタリアのメンズファッションではない??
イタリアのファッションといえば、そりゃもう派手で華やか。
そりゃもう柄がガラガラしていて、日本で着たらそりゃもう浮きまくり……。
というイメージがあるかもしれませんが、実はそうでない場合の方が多いのがイタリアファッション。
どちらかと言うとイタリアのメンズファッションは、
・鮮やかな色をどのように組み合わせるか。
・あるいはシンプルなものを、どのようにかっこ良く着こなすか。
・そして柄を使うとしたらどんな「アクセント」にするか。
こういう意識で着こなしている場合が多いようです。
例えば上の写真では、派手な柄のアイテムは殆ど出てきません。
強いて言うなら奥のオヤジさんが持っているバッグですが、彼はファッションの要素としてあのバッグを持っているというより、むしろ「これしかないや」的なような。
で、そういうわけで手前の3人をあらためて見てみると、彼らのファッションはやはり色彩や組み合わせ方で遊んでいます。
まぶしいようなイエローを紺とブルー系のトップスと組み合わせた遊び心のある着こなしや、真っ青のボトムスを白系のトップスと組み合わせて涼しげな着こなし。
シンプルなジャケットを短いズボン(ショートパンツ)と組み合わせたトレンドの着こなし。
もちろん派手なチェック柄を用いたり、奇抜なスカーフを使ったりということもあります。それでもイタリアのメンズファッション=派手な柄はどうやら一概には正しくないようです。
例えば柄のものを使うときには他のアイテムを無地にするなど、差し引きでバランスを取るのが重要なポイント。確かにイタリア人のスナップを見ていると、柄に柄を合わせていることってそれほど多くないです。