【入門】今から初める高級オーディオ【初心者】

ミュージック

大好きな曲をもっと良い音で聞きたい!普段、イヤホンだけで聞いていませんか?
良いオーディオ環境で音楽を楽しむと、毎日がもっと楽しくなります。
今日は高級オーディオの始め方・選び方を紹介します!

高級オーディオの魅力

オーディオの魅力と言えば、何と行っても音のリアリティ。
基本的には音楽というのは、演奏された音楽が録音されてCDになることが多いですが、
その生の演奏している時の感動を味わうことができるのが高級オーディオの魅力です。

例えば大編成クラシックの管弦楽器や金管楽器がパートごとに半円形になって演奏されているのが自室のソファにいながらにして立体的に楽しめたり、ジャズトリオなんかであれば、
ウッドベースのうねりや、繊細なピアノのタッチ、銀の燻のような渋いトランペットのミュート。
ミニコンポやイヤホンを普段使っている人からすれば、こんなに音が良かったんだ!と感動してしまいます。

また生演奏でなくとも、R&Bやハウスミュージックを家で高音質で楽しんだり、今日び流行りのボカロなどのデスクトップミュージックまで良い音で楽しむ事ができます。

必要な機材

高級オーディオというのは、とても難しいもの。という印象を持っている方も多いと思います。
確かに部屋を集音材でデッドニングしたり、リヴァーブのコントロールなどを行うのであれば本格的な音響の知識が必要ですが、機材を買ってきてつなげるだけでも十分に楽しむことができます。

つまり、いくらかの機材を買い揃えるだけで、簡単に楽しむことができます。
ここで基本的に何が必要なのかを紹介してゆきます。

  • DAC(デジタル・アナログ・コンバーター)
  • プリメインアンプ
  • スピーカー
  • ケーブル類

現代的な選択で言うと、上記の機材を揃えれば本格的なオーディオを楽しむ事ができます。

昔ながらの方は、「デンオンのレコードプレイヤーにオルトフォンの針に、オンキヨーのCDプレーヤーに、山水のコントローアンプにアキュフェーズのパワーアンプにコーラルのスピーカーが・・・。」
などと言う方もおりますが、パソコンの普及でDAコンバーターという物を用意すれば、プレーヤーは必要ありません。

DAC(デジタル・アナログ・コンバーター)とは

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デジタル・アナログ・コンバーターという名前の通り、この機材はデジタルの情報をアナログに変換します。
実はこのDACというのは色々な所に存在していて、例えばスマートフォン。iphoneのイヤホンジャックもアナログ出力なので、iPhone本体に内臓されたDACでデジタルデータを変換しています。
他にも、DVDプレーヤーや固定ゲーム機にも、赤と白のケーブルがありますよね?

あれは、DVDなどに入っているデジタル情報を、機種の中でアナログデータにしているのです。
では何故このDACが必要かというと、このDACは完全に高音質オーディオ専用に特化していて、本来はiPhoneに入る程の小さなサイズにできるのですが、専用の電源やコンデンサ、ノイズ対策などをして、一番良い音質を目指して作られています。

例えば、アイフォンのデジカメより一眼レフカメラの画質の方が断然に綺麗なように、このDACも専用の大きな機材になると格段と音質の向上がされるのです。

(※この機種は、左からFOSTEX HP-A7 , HP-A8 , ONKYO DAC-1000です。)

プリメインアンプとは

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次に必要なのが、このプリメインアンプというものです。
このプリメインアンプというのは、先ほどのアナログ入力されたものを大きく引き伸ばす機材です。

右にボリュームノブが付いています。これを上げる事によって音量がどんどん上がっていきます。
この”アンプ”機能はテレビなどにも付いていて、テレビのリモコンを押すと音量が上がっていきますよね。
それと同じように、音量を上げるための機械なのです。

ですが、何故こんなに大きいかというと音を増幅させるために専用の電源を使っていて80Wの出力を出すことができます。
これによって大音量の出力を確保でき、大きなスピーカーを鳴らす事ができるのです。

あまり大きな音を出さないのに、こんな大きなアンプが必要?と思うはずですが、大音量でも安定しているアンプが、小さな音量でも綺麗な音を安定して出すことができるのです。
例えば、車で時速80キロしか出さないから軽自動車で十分だよね。と思っても、大きな高級車の方が80キロでの走行が余裕があり、安定しているのと同じように、専用アンプの方がどの音量でも安定した良い音が出せます。

スピーカーとは

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ご存知の通り音を出す機械です。
先ほどのプリメインアンプが大きくしたアナログ信号がこのスピーカーに伝わって音がでます。
この黄色い部分が電気信号で振動して音に変換されると思って良いです。

振動したのが空気に伝わって、耳に入り鼓膜が振動して音を判断するので、音楽を聞くまでにはなが~い工程ですね。

このスピーカーというのは、オーディオで言うと一番、音の色合いに違いが出るもので、メーカーや機種によっても音色が全く異なります。
自分の好みの物を選ぶことによって、一番お気に入りの音を探すことができるので、これも高級オーディオの楽しみの一つです。

ケーブル類

これは、機材同士をつなげるものです。
熱心なオーディオマニアでは、何万円もする高級な物を薦めているようですが、
普通の人であれば、電源ケーブル・USBケーブル・アナログケーブル・スピーカーケーブル、各それぞれ千円位のものでOKです。
だいたいどこのメーカーでも変わりません。精神衛生上、国内の大手のメーカーであれば安心です。

高級オーディオの繋げ方(設置の仕方)

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まずはDACに電源ケーブル(右下)を差し込み、次にUSBとパソコンを繋げます。
この時にCDプレーヤーやDVDプレーヤー、プレーステーションの光出力(右上のOPTICAL)に繋げても再生する事ができます。

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USBで使用するときに、ドライバが必要になる時があるので、予め付属のCDやホームページ上で、使う機材のドライバをインストールしておきます。

DACの電源をいれると、すぐに使用できる状態になっているので、DACでUSBやコアキシャルなど使いたい機材を選択します。パソコンとDACをつないだときは、USB接続になります。

次はDACとプリメインアンプを繋げます。

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プリメインアンプの後ろには、このように大きなターミナルが付いています。
ここに-や+が書いてあるので、それと同じように、スピーカーの-+と合わせます。

4つあるのは、左右のスピーカーと接続するためで、プリメインアンプにRight Leftなどと書いてあるので、従います。

まれに8つターミナルがあるプリメインアンプがありますが、2台のスピーカーを切り替えて使えたり、バイワイヤリングという特殊な接続方法に使用します。
一般的な接続では、左右合計4本しか使わないと覚えておきましょう。

つぎにDACからアナログコード(ピンコード)を接続します。
プリメインアンプに「CD」や「LINE」「INPUT」などと書いてあるので、そこに赤と白のケーブルを接続します。
この際にDACのラインアウトにも、同じように赤と白を接続します。

近年のプリメインアンプには、DAC機能が内蔵されている物も多く、専用のDACを使わなくても直接USBや光デジタルケーブルを接続できるモデルもあります。
ですが、一般的には、専用のDACを用意したほうが音質が良くなる傾向にあります。

後は電源を起動して、プリメインアンプが付けばセッティング完成です。

初心者向け高級オーディオまとめ

肝心のどんなオーディオ機材を選べば良いかですが、これは個人の好みが強く影響します。
また予算だけでなく、どんな音楽が好きか、どんな音質が好きか、どんなデザインが好きか。

好みの洋服の種類が違うように、またオーディオ機器の好みも違います。
ですので、あまりネットの評価をアテにしないで、自分で実際に試聴して購入を考えるのが一番良いです。

例えば住んでいる地域に、ヨドバシカメラやビックカメラがあるのであれば、基本的にオーディオコーナーがあるので大好きなCDを数枚持って遊びに行くのが一番良いです。
そこで色々なアンプとスピーカーの接続を切り替えて、好きな音を探します。

また、高級な機材から順番に試してゆき、低価格のものでも自分が満足できるのであれば、それが自分に一番ぴったりな機材です。
値段と音質の好みというのは比例しないので、自分が本当に良いと思ったものを買うのが得策です。
ネットで検索すると悪い評価が書かれていたりするので、購入したかったり購入した機材については調べない方が良いです。(もちろん購入前に価格は調べた方がよいですが。)

もし近所にヨドバシカメラやビックカメラがなければ、オーディオ専門店で試聴するのが良いです。
敷居が高いように感じますが、優しいオーディオショップも多く、予算◯◯万円位で一式探しているのですが。と話しかければ丁寧に教えてくれるお店も多いです。

また、場所によっては家電量販店より安い価格で売っている所もあるので要チェックです。
もし自分に合わないお店なら視聴せずにささっとお店を変えるのも手です。

ということで、重要なのは「購入前に自分の耳で好きなCDを聴く」こと!
今どきはCDプレーヤーや高級ケーブルなどあまり必要性がありません。
是非とも初めての高級オーディオを楽しんでみて下さい。

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