おせち作り反省会

料理

おせち作りがなかなか上達しない理由の一つは、やはり一年に一回しか作らないからだと思います。日常的に黒豆を食べる習慣がある人はともかく、多くの人にとって正月くらいしか馴染みのない食材ですよね。

それでも、今回は昨年より少し上手くできた気がします。全体的に箱詰めが改善され、黒豆もややシワがなくツヤが出ましたし、煮物もバランスよく仕上がっているように見えます。ただ、実は失敗した部分も少なくありません。

特に納得できなかったのは、黒豆が10時間煮込んでも固いままだったことです。次回はもっと温度を上げ、中火で泡が出るくらいの状態で6~7時間煮てみようと思います。また、重曹を加えて柔らかくする方法も試したいです。今回は豆を水に浸す工程を24時間にしましたが、長すぎたように感じたので、次回は10~12時間程度に短縮してみるつもりです。

次に煮物についてですが、全体的に具材が硬かったです。レシピ通り15分煮るだけでは足りず、1時間くらい煮込むべきだったと思います。その前に、下茹でを15~20分ほどし、具材が箸で崩れるくらい柔らかくしてから煮込むのが良さそうです。出汁も、今回は本枯れ節の厚削りと花がつおの2種類を用意しましたが、量が足りなかったので、次回は3倍くらい使用して風味をしっかり出そうと思います。

また、エビの調理も課題でした。今回は95度の温度で20分煮込んだところ、身が崩れてしまいました。次回は解凍方法を見直したうえで、煮込む時間は10分程度に戻すつもりです。

栗きんとんも改善の余地があります。今回は丹波栗を使って自家製の甘露煮を作りましたが、冷凍保存したことで実が崩れてしまいました。次回は、甘露煮を作った後に殺菌した瓶に詰め、冷蔵保存する方法を試してみたいです。

一方で、好評だったのは酢の物です。大根と人参を5対1の割合で混ぜ、柚子を加えたものを3日寝かせたところ、プロっぽい仕上がりになりました。また、タコとカズノコも良いバランスだったのですが、リンリンには塩味が強すぎると言われました。個人的にはこれくらいで丁度いいと思っています。

今回のおせちは、100点満点中75点くらいの出来栄えだと感じています。前回が60点だったので、着実に成長していると思います。次回は静岡でよく食べられる錦卵をもう少し美味しく作れたらと思っています。

今回のメンバーは私、リンリン、Mさん、ウサギシャンパーニュさん、ミケさんの5人。リンリンは夜の仕事が影響してか、現地に3時間半遅れて到着しましたが、それなりの戦果を残してくれました。

お正月はめちゃめちゃ楽しく過ごしました。初めてクリスタルを2~3杯おかわりして、感動で涙が出そうでした。有名なシャンパーニュは期待外れなことも多いですが、クリスタルは別格でした。他のワインも素晴らしく、特にミケさんが持参したクロ・デ・ランブレの状態が良かったです。

今年のお正月はテレビを見ず、レコードプレイヤーで『トゥーランドット』を聴いて盛り上がりました。昔は年末年始のテレビ番組が楽しみでしたが、今は好きな音楽を聴きながらゆっくり過ごす方が心地よく感じます。

皆さんも良い一年をお過ごしください。

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関東在住。14年ほどブロガーをやっています。

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