花粉症といえば、春をイメージする方が多いと思います。有名なものではスギ花粉やヒノキ花粉があり、3月から4月にかけて多くの人が強い症状に悩まされます。ところが、9月半ばから症状が現れる秋の花粉症も存在します。
私自身も秋の花粉症に悩んでいますが、ブタクサ属(キク科)やヨモギ属(キク科)、さらにはカナムグラが原因となることが多いようです。
秋の花粉症の症状と影響
ブタクサ花粉による症状としては、鼻や目のかゆみだけでなく、喘息の原因にもなることがあります。これは全員に当てはまるわけではありませんが、私の場合、現在以下のような症状が出ています。
•目のかゆみ
•くしゃみ
•鼻のまわりや頬、口のまわりのかゆみ
•耳の後ろ、頭、首、腕など皮膚表面のかゆみ
特に鼻の下や顔のまわりがかゆくなり、不快です。これらの症状は、汗疹(あせも)に似たかゆみで、終日気になります。
秋の花粉症の嫌なところは、花粉が一気に飛んで症状が出るというよりも、徐々にかゆみが強くなるため、自覚が遅れることです。
症状がひどい場合はすぐにアレルギー科へ
アレルギー科は、花粉症の専門医がいるため、詳しい検査でアレルゲンを特定してもらうことができます。しかし、アレルギー科が近くにない場合は、耳鼻科や呼吸器内科、または皮膚科など、症状が出ている部位に対応した科に相談するのも一つの方法です。
私の場合、春に病院で受診し、ロコイド軟膏やマイザー軟膏、ベタメタゾン酢酸エステルプロピオン酸エステル軟膏、そしてフェキソフェナジン塩酸塩という内服薬を処方してもらい、これらを使って症状を抑えています。
病院での受診には費用がかかりますが、処方薬は保険適用されるため、市販薬よりも安く手に入れることができます。頻繁に花粉症に悩まされる場合、こうした薬を常備しておくと便利です。
症状が軽い場合は市販薬でも対応可能
花粉症と思っている症状が実は別の病気の初期症状であることもあるため、自己判断には注意が必要です。しかし、例年同じ時期に同様の症状が出る場合は、アレルギーの可能性が高いです。このような場合、市販薬を試してみるのも一つの手です。
アレグラやアレジオンなどのフェキソフェナジンを主成分とする薬であれば、薬剤師がいる薬局で購入できます。一度市販薬を試してみて症状が軽くなるようであれば、花粉症の可能性は高いと言えるでしょう。
症状が軽ければ東洋医学や民間療法も
もし症状がそれほど重くない場合、**小青竜湯(しょうせいりゅうとう)といった漢方薬も効果が期待できるかもしれません。また、花粉症に効くとされるお茶には、ルイボスティーや国産の紅富貴(べにふうき)**などがあります。
私自身の経験では、強めの中国茶や凍頂烏龍茶を飲むと、症状が和らぐことがあります。こうした効果には個人差があるため、いろいろ試して自分の体に合うものを見つけるのが良いでしょう。
ただし、すでに強い症状が出ている場合は、病院を受診するか、薬剤師に相談するのが賢明です。
私も秋の花粉症に苦しんでいますが、皆さんも一緒に乗り越えていきましょう。
以下の薬剤師さんの書いて頂いた記事に詳しい対策があるので、こちらも読んでみてください。