ティファールは何年使える?『インジニオ・ネオ(IH対応8点セット)』購入レビュー

料理・レシピ

10年ぶりにティファールの調理器具を新調しました

購入してからわずか数日後に大規模なセールが開始され、かなりショックを受けています。

購入したモデルはこちらです。
【オンライン限定】ティファール 取っ手のとれる 鍋・フライパンセット 8点セット IH・ガス火対応 インジニオ・ネオ IHブルーマーキーズ・アンリミテッド こびりつきにくい ブルー L77998」
参考価格: ¥14,480 -21% 販売価格 ¥11,511(税込)

先日、プライムデイでさまざまな商品が値下がりしていたのですが、ティファールの調理器具は、セールとは無関係で、何もない日に突然値下がりすることがあるようです。私は14,000円で購入しましたが、先ほど見たところ11,500円まで値下がりしており、かなりショックを受けています。

取っ手が取れるフライパンセットはとても便利ですが、取っ手を追加で購入しようとすると約2,500円かかります。Amazonでは2,000円近くで販売されていますが、イオンモールなどの実店舗では3,000円近くすることも多く、2本購入すると合計で6,000円にもなります。

更に6,000円を追加で出すと、「新品のフライパン4種類と蓋2つ」が付いてくることを考えると、このセットが特に安いのか、それとも部品が高いのか、全く分からなくなってしまいます。

ティファールの耐久性について

ティファールのフライパンや取っ手がどれくらいの期間使えるのか、公式からは明確な情報が提供されていませんが、私が2014年に初めて購入した頃は、取っ手が6万回以上の脱着に耐えると宣伝されていました。プレスリリースによると、10年間の使用を想定した厳しい検査が行われ、10万回の調理動作や6万回の取っ手の脱着試験、さらには10kgの負荷をかけた試験なども行われたとのことです。

耐久性の強化
フランス本社の専用ラボラトリーでは、より優れた耐久性を実現するために、独自の厳しい検査を実施。約10年間の使用を想定し、6万回*1に及ぶ着脱動作の繰り返し試験や、10万回*2もの上下の動きや炒める動作の繰り返し試験、10kgもの負荷をかけた重量耐性試験などを行っています。
*1 1日16回の着脱を想定 x 10年間= 58,400回
*2 1日30回の調理動作を想定 x 10年間= 109,500回
出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000003681.html

これを信じて「ティファールは10年近く使えるんだな」と思い込んでいました。
しかし、実際に使用してみると机上の空論で、そこまでの耐久性はありませんでした。

表面加工が光沢からマット仕様に変更されている

私の経験では、フライパンの寿命は約3年、取っ手は2年〜3年といったところです。使用頻度やIHかガスコンロの違いにも左右されるかもしれませんが、特にガスコンロを使っていると、取っ手のプラスチック部分が徐々に熱で溶けていき、外れにくくなることがあります。

意外にも「取っ手」が壊れる

私はこれまでに取っ手を3回ほど買い替えました。
強力な火力で調理しているわけではなく、火が鍋やフライパンの直径を超えるような使い方もしていませんが、それでも数年使うと取っ手の取り外しが難しくなります。

そのため、ティファールの取っ手やフライパン本体の耐用年数は2〜3年程度だと考えておいた方が良いでしょう。現在のキッチンはIHですが、洗い物するときに内部に汚れが入り込むと、オーバーホールすることは個人ではなかなか難しいので、徐々に動きが鈍くなることが考えられます。

そのため、フライパンや鍋が正常でも3年から5年くらいに、一回はこうしたコスパの高いセットを新品にして全部交換してしまうと良いです。

また絶対に気を付けてほしいのが、これより安い商品で、取っ手が1個しかないモデルがありますが、料理をしていると絶対に2つは欲しくなるので、迷わずに2本セットのものを選んでください。

それでもティファールは使いやすい!

それでも、ティファールのセットは非常に使いやすく、コストパフォーマンスも高いと感じています。

今回新しく購入したインジニオ・ネオは、以前のモデルに比べて鍋のサイズが少し小さくなっています。私は一人分の料理を作ることが多いので、このサイズの変化はむしろ歓迎です。小さめの鍋は、ソースを作ったり少量の食材を調理するのに非常に便利です。

また、テフロン加工がしっかりしているうちは、油を使わなくても肉や卵焼きがきれいに調理でき、こびりつきにくいのも大きな魅力です。料理に慣れた上級者であればステンレス製のフライパンが良いかもしれませんが、時間がない時や手軽に調理したい時にはティファールのフライパンが非常に便利です。

浅めのフライパンは頻繁に焼き物をするため、テフロン加工が徐々に剥がれてきますが、深めのソースパンは茹で物に使うため、テフロンが剥がれることはほとんどありません。丁寧に使えば、5年から10年持つのではないかと思います。

難点はシールの剥がれやすさ

今回購入して少し残念だったのは、蓋に貼られていたステッカーです。このステッカーは日本の輸入元が付けたものだと思いますが、デザインにも耐久性にも問題がありました。届いた時点で既に剥がれかけており、油汚れやゴミが付いていたため、少し気になりました。

もし、どうしても付けたままにして欲しいのであれば、簡単には剥がれないような加工をして欲しいですし、 もう少し配慮して欲しいです。

注意事項に関しても、急激な温度変化を与えないでくださいと書いてありますが、 普通の人でも朝の忙しい時にいきなりフライパンを高温にしてお湯を沸かしたり料理をすることはあるはずです。 そうなると蓋が急に高温になることもあるのではないでしょうか。

これは自己責任にはなりますが、私は一通り内容を読んだので、シール剥がしを使って剥がすことにしました。本来はメーカーの言う通りにした方が安全なのですが、この耐久性だと油汚れや熱が日々加わるとあっという間に劣化して、汚くなり剥がしにくくなると思います。

ロックタイトの「ハケ塗りシールはがし」を使うと、10分もかからずにきれいに剥がすことができますので、気になっている方にはおすすめです。

やはりティファールは優秀

ティファールの取っ手や細部に難点はあるものの、この価格でこれだけの品質を維持しているのは素晴らしいです。私はアウトレットモールなんかに行くと、下心でティファールが安く売られていないか入店してしまいます。

一見安く売られているようでも、実はアマゾンのセール価格とあまり変わらなかったりするので、 その場でサイズなどを確認したければ、実店舗のアウトレットも良いですが、すぐに使いたければ、こうしたアマゾンの商品を買ってしまっても良いと思います。

もう一つ説明するのを忘れていましたが、ティファールの少しややこしいところは、すべてがIH対応ではなく「ガス火」しか使用できないものがあります。
私は引っ越す前はガスコンロだったのですが、現在はIHになってしまったので、使えないものが何個か出てきてしまいました。 特にこだわりがなければ、少し高いですが、両方対応しているものにしておいた方が安心できますね。

みなさんもぜひ使ってみてください。

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