iPhoneの写真・画像の保管方法、効率の良いバックアップ方法とは

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iPhoneを長く使っていると、悩みとして挙がるのが写真・画像の保管方法です。昔からiPhoneを愛用している人であれば、すでに10年以上経過しており、大量の写真や動画が溜まっているのではないでしょうか。

有料ソフト、クラウド、ローカル保存など、保管方法はさまざまですが、その中でも使いやすい4種類の方法について紹介します。

iPhoneの写真を保管する方法は主に4種類

  • クラウドサービス上に保管する
  • パソコンに接続してiTunesでバックアップする
  • イメージキャプチャを利用して、ハードディスクやSSDに直接保存する
  • USB-Cのカードリーダーを利用して、直接メモリーカードに保存する

クラウドサービス上に保管する

Apple標準のiCloudGoogle Driveのようなクラウドサービスを利用すれば、写真を自動的にアップロードして保管できます。この方法は最もスマートですが、デメリットもあります。

例えば、端末に写真が保存されていない場合、インターネットを経由してダウンロードしなければならず、回線が遅いと読み込みに時間がかかることがあります。実例では、渋谷などの都心であっても、地下の電波の悪い喫茶店だと、1枚の写真を友人に見せるのに何分も掛かったことがあります。

もう一つのデメリットは、写真を大量に撮る人にとってストレージの料金が高いことです。

  • iCloud+ 200GB:月額400円(税込)
  • iCloud+ 2TB:月額1,300円(税込)
  • Google One ベーシック (100 GB):月額250円(税込)
  • Google One プレミアム (2 TB):月額1,300円(税込)

このように、200GBや100GBを超えると、月額1,300円程度の料金が発生するのが主流です。
端末のストレージ容量が256GBから1TBであることを考えると、毎月1,300円程度の保管料金がかかります。

パソコンに接続してiTunesでバックアップする

昔のiPhoneでは、この方法が主流でしたが、最近ではあまり利用されていません。
以前はiTunesを起動し、そこからiPhoneを選択してバックアップを行っていましたが、最近ではFinderの左側からiPhoneを選択して直接バックアップができるようになりました。

この方法のメリットは、大容量のファイルでもパソコンのHDDやSSDに余裕があれば、無料で保管できる点です。また、丸ごとバックアップできるため、初心者や高齢者にとってもわかりやすく、端末が故障したり紛失しても復元できるという利点があります。

デメリットは、最近のiMacやMacBook Airではストレージ容量が256GB程度しかないモデルが多く、写真が増えるとすぐにバックアップ容量が足りなくなることです。また、写真を一部だけ取り出すことが難しく、丸ごとバックアップされているため、特定のファイルを探すのが困難です。

イメージキャプチャを利用して、ハードディスクやSSDに直接保存する

私はこの方法が最も気に入っています。元々Windowsでファイル管理をするのが慣れていたということもありますが、任意のフォルダ名で保管できるのが楽で、複数のHDDに保管しています。

macOSに付属のImage Captureというアプリケーションを利用して、写真や動画を手動で管理します。使い方は簡単で、パソコンとiPhoneをケーブルで接続し、ランチパッド内のイメージキャプチャを起動して、任意の保存先に画像を保存します。

ただし、写真が2万枚以上ある場合は、途中でエラーが発生することがあります。この場合、1,000枚程度の少ないファイル単位で転送すると、エラーを回避できます。ファイル名も整理され、img0001のように管理しやすくなります。

もう一つの方法として、macOSの「写真」アプリを利用することもできますが、jpgなどにはならず、「Photos Library」に固まっていて、このアプリだけで使うことが前提となっています。

アプリ内でファイルを無理やり表示することも可能ですが、撮影日順に並んでいない場合が多く、写真がランダムに表示され、ファイル名もランダムであるため、目的の画像を探し出すのは非常に困難です。ちなみに、開く場合は「Photos Library.photoslibrary」を右クリックして「originals」をクリックして、1~9などファイルにランダムに画像が入っています。

このため、私の場合は、iPhoneから動画や写真だけをバックアップして管理したいときには、「イメージキャプチャ」をお勧めしています。

USB-Cのカードリーダーを利用して、直接メモリーカードに保存する

最近のiPhoneはUSB-C端末に対応しているため、カードリーダーを差し込んで「ファイル」アプリから写真を移動することができます。旅行中の写真やライブ動画など、一部のデータを移動するのに便利ですが、写真が1,000枚以上になるとフリーズやエラーが発生することがあります。

SDカードだけでなく、SSDなどの大容量ストレージにもバックアップすることができます。
接続を確立し続けられるか少し不安ですが、旅行先などパソコンを持っていかなくてもSSDだけで済むので、今後活用してみたいです。

中級者〜上級者はNASを利用して保管するのも

もう一つの便利な方法は、NAS(Network Attached Storage)を使用することです。NASは自宅やオフィスのネットワークに接続して使うハードディスクで、iPhoneの写真や動画をWi-Fi経由で自動バックアップすることが可能です。

SynologyやQNAPなどのNAS製品は専用アプリを提供しており、これをiPhoneにインストールすることで、写真や動画を自動的にNASに保存できます。自宅のWi-Fi範囲内であれば、iPhoneをケーブルで接続する必要がないため、非常に便利です。また、クラウドサービスとは異なり、データは完全に自分の管理下に置けます。

デメリットは初期費用がかかることです。NAS本体とHDDを別々に購入する必要があり、設定にも多少の技術的な知識が必要です。

枚数が少ないのであればiPhoneの標準機能「AirDrop」

iPhoneとMacを持っている場合は、AirDropを使って写真や動画を簡単に転送できます。iCloudを使わずに、Wi-FiやBluetoothを利用してiPhoneから直接Macへデータを移せるので、クラウドの容量を節約したい場合に便利です。

実際にライブの撮影データを帰りの電車で友人の送るときなどに活用していますが、容量が多いとエラーが出やすいです。便利なのですが、肝心な時にうまくいかないです。特に4K動画で5分など、大容量データになると失敗する確率がぐんと上がります。

バックアップの予備としてAmazon Photoを利用すると良い

もう一つのおすすめは、Amazon Photoを利用して写真を二重バックアップにすることです。Amazonプライム会員であれば、追加料金なしで写真を無制限にアップロードできます。iPhoneにAmazon Photoアプリを入れておけば、自動的にバックアップが取れるので、万が一パソコンやiPhoneが故障しても、Amazonに写真が残ります。

日付ソート以外にも、Exifに位置情報があれば撮影場所でのソートも可能です。
動画も大量に保存したい場合は、1TBで月額1,300円のプランに加入すると追加も可能です。ただ、このプランに加入するなら、最初からiCloudの2TBプランを利用した方がスムーズかもしれません。

Amazonプライムに加入している人には、無料で無制限のバックアップが利用できるので、予備のバックアップとして活用するのがおすすめです。

iPhoneの写真・画像の保管方法、効率の良いバックアップ方法とは

初心者であれば、「iCloud有料プラン」、PCのファイル管理に慣れているのであれば「イメージキャプチャでのフォルダ管理」+「AmazonPhoto」がオススメです!

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