最近、頻繁に台風が来たり、 規模の小さい地震が起きたりしていますよね。
そこで、今回は防災の準備品について考えてみます。
在宅避難になることも多い
田舎の川沿いや山沿いに住んでいる人であれば、こうした災害時には、直ちに避難して土砂崩れや二次災害を防ぐ必要があります。
ハザードマップで、川の氾濫が予想できるような場所は、都会でも同じなのですが、 家屋の損壊の危険性がない、安定した地盤の場所であれば、在宅避難になることが多いです。
「住んでいる市町村名+ハザードマップ」で検索すると、水害の危険性など出てくるはずですので、自宅が避難が必要な地域なのか、在宅避難なのか、予め知っておくと良いです。
最近では、麻布十番のマンションが水没しましたし、数年前は武蔵小杉で高層マンションが浸水・冠水しました。人気のエリアや高級マンションであっても被害を受けることがあるので、ハザードマップは重要です。
例えば、東京都北区は荒川沿いにあるため、 四分の一近くが危険なエリアと指定されています。相対的に家賃が低い場所は、こうした水害リスクが高いこともありますので、事前に調べておきたいところです。
停電するケースを想定する
大震災が起きた場合は、すべてのライフラインが使用できなくなることが考えられますが、 確率的に多いのは、数時間から数日停電するケースです。
私の自宅でも、台風や雷の時に数分から1時間程度停電することがあり、今年は2,3回程度発生したように覚えています。
このときにあると便利なのが、照明機器やモバイルバッテリーやカセットコンロです。家庭用の給湯器が故障したときにも、カセットコンロがあると便利です。
食料は備蓄専用ではなく、ローテーションしておくと便利
昔は缶パンなど緊急用の食料として保管するのが一般的でしたが、 最近では日常用の食品をローテーションして保管するという方法も主流になりつつあります。
例えばカップラーメンやレトルト食品など、日常的にも食べるようなものをケース単位で購入して、少なくなってきたら買い足していくというものです。 これにより、賞味期限が数ヶ月しかないようなものでもローテーションしておくので、排気なく保管できるというものです。
最近では、温めなくても食べることができるカレーなども発売していて、 忙しい時にも利用できますし、災害時は温めずに食べることができるので大変便利です。
ジップロックで氷作り
私は結構ケチなので お酒を飲む時の氷などは自分で作るようにしています。
板氷は見た目も味も良いのですが 2kgで300円以上するので日常使いするのは難しいです そこでオススメなのがジップロックを使った氷作りです。
ジップロックのLサイズに水道水を入れます 限界まで入れると氷が膨張して袋が破裂してしまいますので だいたい8割程度を目安にして少し余裕を持たせてお水を入れてください あとは冷凍庫で2日から3日保管すれば完成です。
サイズが大きいと中央の部分が固まるのに時間がかかりますので、 1日では難しく、余裕を持って数日くらいを見てください。
このまま冷凍庫で保管すれば、災害時にもゆっくりと氷が溶け出し、冷凍庫や冷蔵庫の温度を保持することができますし、溶けた水はそのまま飲んだり料理に使うこともできます。 また、アイスピックなどで割って使いやすい形にすれば、普段のお酒やジュースの氷として活用できるので大変便利です。
実質、水は無料ですので、 ジップロックLサイズの約20円が氷を作るときの主な費用となり節約できます。
カセットボンベは、1日1本から2本を想定する
防災用品を購入して後悔したことがあります。 それは、カセットコンロのボンベが大量に必要だと思い込み、24本単位で購入してしまったことです。
ボンベにも起源があり、最近は日常的に料理でカセットコンロを使っているのですが、なかなかすぐには減ってはくれません。一人暮らしで一日中、料理したりお湯を沸かしたりしていても、一本程度使い切るのが限界です。
おそらく2人程度の人数で1日1本あれば十分に足りると思います。4人家族であれば、1日2本の計算で間に合うと思います。災害時にシャワー用のお湯を沸かすとなれば、それ以上必要となるかもしれませんが、 大体の目安はこれくらいあれば足りるでしょう。
その本数に対して、非常用の日数をかけたら、常備するべき本数が計算できます。例えば一人暮らしで最大7日間ガスが停止すると考えるのであれば7本 4人暮らしであれば14本あれば1週間しのぐことができます。
24本は少し多すぎて、一人暮らしであれば、ゆっくり利用すれば1ヶ月程度ガスを使うことができます。多めに保管しておけば、緊急時に他人に分けることもできますが、 それにしても使用期限などがあるので、少し多すぎました。
カセットコンロで米が炊ける
現代人の皆さんは、普段お米は炊飯器で炊いていると思います。私は炊飯器を持っていなく、急いでいるときは鍋で米を炊き、時間があるときは土鍋を利用して米を炊いています。
災害時は皆さんも真似してほしいのですが、 米の量に対して1.2倍程度水を入れれば、 あとは1時間程度水を浸しておき、 そのあとカセットコンロで強火にすれば米が簡単に炊くことができます。
本来はしっかりと米を洗った方がいいのですが、緊急時の場合は味は多少が落ちますが、洗わずにそのまま炊いても食べることは可能です。気になる場合は少量の水で軽く洗っても良いかもしれません。
他のサイトでは、レトルトパックの米を用意した方がいいと書いてありますが、 意外にコストが高いのと、量が少ないので、緊急時にも自分で炊けたらその方が便利だと思います。
モバイルバッテリー機能内蔵の懐中電灯
最近の懐中電灯はモバイルバッテリー機能が内蔵しているものもあります。
びっくりしたのですが、強力なライトに5000mAhのリチウムイオンバッテリーが搭載されていて、そこからスマートフォンなどに充電できるような製品もあります。
例えばこのような商品は、アルミ削り出しで防水性能があり、衝撃にも強く災害時に安心して利用できます。
これとは別に、親指ほどのとても小さいモバイルライトも常に持ち歩くようにしています。 東京の場合は地下鉄などで停電した場合は、スマートフォンのバッテリーをなるべく使わずにこうしたものが使えたら便利だなと思い、念のため持ち歩いています。
また、年に一、二回は自宅にいるときに、深夜に部屋を全て真っ暗にした状態で歩けるかどうか、試してみると良いでしょう。必ずしも手元にスマートフォンがあるとは限りませんし、慣れた部屋の中でも、真っ暗だと意外に自由に歩くことが難しいものです。
通路に物が散らばっていたり、ぶつかったりするようであれば、災害時にパニックになりやすいため、日頃から掃除をしたり、通路を確保するよう意識すると良いですね。
専用トイレがなくてもゴミ袋で代用できる
災害時に気をつけてほしいのが、 水が完全に止まってしまった場合、トイレが利用できないということです。阪神淡路大震災の記憶を見たとき、この問題がかなり重大で困った人が多かったようです。
家族が多く持ち家であれば、緊急用のトイレを購入しておき、物置などに収納しておくのが安心できます。 ただ、狭いワンルームなどに住んでいる一人暮らしの人は、そこまで準備するのは難しいと思います。
こうしたときは、日常用のゴミ袋を利用して、 排泄物などはベランダに置いておく、 そして可燃物として出せるタイミングに処分するのが良いと思います。
幸いにも私の場合はそこまでの大規模な災害に立ち会ったことがないのですが、 頭の片隅に入れて覚えておくと良いと思います。
また、私が最近利用しているトイレットペーパーの5倍巻きというのは、サイズに対して5倍以上ロールが巻かれているので、大変便利です。
初めのうちは薄く感じてしまいますが、慣れると別に気にならないですし 8ロール程度購入してあるだけでも、普通のトイレットペーパーと比べると何十ロール分にも換算されるので防災用品としても機能します
インターネットが使えないとパニックになる
私は平成生まれなのですが、おそらく平成以降に生まれた人は、災害時にインターネットが使えなくなると、パニックになってしまうかもしれません。
今の時代、ラジオを聴く文化は高齢者に限られていますし、アマチュア無線を利用する文化もほとんど見られなくなりました。
大規模災害の際にインターネットが使えなくなる可能性もあることを、あらかじめ想定しておくべきだと思います。こうした場合に備えて、免許がなくても使用できる受信機や、FM・AMラジオが聴けるハンディラジオを常備しておくと安心です。アイコムの受信機などあれば、災害用の無線なども傍受できることがあります。
安いものであれば1000円程度で購入できるので 防災用セットに入れておいても良いですね。
異常気候のためか、これからも台風や地震のリスクはありますので、準備してみてください。