iPhone 15 Pro Maxは歴代最悪?異常な発熱とバッテリー減少など多発

ビジネス・PC

私が初めてiPhoneを買ったのは、iPhone 4で、iOS 3.Xの時代でした。そこから14年近く、熱心なiPhoneユーザーでしたが、iPhone 15 Pro Maxは歴代最悪の機種だと感じています。

  • バッテリーの持ちが劇的に悪くなった
  • Twitterなどの軽量なアプリでも発熱が凄まじい
  • 軽量なアプリでプチフリーズ、カクカクが多発する
  • 標準カメラアプリがブラックアウトするなど誤作動が多い
  • 日常使用では以前のiPhone12ProMaxとあまり変化がない
  • 値段が異次元に高くなっているのに、感動がほぼ無い

簡単にまとめると上記のように、一般的なアプリしか使っていないにも関わらず、バッテリーの持ちが悪く、動作に不具合があります。常に最新バージョンにアップデートしているのですが、改善が見られません。

バッテリーの持ちが年々悪化している

全ての機種が手元に残っているわけではなく、買い替えるときに売却しているものも多いため、現在は3台程度しか保有していません。
大体2年ごとに買い替えをしてきたので、歴代シリーズの半分程度は使用したことがある計算になります。

実際に横並びで一斉に調査したわけではありませんが、少なくともiOSアップデート後のiPhone 12 Pro MaxとiPhone 15 Pro Maxは、信じられないほどバッテリーの持ちが悪いです。iPhone 12 Pro Maxを初めて購入したときは、そのバッテリーの持ち具合に驚きました。
LINEなどで通話しながら様々なアプリを使っても、3日ほど充電せずに済んでいたためです。

様々なアプリを利用していても、翌日には半分以下になることはほとんどなく、だいたい翌日の昼は残量80%前後でした。しかし、iOS 14.1(初期搭載)からiOS 15.Xにアップデートしてから、極端にバッテリーの持ちが悪くなりました。

私は動画撮影や3Dモデリング、ゲームなどiPhoneのグラフィックやCPUに過度に負担がかかるアプリをほとんど使用していません。LINEやTwitter、InstagramなどのSNSや、YouTube、TikTok、またPayPayやPASMOなどの電子マネー決済、つまり、比較的ライトなアプリを利用しています。

以前は3日ほど充電が不要だったものが、このアップデートをしてから、翌日には半分以下までバッテリーが低下してしまい、1日半程度で充電が必要な日常になってしまいました。AppleCareに加入していたので、Apple Storeで相談しても、アップデートによる影響だとしか説明を受けません。

さらに、明らかにバッテリー残量が減っているにもかかわらず、劣化具合が最大容量80%を絶対に切らないことも問題です。最大容量80%以下になればAppleCareで無料交換してもらえるのですが、iOSによって調整されているのか、絶対に最大容量が80%以下になることがありませんでした。

結局、自費でApple Storeで新品のバッテリーに交換してもらいましたが、その後も症状は改善せず、一度iOSをアップデートすると、ずっとバッテリーの持ちが悪いままでした。がっかりしつつも、最新のiPhone 15 Pro Maxが発売され、使用していた端末が3年目になることから、新品を購入することに決めました。

最新機種であるiPhone 15 Pro Maxでも、一日使うと夜にはバッテリーが30%未満まで低下してしまい、毎晩必ず充電をするようになりました。

このように、18時〜22時の音声通話で100%→65%までバッテリーが消耗します。
当時の新品のiPhone4より持ちが悪いほどです。

iPhoneだけが悪いとは言いません。例えば、Twitter(現X)やInstagramなど、当時よりも消費電力が増加していることも考えられます。しかし、動画を自動再生しているわけでもないので、ここまで極端に減りが早いのは納得がいきません。

Twitterなどの軽量なアプリでも発熱が凄まじい

Phone 15 Pro Maxが過去最悪の機種だと感じる理由は、発熱が凄まじいためです。例えば、音声通話をしながらTwitterを見る程度でも、指が火傷するんじゃないかと思うほど発熱します。

私は今まで一度もiPhoneにカバーを付けたことがありません。保護フィルムも貼らない、出荷時の状態で使用する原理主義者です。そんな放熱性が良い状態でも、持てないくらいに熱くなります。

海外のニュースサイトを調べていると、以下のような情報が見当たりました。

iPhone 15の発熱問題

iPhone 15シリーズの発売直後、複数のユーザーが発熱問題を報告しました。特に、iPhone 15 Proシリーズでは、端末が非常に高温になり、持つことが難しいと感じるユーザーもいました。この問題は、iOS 17のバグと一部のサードパーティ製アプリが原因とされ、Appleはこれを認識し、iOS 17.0.3のアップデートで修正を行いました。しかし、この修正後も一部のユーザーが発熱を経験しています。

iPhone 16のハードウェア冷却改善

Appleは、iPhone 16シリーズでの発熱問題を解決するために、ハードウェアの改善を検討しているとのことです。具体的には、現行の銅製ヒートシンクからグラフェンを使用した冷却システムへの移行が噂されています。グラフェンは銅よりも熱伝導性が約4倍高く、軽量化も期待できる素材です。

このように、Appleは今後のiPhoneで発熱問題に対処するために、ハードウェア面での革新を進めている可能性があります。
機械翻訳 出典元:https://9to5mac.com/2023/11/16/iphone-15-overheating-issues-iphone-16-report/

私だけがこうした状況にあるわけではなく、他のユーザーでも発熱に悩んでいる人が多いようです。チタン製のケースが熱伝導率が低く、放熱を阻害しているとの報道もあります。

Twitterなどの軽量なアプリでプチフリ、カクカクが多発する

この発熱が原因かは不明ですが、Twitterで文章や写真中心でスクロールしているだけでも、軽いプチフリーズが起こり、画面がカクカクと動くような現象が発生します。まるで、大昔のAndroidのような状態です。

昔の話になりますが、初期のAndroidである「Android 2.3」は機種との相性がまちまちで、相性が悪い機種だとカクカクするプチフリーズが多発しました。その当時の印象が強く、今でもAndroidに良いイメージがないのですが、12年以上経った今、まさかiPhoneでプチフリーズを体験するとは思いませんでした。

日常使用では以前のiPhone12ProMaxとあまり変化がない

スティーブ・ジョブズが逝去してから、iPhoneには新しい進化が少なくなっています。せいぜい新しいチップが搭載され、ゲームが快適になったり、写真やビデオの解像度が上昇し、レンズが増えたりする程度です。

こうしたハイエンドのゲームなどに対応するにつれ、バッテリーの駆動時間が短くなり、簡単なアプリしか使わない人にとっては、逆に不便を感じることになります。

個人的には、iPhone 4からiPhone 6の間が非常に完成度が高かったと思います。基本的なアプリの安定性が高く、写真アプリをタッチしたときに誤動作が起こることが少なかったためです。

ところが、iPhone 15 Pro Maxなどでは、スリープ状態から直接カメラに飛ぶと、画面がブラックアウトして撮影ができなくなることがあります。例えば、山道をドライブしていて、野生動物に出会ったときに急いで写真を撮りたい場合にブラックアウトしてしまうため、非常に不便を感じます。

こうしたときは、一度ホーム画面に戻って、写真アプリをリセットして再度開くと直ります。サードパーティー製の写真アプリならわかりますが、標準のアプリでこのお粗末さはいただけません。

値段が異次元に高くなっているのに、感動が無い

2010年6月に初めて購入したiPhone 4は、64GBの最上位機種でも新品が約57,000円程度でした。しかし、昨年購入したiPhone 15 Pro Maxは、512GBモデルで267,100円でした。

事前にApple Storeの予約に成功すればもう少し安くなりますが、ヨドバシカメラやビックカメラなどの一般的な家電量販店では、この価格になります。1TBモデルを選ぶと30万円を超えるお店がほとんどです。

例えば、Sandisk Extreme ProのマイクロSDXCが512GBで5千円前後だと考えると、iPhoneのハードウェアに最適化されて高速なストレージだとしても、さすがに価格が高すぎると感じます。

今まで2年ごとにiPhoneを購入してきましたが、この価格帯になると機種変更のスパンが長くなりそうです。じわじわと値上がりに耐えてきましたが、今回の約30万円という価格はかなり高いと感じました。それだけバッテリーの持ちや、サクサクとしたストレスフリーな体験ができるならまだしも、半ば欠陥品のような機種を掴まされてしまい、がっかりしています。

また、相変わらずAirDrop(エアドロップ)が失敗多発します。私がiPhone15 Pro Max、相手がiPhone 14など、シリーズが近い機種同士でも、うまくいかないことばかりです。
連絡先登録してあっても表示されない、転送が完了しないなど、結局ラインアルバムで写真を共有することになります。AirDropの転送障害は早急に解決して欲しいですね。

iPhone 15 Pro Maxの発熱がひどいため、たまに冷めるまで以前のiPhone 8やiPhone SEなどを使っていますが、これらは全く発熱せず、ひんやりとしたアルミが冷たいまま、様々なアプリを快適に起動できます。

一つのアカウントで様々な機能が利用でき、iCloudなども非常に便利ですが、こうしたハードウェアのトラブルが多いと、今後のスマートフォン選びを考え直す必要が出てきそうです。

皆様も最新機種だから、必ずしも優れていて快適だと思い込まないように注意してください。

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