PayPay証券とSBI証券、どちらが手数料が安いのか?

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投資キッズの皆さん、おはようございます。
乱相場が続きますが、レバナス民もSOXL民も良く寝れていますか?
さて今日は、「PayPay証券」と「SBI証券」どちらが手数料が安いのか調べてみます。

「PayPay証券」と「SBI証券」の使いやすさ

国内の証券会社ランキングを見ると、SBI証券、楽天証券、マネックス証券と続き、SBI証券が人気なのが分かります。実際に使ってみるとUI/UXが絶望的で昔の「さくらインターネットサーバー」くらい分かりにくいです。

「PayPay証券」は優れたUI/UXで使いやすい

開発者やデザイナーが優れているためか、 とにかくシンプルで使いやすいユーザーインターフェースになっています。投資家が知りたい情報が集約されているのと、 どこを押せば購入や売却ができるのかが一目でわかるようになっています。
どれだけ含み損が発生しているか一瞬で分かります(白目)

唯一悪いところは、自社でチャートの提供していないので、「購入画面から株価のチャートを表示させることができない」ことです。 参考程度にボタンがあるのですが、Bloombergの最新チャート情報に飛ばされます。

「SBI証券」はポンコツ20年前のインターフェイス

2週間程度みっちり使うと慣れるのですが、 とにかくユーザーインターフェースがひどいです。
ツールバーがページによって移動したり、どこから取引すれば良いか分からないようなUIです。

このような感じに、ページごとにツールバーが変更され元のページに戻れなくなることもあります。「My資産」を押すと、その前の画面の取引に移動できなくなり、 ページ内リンクをさまようことになります。

e-taxやeLTXと良い勝負で、プロのウェブデザイナーでも、どこを押していいのかわからなくなります。また外貨建ての資産の場合、USドルなど日本円の換算の反映が数時間遅れているので、正確な資産を知るには、自力で計算する必要があります。
特に、最近のように1日に1ドルが何円も動く場合は、実際と大きく異なる数字が表示されることになります。

「PayPay証券」と「SBI証券」の手数料の違い

ここまで使いにくいSBI証券ですが、やはり専業トレーダーも利用していることもあり、手数料が安いです。SBI証券は外貨建てで資金を確保できることや、 海外ETFや投資信託や債券など、 非常に豊富な金融商品を自由に購入することができます。

つまり、とりあえずドルに換金しておき、任意のタイミングでそのドルの資産から購入できるので、こうした複雑なトレードには確実にSBI証券の方が向いています。PayPay証券は、複雑な操作が無いので、初めて投資をするような人には使いやすくおすすめです。

具体的に、同じ金融商品を購入すると仮定して、手数料を比較してみます。

「PayPay証券」の手数料

時間帯 取引手数料相当額
現地時間 9:30 ~ 16:00

  • 日本時間 23:30 ~ 6:00 (夏時間:22:30 ~ 5:00)
「基準価格」に0.5%を乗じた価格
上記以外の時間帯 「基準価格」に0.7%を乗じた価格

為替手数料相当額

円貨と外貨を交換する際の為替レートは、外国為替市場の動向を踏まえて当社が決定した為替レートに1米ドルあたり35銭を買付けの場合は加算したレート、売付けの場合は減算したレートがそれぞれ適用されます。

先日も少し紹介しましたが、上記のように、 為替の手数料と、購入時に基準価格に対して取引手数料がかかります。

Screenshot

iシェアーズ米国国債20年超(TLT)
買付為替レート 147.80円
買付株価 95.97ドル

こちらがPayPal証券の手数料の一例です。
実際の株価や為替に上乗せされているので、 手数料がいくらか具体的に表示はされていません。

ただ、購入した瞬間に購入銘柄の資産が2%程度減っているので、体感的にはその程度になっています。具体的にSBI証券と比較していきます。

「SBI証券」の手数料

SBI証券もダイレクトに日本円から購入できるのですが、一度ドルを購入してから、対象のETFを購入した方が手数料が有利なようです。
私は電子交付設定等を有効化しているので、ゼロ革命対象のようなのですが、なぜかこの画面では手数料が発生するのかどうかわかりません。UI/UXがe-TAXだと思えば、この程度のことは許してしまいますね。

iシェアーズ米国国債20年超(TLT)
買付為替レート 147.46円

買付株価 95.75ドル (現在値95.32ドル+手数料0.45%)

「PayPay証券」と「SBI証券」手数料の比較結果

同じiシェアーズ米国国債20年超(TLT)を、日本円で1万円分購入すると仮定します。

PayPay証券の場合は67.74株
SBI証券の場合は67.81株

やはり事前の情報通り、SBI証券の方が手数料が低く、お得に取引できることとなります。
取引する金融商品によっても異なるのですが、今回比較したTLTでは、SBI証券とPayPay証券で手数料0.43%の違いがありました。

10万円購入すると、SBI証券の方が283円安くなります。
100万円購入すると、SBI証券の方が2,830円安くなります。

このことから、10万円程度であれば手数料の差は少ないので、PayPay証券を使っても全然問題ないと思います。ただし、本格的に100万円以上の投資をスタートするのであれば、売却時の手数料などを考慮してもSBI証券の方が得になるといえます。

手数料の比較した感想

個人的には、今回比較するまでPayPay証券の手数料の方が圧倒的に高くて、ぼったくりではないかと思っていたほどです。
ですが実際に取引をしてみると、購入できた数量がSBI証券とあまり変わらないこともあり、気になって実際に比較してみると想像よりも手数料の差は少ないようでした。

本格的に投資をスタートしたいのであれば、SBI証券を選び、数千円からスタートしたいのであれば、PayPay証券を利用するのが良さそうです。

PayPay証券
https://www.paypay-sec.co.jp/

SBI証券
https://www.sbisec.co.jp/

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