かっこいい人になりたい!と思ったあなたのために。「今すぐ大人になれる本」編集部が、カッコいい大人になるための5つの方法を伝授します。
自分の知っていることが絶対だと思わない
よくネット上でかわされている会話は、こんな感じ。
「いや、〜だろ」
「〜だと思っているやつは馬鹿」
「〜で決定」
でもそれはあまりカッコいい大人のコミュニケーションとは言えません。
上のような会話をしてしまう大人は、つまるところ「自分の知っていることが全て」だと思い込んでしまっているからですね。
人はそれぞれ、その人生の中で出会ったものやイベントで自分の価値観を作り上げます。
例えば、親が毎日午後の3時にハロッズの紅茶でアフタヌーンティーをする習慣があれば、その子供はそれが普通だという価値観になります。そしてあらゆる紅茶に詳しくなり、味も覚えている。
あまり紅茶を飲まない家庭で育って、最近大人になってから紅茶を好きになった人は「アールグレイは美味しい」くらいの価値観です。
でも後者が、自分が非常に紅茶にはまっているから紅茶を理解していると思い込んでしまっていたら??
前者に向かって「ダージリンよりもアールグレイの方が美味しいのは常識。馬鹿じゃないの??」とこんなことを言ってしまうかもしれません。
でも毎日ハロッズの紅茶を飲む家庭で育った人は、アールグレイにも無段階なグレードがあるのを知っていますし、ファーストフラッシュとセカンドフラッシュの味の違いも知っている。ハロッズのアールグレイとマリアージュのアールグレイの味の違いも分かる。
そしてアールグレイとダージリンは「比べられるもの」ではなく「2つの違ったもの」であることも知っています。
これでは後者の見識が狭いことが丸見え。かっこ悪い大人になってしまいます。
例えとして紅茶の話を出しましたが、実際には生きているうえで遭遇するあらゆる分野には「上」がいます。しかもそういう「上」の人ほどひけらかさない。
「ダージリンよりもアールグレイの方が美味しいのは常識。馬鹿じゃないの??」なんて知らずに言ってしまうように、恥をかくことになります。
代わりに「アールグレイが好き」と言っておけば普通の人は「ああ、お洒落だね」となり、知っている人も「アールグレイ良いよね」と言ってくれるでしょう。
自分の知っていることが全てだと思わず、常に新しく「知りたい」という謙虚な姿勢でいればずっとカッコいい大人になります。
いろんな人がいることを認める
世の中には実にいろいんな人がいます。
そしてそれは過去の経験など、それまでの人生の全てで形成された人格です。
人にはそれぞれ「正しい」と思う基準があり、「好き嫌い」もあります。
「マクドナルドめちゃくちゃうまいよね」という人もいれば、「マクドナルドなんか食べ物じゃない」と思う人もいます。
前者が後者に「は?マクドナルドうまいじゃん」と説教するのはとてもかっこ悪いこと。
なぜなら味の感じ方は個人差が最も大きいもののひとつ。
それを自分の基準だけ当てはめて語るのは、「頭が固い」「人のことを理解できない」「一面的で頭が悪い」人だと思われてしまいがち。
頭の良い、カッコいい大人は否定せず、押し付けません。
別に仲の良い友人がマクドナルドを嫌いだからと言って自分はマクドナルドを食べなくなる必要はありません。でも頭のいいカッコいい大人はその瞬間からマクドナルドの話は絶対にせず、その友人がいるときには絶対マクドナルドにはいかない。
1人のときや別の友人とはマクドナルドにもいく。
世の中にはいろいろな人がいます。それを知って、「主観」から一歩引いた目で「ああ、こういう人もいるんだな」と毎回自分に言い聞かせてみましょう。
怒ることも少なくなり、常に冷静な大人になれます。
人の話ばかりせず自分を磨く
「同じゼミの〜くんってイケメンじゃない?」
「〜さんめっちゃ優しいよね。私に〜してくれた」
「〜さんって知ってる?? えマジで知ってるの??」
「前〜で会ったことあるよね??」
などなど、スターバックスなどにいると、ずっと共通の友人の話や他人の話ばかりしている人も多いです。
でも中身のあるカッコいい大人がこういう話を長々としているのは、あまり聞いたことがありません。
では彼らの会話の内容はどんなもの??
中身があるカッコいい大人は、これからのことや自分が取り組んでいることを話し、相手が持っている知識や体験、価値観を聞きます。
「それ面白いね。どうやって広めるの??」
「へえ、それもうちょっと教えてよ」
と相手の知識や企画に興味を持ち、常に積極的に知ろうとしているのが一番の特徴。
それは相手から様々な価値観を分けてもらい、自分を磨いているからです。代わりに自分は自分の持っている価値観を分け与える。すると相手も自分の世界観を広げられる。
常にプラスでポジティブな関係です。
かっこいい大人になりたい人はいつまでも「他人」の話をしていてはもったいない。これから自分が挑戦しようとしていることや、取り組んでいること、持っている知識について話し、相手の経験や知識、価値観を積極的に貰うような話をしましょう。
小さなコミュニティーで認めてもらおうとしない
Facebookなどが流行してから、自分の仲間内でいかに目立ち、認めてもらえるかばかりを考えてしまう人が増えています。
本当はそれほど大きくないイベント企画を壮大なプロジェクトに書き立てたり、別にプロでもないのにあたかもプロで仕事をもらっているかのように「〜にお呼ばれしました」などと書いたり。
そういった「盛り」は仲間内ではすごい、と言われますが本当は中身が無い。
かっこいい大人のすべきことは、そんな小さなコミュニティーでえらくなることではありません。
本当にプロジェクトを広げ、本物のプロを目指し、結果として人に認められること。
中身がないと「人に認めてもらうこと」で満足しようとしますが、中身があれば「達成すること」そのものに価値を見いだすようになる。
本当に成功している大人は人に認めてもらうことに執着しません。なぜなら本当に成功すれば、自ずと認められるからですね。
そういう人々にとって中身がないのに飾り立てて「認めてもらおう」と必死になっている人はみじめにしか見えません。
小さなところで自分を満足させようとせず、上を目指せるようなかっこいい大人になりたいものです。
分相応という考え方をやめる
日本には習慣として、身分相応という考え方がありますよね。
でもその身分相応という言葉は立場が上の人のための言葉、つまり「小僧が出しゃばるな」という意味の言葉です。
成功するカッコいい大人になりたければ、分相応という言葉は捨てましょう。
例えばあなたが今、自分はあまりお金がないから夕食はコンビニ弁当で良いや。と毎日コンビニ弁当を買っていたら。
常に生活はコンビニ弁当で、部屋もコンビニ弁当が似合う部屋で、車もコンビニで弁当を買うのに最適な車のままでしょう。
でも一度無理をして、お洒落な格好をしてホテルのビュッフェに食事をしに行ってみたとしたら??
「こんなにお洒落で華やかな生活があるんだ!」
と感動するはず。
そしてまずはときどきでもそんな食事を出来るように仕事を頑張ろう、と努力する。それである程度そういう食事が出来るようになってくると、そのホテルのレストランの雰囲気にふさわしい服も車も欲しくなる。
まずはお洒落な服や車を頑張って買えるように努力する。
いざお洒落な服や車を買うと、それを置いて生活する部屋もお洒落にしたくなる。そこまでお洒落になれば、関わる人もお洒落で頭のいい人になる。
成功している人はこのように、常にどん欲にひとつ上の世界に踏み入ることによって、自分の住む世界を強制的にレベルアップさせていくのです。
だから分相応は忘れましょう。
もちろん散財したらダメですが、自分の価値観のレベルをあげるために、ときには高級な食事をしてみたり、お洒落なところに行ってみたり、良い服を買ってみたりという積極的な行動が大切です。
いかがでしたか。
これであなたもちょっと、カッコいい大人になれるはず。
コメント
田中さん、とっても頑張ってたんですね。
自分を見ているようで本当に読んでいて恥ずかしくなりました。