京都五条の和菓子『五建外良屋』を食べてみた感想

FOOD & DRINK

大変美味しそうな和菓子が売っていたので購入してみました。

最初はこの大きなみたらし団子に釣られたのですが、よく見ると水饅頭やわらび餅まで売っています。あまりに魅力的な見た目だったので、すべて購入してしまいました。

京都の人気名物和菓子といえば老舗ういろう店の五建外良屋
http://www.gokenuiro.jp/

帰ってから調べると、京都五条で有名なお店だったようで、主にういろが定番商品になるようです。実際にういろも売っていたのですが、個人的には名古屋のイメージが強かったので、今回は食べたいやつだけ購入しました。

こちらが一番気になった見たらし団子です。
実際に写真を撮ろうと思ったのですが、一口食べたらあまりの美味しさに、写真を撮るのを忘れてしまいました。

もっちりとしていて歯ごたえの良い団子はもちろんですが、表面のみたらし団子の醤油の香りがとても良く、コクが強い、大変良い団子です。スーパーに売っているようなインチキ団子ばかり食べていたので、久々に本格的な香りのよく味もある団子を食べて感激してしまいました。

おそらく、原材料や調味料にもこだわっているのだと思います。

こちらは、笹の葉にくるまれた水饅頭です。
冷やしてから食べるのはもちろんですが、食べる直前に浄水などきれいな水で表面を潤すことも大事です。

一番いいのは生産地の湧き水などで合わせることですが、 それができなくても、家庭のちょっといいお水などで浸してあげると、より味が良くなります。

見るからに美味しそうですが、実際に食べても言葉が出ないほどに素晴らしいものでした。
本葛の味わいが上品で、夏っぽさを感じるだけでなく、中のこしあんが滑らかできめ細かく、液体のように感じるほどです。

https://otonaninareru.net/38588/

水の都、大垣名物「水まんじゅう」のお土産を以前レビューしましたが、どちらも甲乙をつけがたい仕上がりです。
素材の良さが際立っているのが、大垣のものです。使用する湧き水が良すぎるということもあります。個人的には京都の水饅頭の方が、上品で洗練されているような感覚を受けました。

こちらはプレーンの「わらび餅」です。
箱に入っていてかわいらしいです。 きなこ餅が付属しているので、お好みでかけて召し上がりください。

最初に2種類食べてしまったので、こちらは翌日に食べたのですが、 2日目でも信じられないくらいに美味しいです。

まず、きな粉の品質が格段に良いです。

私は生粋なチャッキリ(静岡市民)なので、あべかわ餅という、きな粉に包まれた餅をよく食べていました。きな粉というのは産地によってかなり香りや味わいに差が出ます。大豆の産地が外国産だと、香りが弱く、酸化したニュアンスが出ていることもあり、ぱさついただけのパウダーになっていることがあります。

ところが、こちらのわらび餅を食べると、きな粉がまるで挽き立ての香り、食べる前から上品な香りが漂ってきます。その中に既に砂糖がまぶしてあり、素晴らしいバランスの良さです。
本わらび粉も濃厚で味わいが深いです。こちらもまた材料の良さが際立ちます。

いずれも、作り方こそ地味な和菓子ですが、 一つ一つの材料を丁寧に仕上げた感覚があります。

個人的には「京都のお菓子」というのは有名観光地になりすぎていて、 インチキなものも多く出回っていると思います。大量生産できるものから、海外原材料ばかり使ってコストを削減したもの、お土産用に長期間保存できるものなど、がっかりするようなものも多く存在しています。

『五建外良屋』の和菓子は、原材料はもちろんのこと、とても丁寧な作り方をしていて感動を受けました。少し値段が高いなと思ったのですが、 ここまで良い品質のものを作っていると、むしろ割安にさえ感じてしまうほどでした。

またもう一つ良かったなと思う点はボリュームがしっかりあることです。
体格の大きい成人男性がお茶受けとして食べても、満足感があるほどに大きいので、食べる量が少ない女性からしたら、大きめだなと感じてしまうほどかもしれません。
最近は何でもサイズが小さくなりがちなので大変ありがたかったです。

次回は名物のういろを食べてみようと思います。
みなさんも京都にいかれたり、出展ブースで見かけたら絶対に購入してみてください!

社名 五建外良屋(ごけんういろ)
住所 〒605-0846
京都市東山区五条橋東2-18-1
代表者 谷川  博造
TEL 075-541-7371
FAX 075-561-6103
Website http://www.gokenuiro.jp
取扱商品
代表商品
五建ういろ
お店からのコメント
「外良(ういろ)」は、十四世紀の中頃に中国から清涼剤や不老長生の薬として伝来し、菓子としての「外良」は、形が薬の外良に似ている所から外良餅と呼ばれ、後に菓子として一層の工夫を凝らし今日の「ういろ」となりました。
「五建ういろ」は、牛若丸と弁慶で有名な五条の地で安政年間、建仁寺に六波羅蜜寺、清水寺、鳥辺野詣の客のため茶店を構えたのが始まりで、五代目の今日に至るまで「老舗」の味づくりに懸命の努力をいたしております。
出典元:http://www.kyoto-meisan.jp/shops/goken_uiro/

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