腕時計を買いに「時計の聖地」と呼ばれる、中野ブロードウェイに行ってみました

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こんにちは、はっしーです。

普段は「初期アバター」と呼ばれるほどシンプルで、ユニクロとアウトレットモールで買った服を着回している35歳なのですが、久々に腕時計を見たくなり中野まで行ってみました。

中野ブロードウェイとは?

行ったことがない方のために説明すると、中野ブロードウェイは中野駅から徒歩5分ほどのところにあるビル型の商店街です。築57年と大変古いのですが、様々な個人商店が密集していて、昔の地方にあった商店街を思い出すような楽しさがあります。

地下には生鮮食品が売られていたり、アンティークのアクセサリーが売られていたり、ゲームセンターがすぐそばにあったりと、混沌としている感じが本当に楽しいです。

はじめは渋谷や新宿で時計を見ようと思ったのですが、新品のハイブランドの時計は百貨店に行けばありますが、少しマニアックな機械式時計は意外にも取り扱いがありません。所々に買い取りショップを併設した中古腕時計屋さんは存在するのですが、品揃えがかなり偏っています。

そんなわけで「時計の聖地」と呼ばれる、中野ブロードウェイを訪れたのですが、中野駅はアクセスが良く「JR中央線中央特快」で新宿駅から僅か4分です。北口改札を出ると、すぐ前にサンモールという商店街があります。その商店街をまっすぐ行くと、ブロードウェイに到着します。

中野ブロードウェイの3階には、多くの腕時計屋さんが集結

1階にもいくつか時計屋さんがありますが、3階には8軒ほどの時計専門店が集結しています。特に高級な価格帯のものが多く、中には100万円以上の時計を中心に扱うショップもあります。

午前10時くらいから営業しているお店もありますが、11時頃にならないと開かないお店が中心で、個人店には昼くらいからオープンするお店もあります。あまり早く到着しすぎてしまうと、想像以上に暇な時間ができてしまうので、昼過ぎに到着するくらいでも全然良いかと思います。

4年ほど前に訪れたことがありますが、その時と比べると雰囲気が変化していました。どちらかというとインバウンド観光客向けにシフトしつつあり、在庫がほとんどないショールームのような雰囲気の腕時計屋さんもあります。

少し残念だなと思ったのが、定番の高級時計ばかりで、マニアックな昔の機械式時計の在庫を並べているお店が少なかったことです。定番の高級時計も現行品が多く、20〜30年以上前のビンテージモデルはあまり取り扱いがないようでした。また、スポーツウォッチが中心で、オーデマピゲやロレックスのようなものが目立ちます。

ロレックス (Rolex)、オーデマ・ピゲ (Audemars Piguet)、パテック・フィリップ (Patek Philippe)、ヴァシュロン・コンスタンタン (Vacheron Constantin)、ブレゲ (Breguet)、オメガ (Omega)、ブランパン (Blancpain) など腕時計雑誌で特集されるようなブランドは、非常に在庫が豊富でした。

ビンテージ&アンティークウォッチは少なめ?

昔はもっとビンテージウォッチを取り扱っているお店があったような気がするのですが、現在はほんの少しお店があるだけで、古いものはあまり置いていませんでした。アンティークウォッチを中心に扱っている店もありますが、少し営業方法が強引な気がしました。また、状態があまり良くないものも強気の値段設定になっていると思いました。

個人的にはチュードル、エルジン、パーカー、ハミルトン、セイコーなどの1950年〜1960年代のモデルを見たかったのですが、買える予算内でちょうどいいものはありませんでした。オールドのロレックスもありそうですが、在庫はほとんどなく、現行のモデルが大半を占めていました。

アンティークやヴィンテージの時計を探している人は、もしかしたら銀座の方が理想とするお店があるのかもしれません。コロナ前は銀座でちょいちょい時計を見ていたのですが、その頃はまだ職人が一人で営業をしていて、すべてお店でオーバーホールをしているような個人店がポツポツとありました。そうした個人店の印象が強かったので、このブロードウェイの中には仕入れだけを行い、オーバーホールは外注するようなお店も混ざっていそうでした。

中野ブロードウェイは人気の現行モデルが豊富

私の場合は、少し古い機械式時計が好きなので、 ちょっとピンとこなかったのですが、現行の 高級時計は 在庫が非常に豊富で、 同じモデルの中でもバリエーション展開しているようなものは、 実際に着用しながら比較でき、良いなと思いました。

特にスイス製の高級時計の場合は、 本国でのメンテナンスやオーバーホールが可能なものも多く、 最近では並行輸入という概念もなく、 どこの国で購入しても一律で同じサービスを受けれる場合もあります。
そういった意味では、わざわざ百貨店で新品を低価で購入せずとも、 手頃になった価格でのブランド時計をブロードウェイで購入して、 メンテナンスだけ本国で任せても良いかもしれませんね。

この日はインバウンド観光客もかなり訪れていて、最近の極度な円安とタックスフリーを考えると、彼ら旅行者にとって高級腕時計がかなり安く入手できるのかもしれません。

腕時計の仕入れ価格も上昇していると思うので、5年10年前の感覚がある人からすると、どれも少し高いなという印象を受けると思いますが、そういう時代なのでしょうがないかもしれませんね。

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