【メンズ】男のエルメス バッグ入門 〜 おすすめモデル7選

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エルメスは永遠の憧れとも言えるブランドだ。

世界で最もラグジュアリーなブランドとして確固たる地位を築き、そのバッグは世界中のセレブ達のアイコンとなっている。

しかしエルメスはどうしても、レディースの印象が強い。エルメスは多くのアイテムをユニセックスとして展開しているが、実際にはメンズに似合うモデルは限られているものである。

またバーキンを男が持つことについては、賛否両論である。

今回はこれから始めてエルメスに挑戦したい男性のために、メンズ エルメスの選び方やオススメモデルなどを紹介していこう。

 


編集長のおすすめ記事 : 《AUGUSTO アウグスト》ローマ製メンズ・ラグジュアリーバッグが本格上陸


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エルメスのバッグは基本的に女性的なイメージ?

まず大前提として言えることは、エルメスのバッグが基本的にかなりフェミニンな物であるということだ。

これは世間一般のイメージがどうこう、というような話ではなく、レザーや色、作りやデザインといった実に具体的な問題である。

例えばメンズ バッグといえば、基本はカーフを用いることが多い。色は黒やブラウンといったダークトーンが多く、作りは剛健で金具のデザインも含めてかなり無骨な感じがあるものである。

それに対してエルメスのバッグは、柔らかなシボ革(トゴやトリヨンクレマンスなど)や、いわゆるサフィアーノのような型押しのレザーを使うことが多い。

こういったレザーはもちろんメンズにも使われるが、エルメスの場合にはパステルなカラーを多く用いるため、レディースらしさがある。

また最も大きな違いは、華奢さである。

例えば後述のバーキン。レディースの定番であるバーキンでも、さすがに40ともなれば立派なメンズサイズである。にも関わらずなぜかレディースな雰囲気が漂う。ハンドルの細さや付け根のデザイン、ファスナーの幅やステッチの繊細さを見てみよう。

全体的に華奢で、上品な雰囲気なのだ。これが、大きさはメンズと同じでも多くのエルメスのバッグがフェミニンに見える理由である。

男性がエルメスのバッグを選ぶときの基本的なポイント

では、実際にメンズがエルメスのバッグを選ぶときには、どういう基準で選ぶと良いだろう。

メンズ向けモデルを選ぶのが無難

最もシンプルなのは、メンズ向けのモデルを選ぶことである。そうすれば、どんなサイズでも色でも基本的には違和感なく持つことができる。

メンズにおすすめのモデルは後ほど紹介する。

以下は特にユニセックスと言われているエルメスのバッグをメンズが持つときに、基準にしたい点である。

黒、ネイビー、ブラウン、グレージュあたりを狙う

エルメスといえば、オレンジやゴールド系の色である。いかにもこのブランドらしい華やかな色には、きっと魅了されてしまうことだろう。

しかしメンズで、特にメンズ向けでないエルメスのバッグを選ぶのであれば、色はダークカラーにするのが無難だ。

例えば黒やネイビー、そしてブラウンやグレージュあたりだ。普段黒い靴が多ければ黒系、ネイビー系が使いやすいはずだ。ブラウンの靴が多ければブラウンやグレージュが良いだろう。

エルメスのブラウンでおすすめなのはベーシックな焦げ茶のショコラ、やや赤みの強いマロンフォンセ、黒に近いエベーヌ。定番のグレージュカラーであるエトゥープは、メンズにもよく似合う色だ。

サイズは40が良い

さてエルメスのバッグの特徴として、サイズ展開が豊富なことが挙げられる。

例えばバーキンであれば、25…30…35…40….と実に多くのサイズで作られている。バーキンがやや縦長になったようなデザインのオータクロアなら60なんていうキングサイズもある。夜逃げするのにもぴったりな大容量旅行バッグである。

メンズにおすすめなのは、普段使いならば圧倒的に40(横幅40cmモデル)である。

そもそもレディースバッグであるバーキンだが、40になると女性の普段持ちはほぼ不可能と言われている。それこそがメンズにおすすめな理由である。

また別の記事でも紹介したように、メンズのブリーフケースやトートバッグは圧倒的に横幅40cm程度の物が多い。

旅行であれば50サイズもおすすめである。

金具はシルバーが使いやすい

最近ではエルメスのメンズ向けモデルのほとんどがシルバー金具となっており、ゴールド金具が入荷するのは稀だという。

そもそも「クラシックよりモダン」「エレガントよりクール」の時代である。メンズは圧倒的にゴールドよりもシルバーが人気だ。

またエルメスのゴールドはよく時計等にも用いられるピンクゴールドではなく、完全なイエローゴールドであることが多い。それもあって少しレディースっぽい雰囲気に感じられる。

もしできるのであれば、シルバー金具のモデルを選んだ方が男性にはよく似合う。ただし、普段からゴールドの時計やベルトを多く着用している人は、ゴールド金具でも良いだろう。

男性におすすめのエルメス バッグ モデルとは?

では実際にエルメスのバッグを買うのであれば、どんなモデルがいいのだろうか。

ここでおすすめ順に紹介していこう。

1. エルメス サックアデペッシュ(メンズ向けモデル)

エルメスの数あるモデルの中でも、特にメンズにおすすめなのはやはり、クラシックなブリーフケースであるサックアデペッシュである。

一番ポピュラーな38cmのモデルは、パソコンや書類を入れるのにもちょうど十分なサイズで、大きすぎないのでスマートな雰囲気だ。ただしサックアデペッシュの持ち手は金具を使わないデザインなので、あまり重いものをたくさん入れることはできない。すぐに型崩れする。その点をよく考える必要がある。

ちなみにサックアデペッシュには、ブリーフケースなのに何も入らない27というサイズがある。これはこれで、クラッチバッグがわりにお洒落だ。

このデザインであれば、オレンジやゴールド系、水色等でも十分男性に似合うと言える。

2. エルメス ヴィクトリア ライト(メンズ向けモデル)

レディースの定番であるヴィクトリアシリーズは、もともとボストンバッグである。それを薄くし、ちょうどブリーフケースのサイズに収めたのがこのヴィクトリア ライト。

なんとも言えない脱力感のある持ち手のデザインだが、見る人が見ればすぐにエルメスとわかる。ツーハンドルなのでカジュアルに使うことができ、バッグ自体も軽いのでビジネスでもカジュアルでもよく馴染む。

デメリットは持ち手がデリケートで痛みやすい点だ。書類等を入れるのならばいいが、ノートパソコン等は難しい。

3. プリュムドッグ(メンズ向けモデル)

メンズのビジネス向けとしてエルメスで最も実用的なのが、このプリュムドッグである。

これもまたレディースの定番であるプリュムのシリーズ(長いハンドルとスクエアなボディが特徴のボストン)を、メンズのブリーフケースに落とし込んだモデルだ。

このモデルの最大の特徴は実用性である。ハンドルが金具で取り付けられているので、他のエルメスのバッグに比べると耐久性がある。

また約38cmの横幅で十分な容量もある。外には簡単なポケットが一つ付いており、雑誌や新聞、あるいはiPadなどをさらりと差して持ち歩くことができる。(ただしこのポケットに色々と入れると型崩れしやすいので注意だ)

このバッグなら、やはり黒にシルバー金具が良いだろう。

4. ケリーデペッシュ(メンズ向けモデル)

実用性という意味ではとても他にはかなわないが、一見してエルメスとわかるデザインのメンズ向けバッグが欲しいのであれば、ケリーデペッシュしかないだろう。

というのも、このケリーデペッシュだけが、バーキンやケリーと同じディテール(金具デザイン)を持ったブリーフケースだからである。

左右から伸びるストラップを全面で金具に留めるデザインは、やはり憧れである。

しかしハンドルの取り付け部分が痛みやすかったり、ストラップにひび割れが生じやすかったりと、耐久性はイマイチである。また開けるのに手間取るので、会議で自分だけ資料を出すのに時間がかかり恥をかく可能性がある。

サイズは34と38があり、どちらも実用性にそれほどの違いはない。

5. エルメス エッフェル(ユニセックス モデル)

さて、上のプリュムドッグを小さくしてハンドルをシンプルなバーキンと同じ取り付け方にしたのが、エッフェルというモデルである。流通量が少ないので、知らない人も多いだろう。

このモデルの特徴はほとんどプリュムドッグやヴィクトリア ライトと同じだが、サイズは35cmと比較的コンパクトだ。そのため一応ユニセックス モデルとなっている。

ちょっとフェミニンなので、体格の大きい人にはおすすめしない。

金具の色はゴールドが多いので、相性の良いキャメル系の色などもおすすめだ。

6. シティホール(メンズ向けモデル)

エルメス メンズ向けバッグの中でもダントツの重厚感を誇るのが、このシティホールである。比較的新しいモデルだが、その雰囲気はエルメスというよりはスウェインアドニーやエッティンガーといった感じだ。そういった英国のバッグを意識してか、素材はボックスカーフが多い。

38cmの実用的なサイズと耐久性のあるハンドルデザイン、そしてエルメスでは珍しい使い込むことで味の出るような雰囲気が、メンズにぴったりである。

おすすめはブラックやネイビー、タンなどのボックスカーフ。自分で手入れをしながら、何年も使いたい。

7. エルメス バーキン 40(ユニセックス モデル)

さて、ここからが賛否両論のあるモデルである。まずはエルメスの最も有名なモデルであるバーキン。

このメンズがアリかナシか、というのは難しい。できれば別の上記のようなメンズが使いやすいモデルを選ぶのが無難だが、もちろんバーキンが男性に似合わないというわけではないのである。

大事なのは全体的なバランスであえる。

例えば明るい色のバーキンにピタピタのスキニーデニムでは、あまりにもレディースっぽい雰囲気になりすぎる。

逆にクラシックな雰囲気のトラウザーを着用し、しっかりとした革靴を履いて、美しいドレスシャツ を着ていれば、ぐっと説得力が出る。紳士的な着こなしにダークカラーのバーキンであれば、誰も「男のバーキンはダサい」と言わないはずだ。

おすすめはネイビー、ブラック、エトゥープ、ブラウンといったシックなカラーにシルバー金具のバーキン 40。とはいえマチも大きく、巨大なので普段使いというよりは旅行や出張用になるだろう。(かと言って重いものを入れてはならない)

8. ボリード リラックス 40(ユニセックスモデル)

丸みを帯びたデザインが魅力のボリード。とてもエレガントな雰囲気なので、メンズでも挑戦したいという人は多いはずだ。しかしボリードはもともとがレディースライクな雰囲気なので、難しい。

メンズが持つのであれば大きなサイズが良いが、最近では47という途方もなく大きなサイズしか展開がないので、セカンドハンドを狙うしかない。

ボリード 45 というモデルもあるが、これも旅行には良いが普段使いには大きすぎる。

おすすめは40サイズの展開があるボリード リラックスである。やや柔らかいレザーを使用し、通常モデルよりも少し縦長なボリード リラックスは、通常モデルに比べるとかなりメンズ バッグとして使いやすいデザインと言えるだろう。

ともすると主張の激しくなりがちな、エルメスのバッグである。

持つときにはやはり、シックなジャケットやトラウザーでエレガントに決めて着こなしていると、エルメスの持つ上品さが際立つだろう。

それでもエルメスは難しいという人は、以下にメンズバッグのおすすめブランドを紹介しているので、チェックして欲しい。

 

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メンズバッグを探している人に一番おすすめなのが、イタリア・ローマ製の最高峰メンズバッグブランド『アウグスト』である。
20万円以下から買えるが、圧倒的なクオリティで定価50万円のバッグと並べても引けを取らない。洗練された一流の美しさと、ノートPCを入れて毎日使える耐久性を兼ね備えた稀有なメンズバッグだ。

特集記事 : 《AUGUSTO アウグスト》ローマ製メンズ・ラグジュアリーバッグが本格上陸

 

 

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