ボローニャの名職人 ENZO BONAFE エンツォ ボナフェ
イタリアの靴ブランドとして日本で有名なのは、STEFANO BEMER ステファノ ベーメルやSILVANO LATTANZI シルヴァノ ラッタンジかもしれませんが、イタリアで圧倒的な評価を得ているのはこのENZO BONAFE エンツォ ボナフェです。
STEFANO BRANCHINI ステファノ ブランキーニやPERON E PERON ペロン エ ペロンと同じボローニャに工房を構えています。ボローニャは実に美しい街ですが、優れた革製品や工芸品が集まっていることで、実は有名です。日本人の観光客は比較的少ないものの、イタリア人が買い物に訪れることも多い街です。
現在は80歳を超える高齢でありながら、常に現役の職人であり続けることを望むENZO BONAFE エンツォ ボナフェ。10代前半から靴づくりを始めてもはや職人歴70年の、人間国宝のような職人です。ちなみに最初の15年は同じくボローニャで一番の老舗とも言えるA. TESTONI アメデオ テストーニで活躍しています。彼が自分の工房を開いたのは、1963年、テストーニから独立したあとでした。
エンツォ ボナフェ 技術で裏打ちされた芸術
常に品質にこだわる彼が作る靴は、細部まで美しく隙がない。芸術的なフォルムで魅了する艶やかなイタリア靴でありながら、繊細で精巧な作りのおかげで非常に品が良く見える。洒脱さと重厚感のバランスは、この作りの良さから生まれているのかもしれません。
手間のかかる九分仕立てで作られるENZO BONAFE エンツォ ボナフェの靴には、イタリアに存在する数多の革靴ブランドとは明らかに一線を画す、ハンドメイドならではの雰囲気がありますね。
ENZO BONAFE エンツォ ボナフェはかつてのローマ法王ヨハネ・パウロ2世も愛用していました。1986年にはイタリア共和制40周年の式典において大統領から表彰もされています。
ただ他の靴の例に漏れず最近はENZO BONAFE エンツォ ボナフェも値段が少しずつ上がっており、手の届く範囲内のうちに是非手に入れておきたいですね。
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