私自身、頭が悪いので産地の名前を覚えることができません。
唯一覚えることができたのがブルゴーニュの村名で、台湾茶・中国茶は大きな有名産地を覚えるのがやっとで、地図を見せられても正しい位置を当てることもできず、標高さえも曖昧な知識でやっています。
小さい頃から固有名詞を覚えるのが苦手で、曲の歌詞さえも覚えることができません。
ただ幸い、味覚の方はまだいくらかマシで、飲んで美味しい茶かどうか程度は判断がつきます。
今回飲んだのが、「杉林渓高山茶 石壁」とういうもので、メルカリで入手した台湾茶です。
一口飲んだ瞬間に「こりゃ、シャインマスカットだ!それも白いブルームのついた、皮がぱりっとした特上のマスカットからしかしない特有の香りがある(もしかして人はそれを…)」という感想でした。
パッケージをみると杉林渓と書いてあるので、すぎばやしけいこくと検索してみると、杉林渓高山茶(さんりーしーこうざんちゃ)の特徴は〜と出ているので、「あ、コレがサンリーシーか!」と、りんりんの10年遅れでサンリーシーの魅力に気がついてしまいました。
めっちゃ雑ですが、大禹嶺は上質な米を炊いたときの香りや、米ぬかのようなほっこりとした香りに、コクや力強さを感じます。
今の所フルーティーさはあまり感じることがありません。
高山茶でも凍頂烏龍茶は、焙煎の香りとコク、バランスが良いものが多く、梨山はどことなくブルゴーニュのシャルドネのような綺羅びやかなエレガントな香りを感じます。
杉林渓は、下支えするミネラルと土壌の強さがあるのに、それほど重たくなくスッキリとした飲み口で、トップノートに明確なマスカットの香りがありました。
台湾茶については素人なので、杉林渓にウンカが原因でマスカテルフレーバーが発生するのかは分かりません。また、東方美人のような蜜香とも違う、明確なフレッシュな国産シャインマスカットの香りでした。
興味本位で検索してみると、杉林渓は写真のような渓谷に霧がたちこめて、その中で収穫をしているようです。
台湾茶は産地だけでなく、ブルゴーニュと同じように作り手や区画によって全く異なるので一概には言えませんが良い経験ができました。
出典元:https://www.google.com/maps/place/%E6%9D%89%E6%9E%97%E6%B8%93%E5%85%AC%E8%B7%AF
そして、来年こそは茶を真剣にやろうと思いました。