まさか自分が生きている間に、未知のウイルスによる感染症パンデミックや、国連常任理事国による侵略戦争が起こるとは思いませんでした。
日本もこのまま、何もないことを願いますが地震や自然災害のリスクは突然発生します。今回は「有事に備えておくと良いものリスト」を書き留めてみます。
一般的な持ち出しバッグの例は下記のようなものです。
非常用持ち出しバッグの内容の例
飲料水、食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
ヘルメット、防災ずきん、マスク、軍手
懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器
衣類、下着、毛布、タオル
洗面用具、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、携帯トイレ
これ以外にあると便利なもの
上記以外にもあると便利なものを紹介します。
最近では利用する人が非常に少なくなった「アマチュア無線」。これは停電だけでなく、携帯キャリアの基地局やデータセンターが影響・障害を受けたときでも連絡が取れる方法です。他にもCB無線と呼ばれる市民無線もありますが、どちらも許可や免許取得が必要な通信方式です。
出力の弱いものは特定小電力無線機というジャンルでトランシーバーとして販売されています。
ワイドバンドレシーバー
免許が無いと発信はできませんが、受信専用機であれば誰でも利用できます。無線傍受が趣味の人もずいぶん減りましたが、このようなハンディ機があると航空関係の通信や、防災関係の通信を聞くことができます。もちろんAM/FMラジオとしても利用できます。
ワイドバンドレシーバー(広帯域受信機)と呼ばれるように、幅広い無線が受信できますが、上記のような周波数手帳がないと防災無線などチャンネル合わせができません。自動スキャンもありますが、受信機と周波数手帳を持っていると、インターネットが完全に遮断されても情報を収集できます。
現状、日本では通信の方法がインターネットに完全に依存しています。LINEはサーバーが完全に国内に切り替えられましたが、有事の際にサービスが安定して利用できるかは未知です。防災なら復旧が早いですが、そうでない場合は遮断されるリスクもあります。
サバイバルシート
冬場は防寒は生命に関わります。色々な防災品を用意できれば良いのですが、毛布など持ち歩けるとは限らないので、このような防寒シートがあると安心です。急な状況ではコンビニに売っているようなレインコートなども流用できます。
防災用救助笛
大地震などで「72時間の壁」と呼ばれる救助の生存率を表す言葉があります。この際に瓦礫の下などで身動が取れないときは、小さな救助笛を持っているだけで生存率が上がります。スマホアプリでもありますが、バッテリーが心配です。
スマホアプリの場合は、モールス信号を利用したSOSのLEDライトが無料で公開されているので、山岳の遭難だけでなく緊急時に覚えておくと良いかもしれません。
カセットコンロ
個人的に常備をオススメするのが、カセットコンロです。有事の際に、食料と水は最優先で配給されるはずです。ただ、このカセットコンロがあると調理ができ、温かいものを食べれたり、暖を取る、殺菌や水の煮沸にも使えます。お風呂がない環境でも、タオルと温かい水があると状況が変わります。最悪、川の水でも沸騰させれば安全に飲むことができます。
パスタなど乾麺の備蓄
私の場合は、このカセットコンロとガスを常備しています。乾麺とコンロのガスは、保管期限が長く3年以上も使うことができます。
もちろん置き場があれば、ミネラルウォーターを大量にストックするべきです。上記のものを揃えておけば、1週間以上の飢えを凌ぐことができるので、防災対策としても乾麺や乾燥食品、カセットコンロは常備をおすすめします。
衛生環境も大切
ちなみに、災害でもなんでも長期戦になる場合はダンボールなどの組み立て式トイレがあると劇的に生活がマシになります。水洗トイレは1日で使用できなくなるので、組織であれば仮設トイレを下水直結、個人であればベランダに組み立てて毎回ゴミ袋に。こうすることで衛生環境も良くなります。
ちなみに東日本大震災の夜、私は都内を車で移動していたのですが、真っ暗の街の中で2~3件だけ明るいライトがついていました。
職業上か、キャンプ好きなどで家庭用に発電機を所有していたようです。道路に出して、明るく周囲を灯していたのが印象的でした。日本でも離島や厳しい環境な地域ほど、このような設備を所有していますが都会になるほどインフラが整い、快適で安全なので疎かになりがちです。今一度常備しているものを確認してみてください。