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初めてでも本当に分かる財務3表の理解法

「お?書店売上ランキングの上位に入ってた新書が220円じゃん!」と買ってみたのが、財務3表の理解法。
私が簿記を勉強したのは、商業高校在学中なので当時の知識で何となく分かったつもりでいました。久々におさらいしようと思って、購入したのですが中古本である小さなショックを受けてしまいました。

開始わずか4ページで挫折した姿が……

この前の所有者は、財務3表を理解しようと購入したようですが、なんと13ページ(トビラ抜いて4ページ)の謎の部分に罫線を引いて、それ以降のページは本を開いた様子がありません。
可哀想なことにたった数ページで挫折してしまいました。

これって仕方ないことで、前所有者を馬鹿にしたいわけではありません。実際に学びたいという意識から800円出して購入した訳ですし、私自身も『はじめての〈超ひも理論〉』 (講談社現代新書) 新書 – 2005/12/17を購入して15ページで挫折して以降全て新品のページになっています。

酒で酔っているときに、りんりん氏に解説をしてもらったら本書の千分の1ほどは理解できました。やはり、分からない分野というのは有識者に解説してもらうというのが一番覚えやすい気がします。
難しい言葉を柔らかい言葉に置き換えて説明してくれたり、何か別のことに例えて解説してくれることもあり、概要をつかみやすいです。

話が戻りますが、財務3表の解説も十分に初心者向けで分かりやすい解説をしているのですが、文章だけで読むと理解が難しいなと思いました。「貸借対照表は左右対称になりますよ」「左が現金で右が売上」ここまで理解できても、「負債の部と純資産の部がなぜ同じ列にあるの?」「資本金は株主から借り入れなのに純資産、銀行からの調達は負債の部??」
多少簿記の入力をしているような人でも、決算書を読むとなると??の連続になってしまうのも仕方ないと思います。

株式の勉強と財務3表を同時に進めることで理解しやすくなる

この問題を考えたときに、まず株式会社について理解せずに「商店の規模」で理解しようとしているのが難しい要因だと思います。本書の著者はプロフェッショナルなので、「初心者の理解できない」を理解するのが難しいのかもしれません。

「NIKKEI マネーのまなび」という好きなYoutubeチャンネルがあるのですが、知っているつもりでも良く分かってない単語を解説してくれます。今回、記事にしている財務3表と関係ないように思いますが、実はここの部分を理解していないと挫折する原因になります。
株式、債権、為替の順番で基礎を勉強してから、企業決算の講座に進むと財務3表がスラスラ理解できるようになるはずです。

動画でも、慣れないうちは細かな税法や勘定科目などを覚える必要はないと説明していますが、細部よりも大まかな概要から掴んだ方が財務3表を理解しやすいと思います。

入門動画を分かるまでリピートしてから書籍に移る

私自身、昨年初めてセルフ決算書を作って勉強始めた身でまだまだ超初心者なのですが、「入門動画を分かるまで見てから入門書籍に移る」これが一番覚えやすい方法だと思います。株式会社の仕組みを一度理解すると、BSで純資産の部と負債の部が理解しやすくなりますし、同時に決算書を読んだときに、その会社がどのような経営方針を持っているのか理解しやすくなります。自己資本比率や設備投資の見方が分かると株取引にも応用できます。
「NIKKEI マネーのまなび」では投資の入門解説もしていて、イマイチ分かったつもりの用語をわかり易く解説してくれています。株取引をしている人ならPERやPBRは知っていると思いますが、VIXやCDSなんかは原理を説明してと聞かれたら、ええと……となってしまいませんか。初心者だけでなく中級者でも、動画を1.5~1.75倍速にして理解できないない箇所がないかおさらいするというのも良いと思います。

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