まれにみる酷いデザインのプライベートブランドで有名なローソン。「四捨五入すれば自分の責任」と発言している佐藤オオキ氏は、買い手の未熟なデザイン感受性を理由にして、未だにローソンは酷いデザインのまま販売しています。せっかくPOSのビッグデータを活用できるのだから、試験的に別のデザインを使用してランダム化比較試験(RCT)を行えば顧客が何を求めているはハッキリするはずです。株主が可哀想ですね。
さて、今回はローソンの水!ファミマの美味しい水は「霧島」ということで決着がついたので、今回はローソンのPB水についてレビューしてみます。
中身が違う物を同じ商品名で売るローソン
マジで驚いたのですが、大きなペットボトルの水と、小さな紙パックの水、どちらも「天然水」として販売されています。しかし品質表示をよくみると、ペットボトルはキリンビバレッジのOEMで採水地が御殿場市、小さな紙パックの方はOEM元が株式会社ハバリーズ、採水地は佐賀県鹿島市浜町になっています。
全く産地の異なる特性の違う水を同じ「天然水」として売るのってどうなの?と思ってしまいました。
商品名が同じなら中身も同じにした方が良くないスか?と勝手ながらに心配しています。
大きなペットボトル 天然水 2,000ml
キリンのOEMですが、味の方は悪くないです!あっさりとキレのよい少し降水のような飲みやすさがあります。
硬度は59mg/Lです。ファミマの霧島が硬度150mg/Lなので、半分以下ですが飲みやすく喉越しがよく、スイスイ飲めます。常飲するのに良さそうです。サントリーの天然水、南アルプスと比較してもこちらの方がやや美味しいように感じます。厳密にはミネラル感が乏しく、もう少し飲んだときの喉越しが欲しいですが価格にしては美味しい水だと思います。
小さな紙パック 天然水 330ml
こちらは佐賀県の水です。硬度は190mg/Lという、かなりの硬水。
すごいミネラル感!!コレ水として売っていいの?ってくらいにミネラル感があり、ごくごく飲めます。
スポーツの後には最高に美味しいと思います。アルミパウチだからか紙臭さがなく、スタバのストローのように「うええ臭せえ!」と怒り狂うことにはなりません。
実は、紙パックの水を買って「こんなにまずい」というネガティブキャンペーンをしようと思ったのですが、ペットボトルの水も紙パックの水も、どちらも十分に美味しいです!
標高の高い滝の湧き水のようなミネラルがあり、クリスタルガイザーをさらに美味しくした感覚です。
ただし、硬水好きな私でも「ちょっと硬度たかすぎない?」と思うので、軟水が好きな人からすると「コントレックスやんけ!」と驚いて怒ってしまうと思います。
これ2種類用意して、「スッキリ飲み口」「まったり飲み口」と硬度150mg/lの佐賀県水と、海抜と硬度の低いまったりした水を並べて売ったらいいんじゃない?って思います。そうすると各自、好きな水が選べてローソンはいいぞ!ってなりそう。
紙パックといっても中身はこのようにアルミで加工されています。これでエコなのか?かなり謎ですが……。
紙パックの製造元はスウェーデンで創業してスイスのローザンヌに本社を置Tetra Pak(テトラパック)です。
「テトラ・プリズマ アセプティック容器」というもので、プロテインミルクやフレッシュジュースなど利用されているようです。
トレーサビリティが可能な紙の原材料や、サトウキビ由来の非食用部分から作られたバイオ素材のキャップなどを用いていいます。
なんといってもニオイがほとんどない水を充填しても、紙パックのニオイが全く気にならないという点です。これは称賛できます。
ローソンの紙パック天然水って美味しかった!
いかにまずか文句を書こうと思っていましたが、予想に反してとても美味しい水でした。
バランスが取れているという意味では大きなペットボトルが良いですが、運動してキリッと冷えた硬水が飲みたい人には紙パックの水はとても良いですよ。
SGDsやエコ、リサイクルという面では私は語ることはできませんが、日本のペットボトルのリサイクル率が高いので別に無理に紙にしなくてもいいんじゃない?という気持ちはありますが……。
各社、お弁当の廃棄率を算出したら毎年莫大なプラスティックゴミと食品や原材料ロス、加工のムダがあるので、早く値引きして廃棄率を下げればいいのに〜なんて思います。
ただそうすると値引きを待って新しい商品が売れにくくなってしまいますが。セブンイレブンのナナコポイント5%付与なんてのは最も許せないもので、GMS(総合スーパー)であれば半額シールなのにポイント付与というのは納得いかないので、必ず後ろから新しい商品を取るようにしています。
話がズレてしまいましたが、そんあワケでローソンの天然水って実は美味しいのでお試しあれ!