新書をアマゾンで買ってはイケない理由とは?

一人暮らしの教科書

「新書って面白いよね」と、りんりん氏に話したところ「俺、新書全然買わないわ。情報薄いし役に立たない」と反論されてしまいました。確かに本屋で「教養カテゴリ」に置かれている新書は入門書的な一面があり、専門家が読むには内容が薄いと思われても仕方ありません。

最近読んだ5Gネットワークの入門書も、技術者からしたら当たり前の情報が書かれていて、目新しさはありません。とはいえ、専門外の一般人が概要を掴むものとしては便利だと思います。専門書と比べて著者の主観が強く反映されてしまうので、どうしても週刊誌の記事ような偏った内容になりがちではありますが、それ故に強引に結論をまとめることで理解しやすいという一面もあります。

なぜアマゾンで新書を買ってはいけないのか?

私自身、本屋で面白い新書を探すのが好きですが、同じ出版社でも著者によって、新書の構成や難易度が全くことなります。ひどい本はウィキペディアをまとめた程度のレベルだったり、2chのまとめサイトと変わらないような誰でも知ってる情報をまとめているレベルだったりします。

内容が薄すぎると立ち読みで一冊10分くらいパラパラめくると99%理解できてしまうような新書も存在します。こんな本は、タイトルの目新しさで釣られて買うとガッカリしてしまいます。アマゾンだと内容が読めない新書も多いので、実店舗で軽く中身を確かめるのが大切です。

それとは反対に難しすぎる新書も存在します。大学教授が執筆している法律論など、タイトルが面白くて購入したものの高度な前提知識を求められて、1ページ読み進めるのに何度もネット検索で関連知識を得ないと理解できない本もあります。新書というのは執筆者がターゲットにしている読者層が様々なので、お茶の間の主婦を騙すレベルの「○○という病気は怖い」といった本から、学部生以上を対象とした専門性の高い本まで、書店では同じ列に並んでいます。そういったワケで、アマゾンではなく実店舗の本屋さんで手にとって内容を軽く読んで自身の求める内容かどうか、レベルは合っているか確かめることをお勧めします。

同じ著者のタイトル違いは「焼き直し」ということがある

「わ、コレ面白そう!」とアマゾンで購入すると、「この前読んだ本の焼き直しやんけ〜〜!」というガッカリがあります。大学教授や研究員といった高度な知識を持つ著者でも、何冊も似たような本を出版することがあり、そうなると内容が共通していることがあります。
特に入門書や分かりやすい解説書は、タイトルが違っていても中身はほぼ同じなんてことがあります。なので、実店舗で軽くパラパラ読んでから買うことで、焼き直し本を買ってしまうことを避けることができます。

え?プレジデントやターザンが好き?
「社長の手帳術」、「24時間最強の使い方」「一流の勉強法」「効果抜群ダイエット術」「自律神経を整える」
う〜む、表紙だけ新しくなってても、多くの読者は気が付かないかもしれませんね……。

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