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インテルチップとM1チップどっちが良い?新型Macbook Proを3年使った感想と不具合

今日はMacbook Proは新型のM1と安くなったインテルチップどちらが良いか考察してみます。

2018年~2019年式は完全に試験導入の人柱モデル

CPUがM1になってから高性能化したと話題になっていますが、2018年モデルでもまだまだ通用するほどに強烈なプロセッサが積んである機種も存在します。例えば今、私が使っているものは以下のようなスペックです。
多少の動画編集やエンコードでも十分に対応することができます。

MacBook Pro (15-inch, 2018)
2.9 GHz 6コアIntel Core i9
32 GB 2400 MHz DDR4
Radeon Pro 560X 4 GB
SSD 2TB
Intel UHD Graphics 630 1536 MB

1.発熱がやばい

信じられないほどに熱くなります!

Macbook Proは2012年から愛用していますが、以前のモデルにはファンが付属していて、社外のアプリケーションを利用することでファンの速度を変更できました。フルで冷却しても全然追いついていなかったのですが、2018年には薄型化して冷却ファンも更に減らされてしまいました。
お陰でブラウジングする程度でも”あっちっち”です。イラストレーターを起動しながら、プレミアで動画編集しようものなら目玉焼きが焼けるくらいに発熱します。結局、物理的に卓上ファンで冷やすことになります。

2.欠陥バタフライキーボード

一日たった8時間程度の作業にも関わらず、指がバキバキになって痛くなります。関節が悲鳴を上げて作業できないほどに痛むのが、2018年前後の「バタフライキーボード採用モデル」です。
まさに人柱としかいいようのない欠陥キーボードで、薄さを追求するためにストロークが極限まで短くなっています。結局M1チップの新型Macbook Proでは、以前までの「シザースイッチ構造」に戻されました!
Appleのデザイナーで欠陥バタフライキーボードを採用決定した人は、一生バタフライキーボードを使って作業してほしいものですね……。1日10分程度の入力しかしない勝ち組窓際族ならまだしも、長時間キーボードを使う人であれば100%シザースイッチ構造にしましょう。

でないと、私のようにHHKBを本体の上に載せて、マウスはロジクールのG700sという懐古主義のような状況になってしまい全くスマートではないPC生活を送ることになります。

3.イマイチ信頼性に乏しいUSB3.0規格

初めの1ヶ月は「何でUSB2.0じゃないんだー!」と叫んでいたのですが、数ヶ月もすればUSB3.0の便利さにすっかり慣れてしまいました。
とにかく転送速度が早く、シリアルATA (SATA)にホットスワップしているほどに爆速です。それでいて強力な電源供給であらゆる外部装置が内部供給電源だけで駆動してしまいます。iPhoneの充電速度も非常に早く、iPhone 12 Pro Maxでさえ短時間で充電できてしまいます。

1年ほどは便利だなぁと感動していたのですが、このMac book左右2箇所にUSB3.0ポートがあるのですが、左手前の1つが電源供給がうまく機能しなくなり、右のポートはiPhoneとの接続がうまく機能しなくなりました。
純正の充電器とケーブルを利用しているのですが、イマイチ充電が上手くできないことも発生してしまい、抜いては挿して抜いては挿してを繰り返していると「ポーン!(充電開始の音)」と反応します。
抜き差しの頻度はそこまで高くないのですが、2~3年でコレなので耐久性はかなりイマイチです。

4.スリープから回復しない致命的な欠陥

昔のMacBook Proは畳んだ状態から開くとスリープモードから自動的に回復しました。
この2018年式は半日ほど放置すると、うんともすんとも言わない状態になることがあります。
タッチバーを触ってもなんとも反応せずに、キーボードを適当に叩いても無反応、なんとか軽く電源ボタンを押すものの無反応。結局、ディスプレイを閉じたり開いたり、電源ボタンを押したり繰り返していると思い出したようにスリープを解除します。
以前のモデルのように、開けばつく、電源ボタンをせばつくというシンプルな構造でなくなってしまい、不具合も複雑になってしまったのが残念です。

今から買うならM1チップの新型モデルの方が絶対に良いです!!

M1チップはキーボードが「シザースイッチ構造」になり、使いにくいTouch Barが廃止されて、入出力関係の横のポートも一新されました。USB3.0兼用のThunderbolt 4ポートが3つの、HDMI、SDXCが元に戻されました。
画面出力とSDカードは今の時代でもまだまだ使われるという証拠ですね。
更に720pという低画質で不評だったインカメラも、やっと1080pのHDカメラになったので、高画質でZOOM会議が可能になりました。

というわけで、安いからといって以前の中古モデルを買って後悔するよりも新型を選んだ方が良いですよ。

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