久しぶりにカールツァイスを持ち出して散歩したので、写真の作例をアップしてみます!
映画の一コマのような空気感
二日酔いの朝はこんな感じですね。レンズは開放だとウイスキーとワインの距離でもピントがボケます。f/1.4だとマニュアル操作がシビアですね。
喫茶店チェーンでも可愛く写ります!
背景のボケがまるでいい雰囲気です。
本来硬いはずの金属や硝子までフワフワになるので楽しいです。
ニコンの標準単焦点レンズだとこうはなりません。
ピントがあっても輪郭が甘くなります。
白い光が拡散される感じです。
印象派のように輪郭がない写真が撮れます。
写実的でないのが面白いですね。
一段絞るとピントが合った部分はシャープネスになります。
かっちり写すこともできるのが凄い。
植物も独特のツァイスの世界観になります。
重なっている部分が透けて見えるようで素敵です。
絞って撮影すると赤の発色は良いのですが、平成初期というか古い雰囲気の写真になります。
CMOSセンサーが古いのか画像処理エンジンのせいか、発色がレトロです。
よくあるアパートですが、絞りすぎるとツァイスの良さが出ない気がします。
このようなパンフォーカスの写真なら最新のカメラの方が確実に良いです。
ポートレート写真にも使えそうですが、いかんせんダイナミックレンジが狭く、階調性に乏しいので露光を上げると白飛び、露光を下げると黒つぶれします。
曇り空でコレなので、晴天だとRAW現像でも写真の調整に苦労すると思います。
最新のEOS-Rなんかだと10年以上の差があり、劇的に改善されているので、ポートレートを撮るのであれば最近ボディ+オールドレンズが良さそうです。
Canon EOS 5D & ZEISS Planar T* 50mm f/1.4 ZE
色々撮影してみたのですが、室内や近距離の開放もしくは1~2段絞りが一番おもしろい絵が撮れました。シャープでかっちりした写真を撮りたいのであれば最新の機材とレンズの方が向いているように思います。
ツァイスのレンズというのは非常に曲者で、ニコンでもキヤノンでもボディとの相性が少しでも悪いと後ピンや前ピンといってファインダーと実際の写真でピントがずれます。
本社に英語で問い合わせしても、それは仕様の一言でした。
趣味でのお散歩撮影であればいいのですが、仕事で実戦投入するにはかなり不安が残ります。
複数台の撮影体制で余力があれば遊びとして使うのが良さそうです。