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【簡易レビュー】静岡蒸溜所 プロローグK シングルモルト 3年

某所にて静岡蒸留所が初めてリリースするシングルモルトウイスキー「プロローグK」を飲ませて頂いたので簡単に紹介してみます。

ガイアフロー静岡蒸溜所 Gaiaflow Shizuoka Distillery

2014年に設立されたガイアフロー静岡蒸溜所は、静岡市葵区落合という梅ヶ島と井川から少しおりた自然が豊かな森の中にあります。夏でも涼しく人口も少ない村ですが、白州蒸溜所などと比べると標高が低いために気温は高いです。山に囲まれているので湿度も上がりやすい地域といえます。

静岡蒸溜所 プロローグKの特徴

プロローグKは、操業停止した軽井沢蒸留所のポットスチルを引き受けて蒸留に使用したというウイスキーです。ファーストリリースということで、バーボンバレルのみ軽井沢の蒸留器だけで蒸留した原酒でボトリングしています。
日本産の大麦麦芽の比率も50%を超えているそうです。3年以上熟成した200を超える原酒のなかから、31樽をブレンドしています。

静岡蒸溜所 プロローグKの味は?

個人的にここまで短期熟成のウイスキーを飲むことはほとんど無いので、正しい感想になっているかわかりません。
酒質は柔らかく大麦由来の香りを感じさせるもので、思っていたよりも滑らかでした。白州蒸留所のニューポットのように、アルコールがトゲトゲしくギシギシした感覚はなく、わずか3年でも樽で熟成させると落ち着くのだと再確認しました。柑橘系の香りもわずかにありますが、全体的には薄く雑多な味わいです。
これが10年やそれ以上熟成させると落ち着くのかもしれませんが、現時点では試験的に作られたウイスキーのように思えます。
これほどの短期熟成ではありませんが、カーンモアのストリクトリーリミテッドという、4~7年のスコッチ シングルモルト原酒(カスクストレングス)を飲んでいますが、スコッチの方が澄んだ透明感があります。

今後、原酒が熟成して10年~20年経ったときの味はまったく予想がつかないので楽しみです。

価格は8,943円と少々高めですが、創業などに非常にコストが掛かっているので仕方ないと思います。オークションなどで1本5万円ほどで流通していますが、同社ではプライベートカスクが1樽361,790円〜購入できるので、そちらを購入して蒸留所を応援するほうが良いですね。

静岡蒸溜所 プロローグK

◆アルコール度数:55.5%
◆内容量:700ml
◆販売本数:5,000本(日本市場限定)
◆希望小売価格:8,130円(税抜)
◆発売日:2020年12月19日(土)

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