「いや〜 田舎は最高だぜー!」と外のバルコニーでフォンターナフレッダのバローロを飲んでリラックスしていました。その時は翌日からの地獄を知るよしもなく……。ご機嫌でワインを飲んで、シャワーを浴びて森の空気を吸いながら眠ったのですが、翌日足がかゆい…ポリポリ
「な〜んだ、虫刺されかぁ」とのんきにしていたのですが……。
ブヨに食われると3日目以降が一番ひどい!!
3日目に起きると、足の違和感が凄まじいことになっていました。
赤く腫れ上がって、炎症して硬化までしています。こりゃやばい!とその時になって気づきました。
まだブヨだと思わなかったので、ステロイドを塗ってかゆみを抑えていました。
3日目になっても晴れが収まらない。ここでやっとブヨだということに気づき、すごく遅いですが指で圧迫して中の毒を出しました。本当はポイズンリムーバーという専用のバキュームキットがあるのですが持っていないので手で出しました。それに刺された直後に行うのが最善です。
保冷剤で冷やそうかと思って検索してみると、ブヨの刺されは温めると出ているじゃあないですか。
なにやら毒素が40度以上の熱で不活性化するらしいです。本当かどうかは分かりませんが、神頼みでホッカイロを足に巻きつけて1時間ほど様子をみました。
そして寝る前にステロイドを漬けて、翌朝確認してみると…。少し良くなってる!!
何が効果があったか分かりませんが、ホッカイロで温めたことか、毒を指で無理やし出したことか、ステロイドかいずれかが効果があったようです。それからシップを張って4日目に至るというわけです。
ブヨは清流にしかいない
色々と検索してみると、1960年代までは日本中でブヨが発生して国民病のように困っていたそうです。
ところが、高度経済成長時代に入って環境汚染が進んでからブヨが減りました。ドブ水でも育つ蚊と異なり、ブヨというのは清流でしか育たないそうです。Wikiを読むと、清流を好むホタルよりもキレイな環境でないと育たないそうです。
お!さすが森の中は違うな、水がキレイだったってことか!と思ったのですが、1960年代は東京の世田谷など河川沿いでもブヨが発生して、近所の人が刺されていたそうです。六本木も1980年代の開発前は小川があり、魚が泳げるほどにキレイな水が流れていたといいます。
たかがブヨですが、刺されてみると発見がありますね。(負け惜しみ)
ちなみに天敵はトンボだそうですが、そういえば最近トンボあまり見かけませんね。昔は田んぼの側に何匹も飛んでいたものですが……。こうしてオジサンになるのでした。