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タワーマンション住むと後悔する?デメリットは

憧れのタワーマンション生活。実際に何度もタワーマンションを引っ越しした筆者が感想を簡単に書き留めてみます。マンションの種類や立地、施工会社などによって大きく異る場合があるので参考程度にしてみてください。

タワーマンションのデメリット

気になるマンションのデメリットは?何があるか紹介します。

風で建物がゆっくり揺れる

15~20階以上になるとマンションがわずかに揺れることがあります。
免震や耐震など躯体の構造や重りなども関係しますが、風が強いときはジワジワと揺れてしまい、常に軽度の車酔いしたような感覚に陥ります。
三半規管など人によっても揺れを感じ取る感覚が異なりますので、一概にはいえませんが、高層マンションに住むと調子が悪くなる人は一定数いるようなので揺れが関係していそうです。たんなる標高であれば、山間部の平屋に住んでいる人も調子が悪くなってしまいます。
20階前後でも揺れを感じるので、30階以上はゆっくり揺れることがあると考えてもおかしくはありません。

米の炊きあがり

20階前後ではあまり影響はありませんが、例えばザ・パークハウス西新宿タワー60など200m級の超高層マンションになると標高の影響を受けます。
標高200mでは水の沸騰が約99%、酸素濃度が98%です。普通の人であればあまり変化がないかもしれませんが、急なエレベーターで耳鳴りを起こすこともあります。米の炊きあがりも少しだけ固くなります。
標高1,000m級の山間部に住んでいたときは、米が固くなってこまりました。そこまで極端ではありませんが、その1/5程度の影響があります。富士山の山頂のようにカップラーメンが固いということはありません。

外の天気が分からない

これは15階くらいから実感できる現象です。
外がいくら大雨でも室内は無音に近く、降っている実感がありません。外を歩いていると、空気の湿り気や油や埃のニオイで、「そろそろ雨が振りそう」と判断できますし、少しでも雨が降り出すと気が付きます。
タワーマンション暮らしをしていると、靴がびっしょり濡れるような大雨でも「今日は曇りで湿気が強いな〜」程度で全然天気が分からずに傘を持たずに1階に降りてしまったということもあります。
この現象はマンションによっても異なり、雨がわかりやすいマンション、分かりにくいマンション、またそもそも窓が開けられないタワーマンションも存在します。

車で出かけるのに時間がかかる

ほとんどのタワーマンションに共通しているのは、建物から出るのに時間がかかるということです。
運良く駐車場が併設されたマンションであっても、部屋を出て施錠してから車が建物を出るまで5~10分、ひどいと更に時間がかかります。
自走式駐車場でさえ脱出まで時間がかかるので、機械式駐車場で通勤時間帯なんかは最悪です。何台も列になって駐車場に吸い込まれるのを待たなければなりません。コンパクトな一軒家であれば、ドアに鍵をしめて30秒で駐車場から出ることが可能ですが、タワーマンションは凄く時間がかかります。

緑が無いのでストレスがたまりやすい

かなり昔に3階建てのエレベーターの無いマンションに住んでいたことがあります。
3階からだと外の緑が見えて、木々や草花のニオイまで漂ってきます。もちろん道路を走る車の騒音や子供の声など聞こえてくるのですが、緑が見える物件というのは良いものです。
1階や2階の低層マンションも、そういった緑を楽しめるように設計されている建物がおおいです。

それと比較すると30階以上もあるようなタワーマンションのほとんどは緑とは無縁、エントランスホールの前に気持ち植林されている程度で、部屋からは緑が見えません。居住の規約で共用部分のバルコニーにものを置くことを禁止しているタワーマンションがおおいですが、それでも外から眺めるとバルコニーに大型の観葉植物を設置している人が数多く見受けられます。そのことからも、タワーマンションは緑が不足しやすいといえますね。

大きな荷物を買ったときの搬入が大変

家具や楽器など大きな荷物の搬入が大変です。タワーマンションの規模にもよりますが、ほとんどは管理人室に届け出、もっと大きなマンションだと防災センターに連絡して搬入する許可を取らなければなりません。
タワーマンションのほとんどは大型の荷物を搬入するときに養生をして共用部分を傷つけないようにしなければなりませんので、中にはこっそり搬入、搬出しているひともいるようです。

タワーマンションのメリット

では逆にタワーマンションのメリットに何があるか書き留めてみます。

防犯上の安全性が高く快適

これはタワーマンションに住む上で安心できるものです。
普通の一軒家屋と異なり、自動ロックのエントランスホールやロック付きエレベーター、高級タワーマンションになるとカードキーやICチップで何箇所もロックを解除する必要があります。
管理人やコンシェルジュが常駐していると、入居者の顔をおおまかに覚えていて、明らかに怪しい人は通報することもあります。そういった面からタワーマンションは防犯上安全な傾向にあります。
仮に入居者であっても、自分の部屋の階しか停止できないようになっているのが普通ですので、もし部屋のドアを開けっ放しにしても不審者に入られるリスクは少ないです。また自宅のドアにセンサーがついていて、セコムなどセキュリティ会社に通報するシステムもあります。
警戒モードなどにすると即時通報されるので、長期間の海外旅行や部屋をあけるときでも非常に安心して生活できます。これらを確実に有効にしていれば、盗難は実質限りなく0%に近づきます。いつぞやの芸能人みたいに、コンシェルジュが犯人の場合は防ぐことはできませんが・・・・・・。

ほとんどの場合とても静か

タワーマンションの多くは鉄筋コンクリートの厚みのある躯体になっているので、防音が非常に優れています。それだけでなく二重窓にサッシで外からの音を防いでいます。厚みのあるカーテンやカーペットを敷くことで深夜は無音に近い状態になります。
立地や建物のグレードなどにも影響しますが、低層マンションでは得られない感覚です。

24時間ゴミ出しできる

良いタワーマンションだと各階にゴミ捨て場があり、燃えるゴミ、ビンカン、ダンボールなどが24時間すきな時に出せるようになっています。外履きのスリッパのまま、ぱっとゴミを捨てれるのは本当に楽です!
一軒家だとゴミ集積場に、特定の曜日の朝8時までに出さなければならないなど厳しいルールがありますが、一度タワーマンションに慣れてしまうと一軒家でのゴミ出しが大変に感じてしまうほどです。

外に出てくつろげるタワーマンションもある

タワーマンションは窓が開けられないという話がよく出ますが、窓が開けられたり、バルコニーに出てゆっくり過ごすことのできるマンションも数多くあります。
詳しい建築基準法や法令は分かりませんが、筆者が住んだマンションでは28階までならバルコニーがついて外でくつろげるようになっていました。ただし洗濯物を干すのは禁止です。
今どきの洗濯機は乾燥機能も優れているので不便に感じたことは一度もありません。布団など干したい場合は、窓のそばにかけておけば日差しでフワフワになるので、家をあけるときに密室にして放置すればすみます。

そんわけで箇条書きですが、タワーマンションのメリットとデメリットでした!

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