月に1~2回ブックオフに行って中古本を漁るのですが、久々にDVDやCDコーナーにも足を運んでみました。すると、なんて懐かしい空間なんだ!とノスタルジーな気持ちになってしまいました。
DVDやブルーレイは役目を終えた?
まだ、プライムビデオやNetflix、Huluが存在しなかった時代は中古本を漁るついでに好きな映画やアニメ、音楽CDがないか一生懸命探していたものです。ブックオフの映像メディアコーナーは、客の一人も見当たらずに閑散としていました。
今では月額1,000円で映画が見放題、4K画質の映画も遅延なくストリーミング再生できる時代なのです。
わざわざ映像のディスクと再生機器を用意して、起動や読み込みに時間をかけてまで見たい作品は少ないです。
よほど好きな作品であればブルーレイボックスなどを購入するかもしれませんが、ブックオフの店先に立ったとき、映像メディアは一つの役割を終えたような感覚になりました。
スマートフォンで何もかもできる時代になり、一眼レフカメラやデジタルカメラさえも古いとされる今、インスタントカメラのように”ディスク”を見たことのない子供が生まれるのも時間の問題かもしれません。
CDは本当に好きな作品であれば買い揃える
CDに関しては未だにコレクションする人も多く、初回限定品を買い集めるファンは存在しています。
たいていの場合はAppleMusic、SpotifyやAmazon Music、Youtubeなどで好きな楽曲を探して聞き、ファンになった作品だけをCDで買い集めるという流れが自然です。
昔はどうだったかと自身のAmazonの購入履歴を見返してみたのですが、2000年代は信じられないことに「まだ聞いたことない曲」を有名だから、気になるからといった理由で何千円も出して購入していたのです。
今ではジャズのアルバムを何枚か聞くために、1万円はとてもじゃないけれど支払うことはできません。
Amazon Music Unlimitedは月額980円で7500万曲が自由に聴き放題です。たった120曲に1万円以上も支払っていた時代があると思うと不思議なものです。
今後は音楽と映像のネット依存が更に加速する?
レンタルビデオの大手ツタヤが、約900店あるなかの70店舗を撤退されるというニュースが発表されました。
私が10代の頃はレンタルビデオが全盛期で、CDやDVD/ブルーレイ、漫画さえも1週間レンタルを提供していました。
休みの日になると面白い映画がないか探しにいったものです。今となっては店舗で予告編が見れないなか、小さなジャケットの裏スペースで、どうやって面白い映画を見つけ出していたか見当もつきません。
未開封『スーパーマリオブラザーズ』が1218万円で落札されるというニュースを見ましたが、あと数十年すれば、20世紀に発売されていたCDやDVDの未開封に対して、”思い出価格”として同じようにプレミアが付いてしまうかもしれませんね。
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