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湯浅醤油(小原久吉商店)はマジでうまい

アンチキッコーマン!アンチヤマサ!まずいインチキ醤油ばっかり作りやがって〜許さん!

世の中には醤油もどきが多すぎる。食と飲み物に関しては、反骨精神で生きています。
とにかく、どんなに素晴らしい食材を手に入れても調味料が悪ければすべて無となってしまいます。
刺し身でも野菜でも肉でも、本当に良質な調味料であれば最小限で味を引き出すことができます。

ウナギのタレや焼き肉のタレなどは絶対に買わないのですが、それは良い調味料があれば自宅で簡単に作ることができるからです。良質なアミノ酸たっぷりな肉やウナギを食べるのにインチキ化調や保存料、酸味料など入ったタレを使うのはバカバカしいです。

職人醤油という店では、小瓶で良質な醤油を提供しているので、こういった店で本物の醤油を見つけるのが良いと思います。
私自身は30~40種類以上もの醤油を試してきましたが、今のところ一番美味しいのが「湯浅醤油(小原久吉商店)」です。
龍野市の天然醸造淡口醤油も良いのですが、発酵した香りが強い濃口醤油の場合は湯浅醤油は最高です。

熟成させたもろみを搾った生揚醤油に、もう一度麹をあわせて熟成させた、二度仕込み醤油(再仕込み醤油)は奥行きが深く、熟成させた味噌のような香りと、焙煎したカカオのような甘い香りが漂います。
コクが強くこれぞ天然のうま味調味料だと思える美味しさです

届きたてを開栓すると、古酒赤ワインのようなニオイが一瞬して、すぐに醤油の良い香りが漂います。
刺し身に使うには、開栓直後の新鮮な状態が一番美味しいです。大瓶を使うのであれば、鮮度を保てるように小瓶に移し替えて、空気の量を減らして冷蔵庫で保存するのが長く使える秘訣です。

煮物など熱を加える料理であれば、開栓後1ヶ月以上経っても美味しく使うことができます。逆にクセのある中華料理を作るときは、常温で発酵が進んだ紹興酒に、この湯浅醤油を常温で1ヶ月放置して強い発酵と酸味が出たものを合わせて使うと、プロの作る中華料理の深い味わいを再現できます。チャーハンからアワビを使う中華など、奥行きを出すことが可能です。

今回料理したのが、ウナギのタレ。白焼きを買ってきて、自家製のタレと自家製の乾燥実山椒と佃煮、究極の逸品が完成しました。簡易的なBBQセットで炭火焼をしただけなのに、普通のうなぎ専門店と同等以上の味わいになったので驚きます。炭火に落ちる油や醤油の焦げる香りが優しくつき、夏を感じることができました。

そんなわけで、普段ペットボトルに入って230円で売っている醤油を使っているのであれば、一度は湯浅醤油を試してみてくださいね。

湯浅醤油(小原久吉商店)300ml ¥1,500

 

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