失敗しやすいパンフレットのデザイン例

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縦書き長文の場合は可読性の高いフォントにする

ドラッグストアで配布されているパンフレットを見て、「わわわ!読みにくい」と感じました。
デザイン初心者が失敗しやすい部分を具体的に挙げて、ちょっとプロっぽいデザインにする方法を紹介してみます。「FOT-筑紫B丸ゴシック」系の丸ゴシック体は可愛らしく優しい印象があるので、ついつい使ってしまいたくなりますが、「長文+縦書き」だと一気に可読性が落ちます。
縦書きの長文は、新聞や論文、小説に用いられる「明朝体」もしくは「細めのゴシック体」がお勧めです。お洒落なデザインにしたい場合、明朝体ではしっくりこないときは定番のゴシック体を用いることで可読性を高めることができます。

文字間隔、行間や文字カーニングでも与える印象が全くことなりますので、パソコン上の作業で煮詰まったときは一度印刷して実物を読むのが良いです。
特に今回使われているような「FOT-筑紫B丸ゴシック」は、ひらがなの”ま”が崩してあったり、”な”がつながっていたりとデザイン性は高いですが読ませる文章となるとストレスが大きくなります。

カタカナ表記や英字の多いテキストの場合は、そもそも縦書きとの相性が悪く、特に画像上部(参考写真下)なんかは折返しが何度もされているのでレイアウトの変更をしたほうが賢明です。

箇条書きだと訴求力が弱い

箇条書きだとお得な情報なのに、それを理解できないまま読み飛ばされてしまいます。
重要な部分を図解にして、何が得なのか色のある丸などで囲って説明するのが適切です。

原色を多用するのはスーパーのチラシになってしまいますが、局所的に重要な部分だけ赤字や黄色背景にするのは効果があります。
また画像部分は文章の回り込みを少なくして、サイズを大きめにとることで視認性を高めることができます。

写真にメリハリを出す

レイアウトするときにありがちなのが、店内写真を多様して「どのような店か」を伝えたくなることです。
飲食店や美容院なども、店内の様子を伝えたいあまりパンフレットやチラシに何枚も似たような写真を使ってしまいがちです。

実際に上記のような場合では、「できたてのお弁当やお惣菜」を宣伝したいので、特に売れ筋で写真の見栄えが良い弁当のアップ写真を掲載すると効果的です。実際に5~6個並んでいる弁当の真上からの写真も効果的です。
「このような魅力的な商品があります!」からの「店内はお洒落で数多く陳列されています」というストーリー性があった方が、何を伝えたいかが文章を読まなくてもハッキリと伝わります。

失敗しやすいパンフレットのデザイン例

今回、珍しく失敗しているパンフレットを受け取ったので実際に記事にしてみました。
他にも気になる部分が数多くありますが、ローカル限定のチラシなので問題は少ないかもしれません。

仕事でパンフレットや説明資料を作るときは参考にしてみてくださいね!

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