冬場にZ900RSを納車した人が絶対に気をつけた方が良いのがタイヤの皮むきです。
最近Twitterではバイクを納車して喜んでる人がとても多くなってきましたが、新品のタイヤと言うのは非常に滑りやすく一皮むけるまではしっかりグリップしません。特に冬場はタイヤが硬く路面も冷たく、それでいてバイクのほうはパワーがかなりあるのでスリップして怪我をしたり大切なバイクを壊すことにつながりかねません。
Z900RSの丁寧なタイヤ皮むき方法
これは大体どのバイクにも共通して言えることですが、新車の納車した時は ならし運転も必要ですので、ならし運転とタイヤの皮むきを同時に行うのがお勧めです。
最初はなるべくバイクの角度をつけずに、直線でゆっくり加速してゆっくりブレーキしてを繰り返しているとだんだん直線での当たりがついてきます。これは普通に乗っているだけで真ん中のあたりはむけてくるので問題ないんですが、そこからカーブするときにいつ滑っても良いように体を起こしながらゆっくり曲げます。これを繰り返してだんだん、 タイヤを外側に向けてなじませます。
一般的にはタイヤの皮むきは100キロ程度走行したら使えるようになると言われています。確かにそのくらいの距離を走れば全体的に良い状態になってきます。
冬場どれくらいの時間タイヤ温めればいい?
もう10年以上前になりますが、ゼファー750で冬場に転倒したことが1度あります。峠を走っているときに転倒したのではなく、早朝にグリップタイヤを履いていて安心して技術を過信していたタイミングに転倒してしまいました。
コンビニ行こうと思い、とても寒い冬の早朝にエンジンをつけて軽く温めて、勢いよく加速したところ、家のすぐ近くのところでリアタイヤが大きくすべて、全くグリップしない状態になり転倒したことがあります。
タイヤが30分以上しっかり暖まった状態は、バイクも自分自身の体も全体的に馴染んでいるので、そういった状況で滑って転倒すると言う事は少ないのですが、特に自分自身のバイクの運転に慣れていて、いきなり朝1でタイヤが冷えているときに加速したりすると滑って事故や転倒につながりやすいです。
バイク歴はかなり長いですが、転倒したのは本当にごく数回で、その中でもこの時は気を緩んでたと言う意味では珍しい状況でした。 タイヤは冬場はできれば20分以上ゆっくり温めて、バイクも体もなじませてから、いつもの感覚で乗り出すのが良いと思います。
夏の暖かい時期と言うのは、 エンジンをつけて1秒後には発車できることにタイヤもバイクも温まっているので、軽く体をストレッチしてあればすぐに乗り出すことができます。冬は本当に滑りやすいのでぜひとも気をつけてください。