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勝沼ワイナリーHuggy Wine & Yukiの甲州白ワインの味わいは?

20代後半のときは「毎日シャンパーニュが飲みたいな〜」なんて思っていましたが30歳も超えると「夏は白ワイン!」に変わりました。今年は白ワインといっても例年のイタリアの辛口白ではなく「夏は甲州が飲みたいな……」と味覚にも急激なオジサン化が進んでいます。

シャルドネに劣らない甲州

白ワインの王道といえばフランスのシャルドネ品種なのは間違いないのですが、日本の甲州というブドウ品種も劣ることはありません。甲州品種は山梨県の勝沼、塩山、一宮、甲府を中心に生産されているのですが、舶来のブドウ苗を植えたわけでなく、一説には文治2年(1186年)には雨宮勘解由(あめみやかげゆ)という人物によって発見されていたそうです。

甲州のDNAの鑑定によると、欧州種(V. vinifera)の交配品種でありヨーロッパ系の品種と中国の野生ブドウが交配したもので、かなり野生に近い状態にあるそうです。
香りは繊細でシャルドネのような濃密さはなく、精米歩合の高い日本酒のような透き通った香りが特徴的です。

勝沼ワイナリーHuggy Wine & Yukiの甲州白ワイン

勝沼のワインは20種類以上は飲んだ経験があるのですが、Huggy Wine & Yukiのワインは初めて飲みました。

香り白桃、ライチの皮、セメント、白い石。
糖度はやや低くドライ、粘度は中から高。アルコールの香りとアタックもやや強め。

アルコール度数は12%ということですが、突き刺さる香りから13~13.5%あるように感じます。
2017年というよりは2019~2020年のワインと言われても納得するようなフレッシュさです。

味わいは、酸の粒が大きい、大きな水っぽいトマトのような酸味。
キュウリや茄子なんかの夏野菜をイメージさせます。

ドイツのリースリングの石油っぽさと、シチリアのピノ・グリージョを足して割ったような香りと味わい。
米っぽい香りも混ざっています。なかなか面白みのあるワインです。

合う料理は、ざる蕎麦、押し寿司、鱧、黒むつ、鮎。
油を使わない、または油が少ない和食にぴったりです。
独特な酸味があるので、天ぷらなんかは合わないような気がします。

国産のぶどうで価格が2,000円ということを考えるとコスパが高いと思います。
セブンイレブンのプレミアム甲州と比べると、こちらの方が雑味なくクリーンです。

Huggy Wine には高級なフラッグシップワインもあり、甲州葡萄の原木“甲龍”を使ったワインも販売しているようです。
2,000円というコスパでこの仕上がりなので、フラッグシップワインも気になりますね。
今から白ワインシーズン到来なので、ぜひ家で楽しんでみてください。

百数十年の樹齢である甲州葡萄の原木“甲龍”。日本における百年もの葡萄の歴史を今に伝えます。日本で唯一の百年樹とそのクローンから造ったワイン。 指定文化財「甲州百年樹甲龍」が実らせた珠玉の葡萄を丹念に仕込み醸造、樽熟成させました。スッキリとした辛口に仕上げています。1樽(230リットル)の限定です。 白/辛口  720ml/6,279円(税込)http://yamatowine.com/contents/lineup/symbol.php

甲州ワイン・りんりんワインメモ(余談)

りんりん氏による、甲州ワインのテイスティングメモが残っているので、ついでに貼り付けしてみます。

グレース 甲州鳥居平畑 2019 これも例のごとくブラインドで。 丁寧な選果と水捌けの良いテロワール、クリーンで清涼な中にも日照量の多さを感じる。 コントロールされたステンレスの発酵槽、フレンチオークの甘い香り、かつて飲んだ甲州が後ろ髪を引く。 これが勝沼か。 #りんりんワインメモ

香りはふじりんご、ラフランス、火打石、ホワイトペッパー、すだちが印象的。 樽の風味的に19年、次点で20年か。 日本のワイン的な甘さは確かに存在するものの、多くを語らず、主張的とは言えない仕上がりが良い意味で水のように飲みやすい。

SUNTORY 甲州 2018 おじさんが「手本を見せてやる」というので言われるがまま。 確かにこの魚介のスケール感とマッチしていて”正解”に近い。 限りない透明感と雑味のなさ、輪郭のハッキリとしたピュアな甘味が特徴的。 甲州はグリ系品種らしいが、ややシャルドネ臭い。

染み入るようなミネラルはないものの、邪魔をする要素がないので全体的に見てクオリティが高い印象がある。 ヴィンテージは2019ぐらいかなと思ったけど2018で意外。

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