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ドトールで目撃したマルチ商法勧誘テクニック

待ち合わせで久しぶりにドトールに行ったのですが、店内奥にある4人席を3セット(つまり12人分)も占領している御一行様が目に付きました。てっきり同窓会か何かだと思ったのですが様子がおかしい。

キレイめワンピースを着こなした主催者らしき30代女性が、ちょっと地味な20代後半〜30代の女性を時差で何人もドトールに集合させているのです。わたしは文庫でも読んで時間を潰そうとしていたのですが話し声が大きく、それどころではありませんでした。

7人ほどが集合した時点でセミナーがスタート、まさにマルチ商法勧誘そのものでした。

話のあらすじは以下の通り

・みんな何の仕事している?
・それっていくら稼げるの?
・夢を実現するには時間が足りない
・効率良くお金を稼ぐ必要がある
・権利収入って知ってる?

10年、下手したら20年前から変わっていない古典的なテクニックを用いて若い女性たちを洗脳しています。そしてドトールでのセミナーが後半に差し掛かると、その主催者のボスらしき30代の女性が登場!

なんとブランド服で身を固め、腕には高級な某ブランドバッグを下げています。

ドトールで茶番劇を披露

主催者「マルバツ(上司)さん、お疲れ様です!忙しいところありがとうございます。」
上司「お疲れさま〜頑張ってるね」
主催者「あ、今日はバツマル(某ブランド)のバッグなんですね!似合ってますね!」

といった具合で、セレブになった感じの上司が5分ほど出現して、「忙しい」という理由でドトールからすぐ退場。
「さすがにこんな芝居に引っかかる人いないでしょ!」と思いながら見ていたのですが、鴨ねぎ一同「す、凄い!(ビジネスウーマン)」みたいな反応していました。
上司が帰ってから、ワザワザ主催者が「あのバッグって50万くらいするんだよ〜」と余計な入れ知恵をしていて、コーヒーを吹き出してしまいそうでした。

どれだけ知り合いを呼ばせるかが主催者の手腕

主催者「来週あの上司の講演会があるから絶対に出ないとダメだよ。人生変わらない今のままでいいの?」
主催者「じゃあさ、今から講演会に誰呼べるか携帯開いてみて、どんな友達でもいいからまずは5人あげよっか」

そういってノートに呼べそうな友達の人数と名前を書き出していく主催者。

おお〜!ゴリゴリのマルチ商法だなぁと感動してしまいました。

後半の肝心なところで私の知人が来てしまったので最後まで見れなかったのですが、あの中から数人がカモになって多額の登録料や商品仕入れをさせられると思うと現代の闇を見てしまった気分になりました。

警戒した方が良いキーワード

・労働収入と権利収入って知ってる?
・自分が働かなくてもお金入ったらいいよね?
・凄い人を紹介したいんだけど会ってみる?
・今の自分を変えなきゃダメだよ

突然に登場する凄い人、トントン拍子に進んでいく話、どれも怪しいですが相手のペースに巻き込まれやすい人は洗脳されてしまいますね。

副業ブームや不安定な情勢で騙されやすいのでみなさまもお気をつけください。
そして友人がハマりそうになっていたら助けてあげてくださいね。

「ドトールで目撃したマルチ商法勧誘テクニック」への2件のフィードバック

  1. ドトールなどに大人数で場所とるのも辞めて頂きたいですね。
    マルチ自体は合法なのでやるかどうかは本人のご判断でいいと思います。

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