Z900RSのKTRC(トラクションコントロール)はOFFにしてはいけない?

Z900RS

今日はZ900RSのKTRCについて話してみたいと思います。
最近のバイクは安全性のためトラクションコントロールが付属しています。Z900RSもKTRCというトラクションコントロールで、通常モードのKTRC1modeと雨天用の2modeがあり、タイヤのスリップを感知して自動的に主力を抑えてくれます。

ノーマルタイヤのままKTRCをオフにしてはいけない

私は今年で33歳になり、カワサキ歴は17年と人生の半分以上をカワサキに費やしています。 合計の走行距離は100,000キロ以上と、運転にも自信があるのですが先日こんな事件がありました。
昔のカワサキにはトラクションコントロールなどなく、スロットルを開ければ100%の力がリアタイヤに出力されていました。 そんなわけで、Z900RSは本来の力が発揮できていないと勝手に思い込み、普段からKTRCをオフにしよう!と急に思いつき乗ることにしました。

その日は高速道路に乗る予定があり、早速合流車線でスロットルをオンにしたのですが、その直後リアタイヤが急回転して、タコ踊りのような状態になってしまいました。 昔のカワサキのバイクは60馬力程度で、パワーの出方もあったので、スロットルをいきなり開けたたとしても、タイヤが空転するほどのパワーはありませんでした。
ところがZ900RSは、Z900にルーツを持つスポーツタイプのエンジンで、純正タイヤでは全てのパワーを受け止めることができないほどです。

結局慌ててスロットルを戻し、事なきを得たのですが、少しでも気を抜くとリアタイヤが空転してしまうと言うパワーを実感しました。

KTRCをオフはハイグリップタイヤ+サーキット専用

峠を走ってるような運転に自信がある人でも、ノーマルタイヤの状態では気軽にトラクションコントロールをオフにしないほうがいいと思います。 クローズサーキットでタイヤもハイグリップ、といった状態であればトラクションコントロールをオフにすることで、ダイレクトな加速感やロスのないピーキーな反応を実感することができます。
ただ公道で心地よく走る分には、ちょっとした砂利や落ち葉などでも滑りやすいので、KTRCは常にオンにしておくことをお勧めします。

タイトルとURLをコピーしました