蓋がないのをワインのせいにして、食事の前菜に合わせたはずのシャンパーニュはデザートどころかウイスキーのチェイサーまでグダグダと引っ張り続け、今日もまた一本空けてしまう。しこたま飲んで、チーズをつまみながらアマゾンで映画を見ていると、爆発したビルから脱出した感動のシーンに差し掛かるころには空の瓶がもう一本増えている。
これではまずいと先月からアルコールの量をカレンダーに書き残し、「ワイン1、ウイスキー2」といった具合に節制したアルコール生活を送り、たまに「ウイスキー5〜6」だとか「しこたま飲んで頭痛」といったメモを除けば概ね順調で、シャンパンが余ってしまうということが増えた。そこでアマゾンで購入したのがこのシャンパンストッパー
昔使っていた、ヴァキュバンのような空気を圧縮するタイプとは違い、ただキャップをはめてガスが瓶から出ないようにするだけの道具。プラスティック製のチープなものが多いなか、比較的マシなデザインだ。
瓶に入れてキャップを回すと、下の黒いゴム部分が膨れていき内径にぴったり収まるという具合。
しかし、1グラスずつ頻繁に空け締めするのは中々面倒で二人で飲むには少々不便だが、これで夕方に1杯、深夜に1杯と泡が飲めるのだ。
そんなわけで今日もまた景気良くコルクを抜き、美食と美酒に溺れるのだった。(オチなし)