CAVALIERI カヴァリエリから新作が登場
シルバーのアクセサリーといえば無骨なデザインが多く、大人の男性がスマートに身につけられるものはラグジュアリーブランドのものが一般的。イタリアファッションの人気もあって、ジャケットの着こなしに合わせられるアクセサリーを探している人も少なくないはずです。
もう何度かご紹介しているCAVALIERI カヴァリエリのリングは、イタリアン エレガンスをモチーフにしており、ジャケットスタイルやスマートな着こなしにも似合う数少ないシルバーリングです。
そんなCAVALIERI カヴァリエリから、新作のシルバーリング コレクション《ARCHIVO SETTECENTO》アルキーヴォ セッテチェントが登場しました。
《ARCHIVO SETTECENTO》 18世紀のアーカイブを指輪に
これまでCAVALIERI カヴァリエリのシルバーリングは、ローマやヴェネチアなど4つの都市の文化や遺跡をモチーフとした《ITALIA》コレクションだけの展開でした。
今回はその上位ラインとして《ARCHIVO SETTECENTO》が登場。
18世紀のアーカイブを意味するこのコレクションは、18世紀のイタリアに興りヨーロッパ中の貴族を熱中させた「ネオクラシック 新古典主義様式」をモチーフとしたラグジュアリーコレクション。
ギリシャやローマに起源を持つ美しい様式のデザインを、まるで偉大な芸術家が彫り出した彫刻作品のような繊細で複雑な造形で再現したリングは、すでにシルバーアクセサリーというより工芸品という雰囲気。
アルキーヴォ セッテチェント(18世紀のアーカイブ)という名前の通り、このリングは歴史的に素晴らしい価値がありながらも忘れられかけている18世紀のデザインや様式美を現代によみがえらせ継承していくアーカイブでもあるのです。
《ARCHIVO SETTECENTO》はNAPOLI 1735、GRAN GALLERIA、ACANTHUSの3つのモデルで展開されます。
NAPOLI 1735 ナポリの黄金時代を記念するリング
NAPOLI 1735は、《ITALIA》コレクションのNAPOLETANA ナポレターナの後継モデルにあたるモデルです。
ネオクラシック様式の建築を連想させる縁の彫刻、そして18世紀の貴族が愛したリボン柄のモチーフを施したこのリングは、わずかにNAPOLETANA ナポレターナに似ており、さらに荘厳で端正な雰囲気です。
中央に刻まれた1735の数字は、ブルボン王朝のカルロ7世がナポリ国王となった歴史的な年号。
ナポリがロンドンやパリに並びヨーロッパ三大都市とされ、各国の貴族たちが注目したナポリの黄金時代の始まりの年です。
GRAN GALLERIA ネオクラシックの様式美をまとうリング
今回発売された《ARCHIVO SETTECENTO》コレクションの中でも最もハイエンドなモデルなのが、このGRAN GALLERIA グラン ガレリア。
GRAN GALLERIA グラン ガレリアはイタリア起源のネオクラシック様式に多大な影響を受けて作られたルーブル美術館の展示室(ギャラリー)の一部をそのままリングへと再現したモデルです。
18世紀にはユベール・ロベールの絵画のモチーフにもなり、その古典的な美しさでヨーロッパ中を魅了したルーブル美術館の建築。
その様式美をそのまま再現するために、非常に複雑な彫刻をシルバーに施したリングは、これまで見たことがないほど貴族的な雰囲気です。
ACANTHUS 永遠のエレガンスをあらわすアカンサスのリング
古代ギリシャ・ローマに始まり、様々な芸術家や建築家たちに愛されてきたアカンサス模様。
パンテオンのようなローマ時代の建築にはもちろん、18世紀のネオクラシック 様式の建築に欠かすことのできないこの装飾は、イタリアと歴史を共にしてきたモチーフです。
アカンサスは芸術を求める心、そして永遠のエレガンスの象徴として今なお愛され続けています。
このリングはそのアカンサスをまるで立体的な彫刻のように指輪上に再現した、稀有なリング。見る角度によって表情を変えるアカンサスのデザインには、生命を感じます。
丸みを帯びた立体は、18世紀に活躍した彫刻家 カノーヴァの彫刻を参考にしています。
CAVALIERI カヴァリエリのシルバーリングは、今までにないイタリアンエレガンスをモチーフにしたデザインが特徴でした。
しかし今回の《ARCHIVO SETTECENTO》アルキーヴォ セッテチェントは単なる「お洒落」を超えた、ブランドのイタリア文化と歴史にかける思想が感じられるコレクションです。
ぜひチェックしてみてくださいね。
CAVALIERI カヴァリエリ 公式サイト
http://cavalieri.jp