神楽坂で美味しい蕎麦を食べれる九頭龍蕎麦 はなれ。
本店からほど近くにありますが、地下1階にあり席数が多いので、混んでる日は離れがお勧めです。お料理の味は同じようです。さて、九頭龍蕎麦ですが福井の地酒と郷土料理のお店で、九頭龍川の清らかな水から命名されたようです。
飲み物のメニューを頂くと強く福井を感じさせる品揃えになっています。黒龍が全ての種類が揃っていて、梵(ぼん)一本義、常山など手に入りにくい日本酒もあります。また酒のつまみも、鯖のへしこ、豆腐の味噌漬など郷土料理で福井の日本酒にぴったり合います。
見ての通り器も美しく、まだつまみで飲んでいるだけなのに良い気分になってしまいます。
こちらは、白子のポン酢と大根おろしですが、あっさりしている中にクリーミィな白子が合わさり一緒に頼んだ黒龍の”龍”をあっという間に飲みきってしまいました。
お次は松茸の土瓶蒸し…。ダシが少し濁っていて香りが強く福井っぽさを感じさせます。松茸の土瓶蒸しというと、あっさりしている事が多いのですが、こちらは香りも強く、それでいて上品に仕上がっています。
11月なので旬の銀杏の素揚げもいただきました。味だけでなく器と盛り付け、飾り付けも可愛らしいです。塩もミネラル感のある優しい味わいで、何個食べてもすっきりしています。もちろんお酒にも最適です。
人気のだし巻き卵、関西風のフワフワでふっくらしていて、出汁の味が強く出ているだし巻きです。そこまで甘みが無く、添えられている大根おろしをたっぷり乗せて醤油を1滴掛けて食べます。夜だけでなくランチでも食べたい味ですね。
天ぷらの盛り合わせです。エビと野菜ですが、エビが生の新鮮なものを上げたと思える柔らかさでプリプリでとても美味しい。他の野菜も季節のお勧めを寄せてあり、添えられた福井の塩か、変わり種のカレー塩、天つゆ、レモンなどで頂きます。そばと一緒でも良いですし、その前に食べてからそばでも良いです。
最後の締めはやはり打ち立ての蕎麦。今年の蕎麦の実の出来がとても良く、香りが立って喉越しも良いです。去年も九頭龍蕎麦で同じ蕎麦を頂きましたが今年の新そばのほうが味も香りも優れています。
少し香りが強いので、それに合わせて出しの本枯節も強めに効かせてあります。
そんなわけで、日本酒が好きな人はもちろん、福井の料理が好きな人であれば絶対に行った方がいいお店です。
接客や内装もとても良く、コース料理や当日のお勧めの食材など楽しみが多いです。接待などでも使えます。
しかし唯一残念なのが、飛び込みで入ると狭い席に通されたり、隣に別のお客さんがいる席だったりするので、大切な人と食事をする場合は、少なくとも1週間ほど前には電話でその旨を伝えて席を考慮してもらうのがお勧めです。
とりあえず美味しいものが食べれればオッケー!といった私達のようなお客さんであれば、飛び込みで「入れます?」というのでも問題ないです。
ぜひ美味しい料理と蕎麦を楽しみに行ってみて下さいね〜!
九頭龍蕎麦 はなれ
住所:東京都新宿区神楽坂5-1-2 神楽坂TNヒルズB1F
電話:03-6228-1937