歌舞伎座近くをウロウロして、気づいたらもう午後2時…。なんかお腹へったから食べたい!と思って歩くと目の前に鯛めし屋が!
歌舞伎座の真ん前に「鯛めし」と旗がなびいています。
入ってみると、本当に鯛めししかメニューが無い!
どうやら、恵比寿に本店がある「魚や ころすけ」の銀座店のようです。居抜き物件のためか、1階は調理スペースのようで雑多に色々なものが置いてあります。2階に行くとわずか3席(6人)のテーブルがこじんまりとあります。
シーマンズクラブ?の名残りなのか、魚やを意味しているのか航海に関係するようなイラストが飾られていて、謎のカフェのような状態になっています。
メニューは鯛釜めし1280円、ころすけの鯛めし膳 1480円、銀座の鯛めし膳 1980円の3種類。店内が空いていたのですが、準備のためか注文から先付けまで20分以上かかります。
お母さんの料理のような先付け(?)
ふろふき大根と、だし巻き卵、豆腐、サラダ、鮭のハラミ。温度が温かくて良いのですが、味は至って普通な感じです。
ちょっと寄って食べるのには十分です。できればもう少し提供が早いと良い感じですね。
続いて立派な半身の鯛カマが来ます。これを目の前で崩してくてて、お茶碗に持って食べるという流れのようです。
カイワレとネギ?薬味セットを乗せていただきます。
気になるお味ですが、薄味で”炊き込みご飯”というイメージです。鯛は若干パサパサしている感じで油は少なめ、ジューシーで凄い!という感じではなさそうです。むしろ日干ししてある干物の鯛を炊き込んだという雰囲気です。
二杯目は出し汁を追加して、卵を落として雑炊にしてくれます。
グツグツ沸騰しているので、熱々のまま食べれます。
料理の味云々はありますが、熱々の”ごはん”が食べれるというのは嬉しいことです。いかに美味しい料理屋でも、ちょっと温かったり提供のタイミングを見計らったりして若干冷めていることが多いので、釜飯の良さはそこにあります。
味の方はまあ普通の鯛飯のような感じです。趣味で、真鯛を三枚卸しにして骨と一緒に炊き込みをした事がありますが、自分で調理した方が味の質は高いように思えます。やはり価格が2千円以下のコストで銀座でやっているからか、捌いた鯛を窯に入れていちから炊くのは難しいようです。自分でやる場合は本当に簡単で、日本酒と味醂、少しの塩と醤油だけ使い、土鍋で炊けば立派な鯛飯が出来上がります。シンプルだからこそ難しい部分もありそうです。
しかし通しの営業で2時以降も入れてボリュームのあるごはんでお腹いっぱいになれるというのは成人男性には本当に嬉しい限りです。銀座で腹ペコで迷っていたら行ってみて下さいね。
〒104-0061 東京都中央区銀座4丁目13−15