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南青山の児童相談所は本当に不要?周辺環境を解説

今ニュースで話題の「南青山・児童相談所建設計画問題」、筆者は北青山の紀伊国屋インターナショナルに行くことがあり、近隣の写真を撮影しましたので、周辺環境について書きたいと思います。

写真は南青山5丁目の建設予定地。

高級ブランド街に児童相談所は不要という声

住民説明会で「南青山の一等地に建てる必要性が無い!」と騒いでいるシーンが報道されていますが、この”5丁目”という所は南青山の中でも特に高級店が並ぶショッピングのエリアで、「骨董通り」と「みゆき通り」の中間に位置しています。もともと、骨董通りは「高樹町通り」とも呼ばれて今よりブティックも少なく中島誠之助を初めとした骨董商が数多く立ち並んでいました。

”骨董通り” 今では骨董商は片手で数えるほどしかなく、ファッションの街になっている。

骨董商が集まる理由も”他より賃料が安い”という理由なほどで、15~20年前は今とは全く違う状況であったようです。それが、表参道を中心にハイブランドのお店が立ち並ぶようになり、後を続くようにみゆき通り、骨董通りも最新のファッションのお店が集まるハイソな街になりました。

みゆき通り

みゆき通りは特に建物の外観デザインも優れていて、プラダやマークジェイコブス、モンクレール、イッセイミヤケなど有名なファッション店が密集しています。

確かにこれだけファッションを中心にしている街に、広い敷地で児童相談所が建設されると雰囲気が変わってしまうという意見も分からなくはありません。
また児童相談所の建設によって、周辺の地価が下がってしまい損を被ってしまうのを恐れて建設反対をしている人も居るそうです。

港区の多くが一等地である

新橋から赤坂・御成門はもとより、六本木や麻布周辺の多くも再開発によって土地価格相場が上昇しています。渋谷川沿いや白金、江南、芝浦などは南青山と比べて地価がかなり安いエリアはありますが、港区が取得できるまとまった用地に限りがあることは確かです。

筆者個人の意見

筆者の意見では、確かにまとまった用地が取得できないことは分かりますが、住民の多くが利用することのない施設を一等地に作るというのは街にまとまりが無くなってしまいそうです。「港区役所の支所を作り、そこの隣に児童相談所を併設する」もしくは、「渋谷ヒカリエと同じように商用施設の一部に公共施設の併設」などであれば、もっと住民の理解を得ることができそうです。
また街の統一感から言うと、例えば京都の有名な清水寺がある清水坂に、公共だからといって児童相談所があったとしたら、それはおかしく感じるはずです。
近年急にファッション街となった経緯がありますが、街の統一感から言っても用途の変更という選択肢もあってよいと思います。

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