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現代にアレンジ、森下優理さんの手掛ける”九谷焼”の魅力

九谷焼というのは日本でも有名な焼き物のひとつで、石川県加賀市の山中温泉九谷町が発祥と言われています。 紫(茶色)、紺青(青色)、青(緑色)、黄の『青手』と呼ばれる大胆で伸びやかな筆運びの作品から、赤絵細描、花詰などの繊細で華やかな作品まで、様々な上絵の技術が発展·継承されているのが特徴で、造形から上絵の工程で多くの工夫がなされます。
由緒ある料亭では揃の器が代々引き継がれ、また加賀地方の家庭には普段使いとして九谷焼があることも少なくないですが、分業のために販売価格が高めであるとか器の情報量の多さ故か、残念ながら”玄人好み”に甘んじていると言わざるを得ません。

今回紹介する九谷焼作家の森下優理さんは、この九谷焼の原料や技法はそのままに、極々細い筆によるタッチとアンティークゴールドカラーをメインに据えています。これまでの九谷焼とは印象が全く異なる、10代、20代の女の子が毎日使いたくなるような可愛らしいお花や蝶、動物などをモチーフにしています。 細部まで筆を入れた食器はハンドペイント特有の艷やかを持ち、繊細でありながらも大胆な図柄でヨーロッパの有名窯に劣らない質感です。

『Wildflowers×蝶喋シリーズ 紅茶カップ&ソーサー ホワイト·ブーケ』

さて、こちらの作品は森下が現在メインモチーフにしている蝶と花をモチーフとしたカップ&ソーサーです。 「器が好き」という理由で九谷焼作家を志望した森下さんにとって、カップ&ソーサーの様式美を追求することは命題となっています。紅茶の水色と香りが広がる口縁広めの豊かな形状は、「器に絵を描く」という行為の敷居を下げてくれているように思います。

次は、食卓で毎日使える実用性も高い『Wildflowersシリーズ 六角皿』です。
芥子の花と洋唐草を全面にあしらったオールラウンダーなプレートです。サーモンピンクとくすんだ青みでまとめられており、ケーキ皿はもちろん和食の一品にも使えます。
※こちらの生地は不定期仕入れのため在庫がありません これ以外の作品は、森下優理さんのブログ(タンブラー)、またインスタグラム・ツイッターで最新情報を確認できます。

商品のご購入については、メールで直接ご連絡ください。yurimorisita@gmail.com
ギャラリー展示では実際にご覧頂けます。
金沢駅 群青広見
ぜひとも一度手にとって見てくださいね!

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