面白い記事を見つけました。カワサキPLAZA仙台六丁の目店のブログ「Z900RS × Brembo~ブレンボの魅力~」にこんなことが書いてあります。
たまに、「ブレンボに替えればもっとブレーキが効きますか?」と相談をされますが単にブレーキ効力を上げたいだけならブレーキパッドを替え、ブレーキディスクを大径に換装、という手段が効率的です。
これ、本当に勘違いする人が多いのですが、ブレーキキャリパーを変更しても制御力に影響はほとんど及ぼすことがありません。 ブログの記事に書かれているように、制御力を上げたい場合はブレーキディスクを大きくしてパッドが当たる面積を大きくすると言うのが効果的です。 ブレーキパッドも、社外品でたくさんシリーズが展開されていますが、ツーリング向けの寿命が長いパットから、レース用のパッドまで様々の展開があります。
ブレーキの効きが良いほどスポーティー?
これもよく勘違いされるブレーキの話ですが、ブレーキレバーを握って制御する力が強ければ強いほどスポーティーだと考えている人がいます。 確かに握ってしっかり止まると言うのは大切なことですが、必ずしもスポーツ走行する人が制御力の強いパッドを利用しているとは限りません。
ブレーキをして急に効くというのは、どちらかというとツーリング向けになります。サーキット走行をするようなスポーツバイクに乗ると、「握った分だけ滑らかに効く」という感覚が正しいです。人によっては、「思ったよりブレーキ効きにくいな?」と感じるかもしれません。
Z900RSに乗る以前にゼファー750RSに乗っていたとき、BERINGER(ベルリンガー)のブレーキキャリパーやマスターシリンダーに変更していたのですが、純正のマスターシリンダーとキャリパー変更したときに、はじめのうちはブレーキが効かないんだと驚いたことがあります。 ブレンボとベルリンガーでは少し差があるかもしれませんが、ブレーキの制御力を上げたいからと安直に高額なキャリパーを購入すると言うのはお勧めできません。
まずはブレーキパッドの変更をして、好みの感覚を選び、細かなブレーキ制御が必要になったときにラジアルマスターやブレーキホースの変更、最後にキャリパーを変えるというのが勉強になるカスタムだと思います。
ブレーキパッドは、個人的にはデイトナのゴールデンパッド系はバランスが良く優れていると思います。ブレーキを強化するさいは、同時にハイグリップタイヤにしないとロックして転倒する可能性が上がるので、最初はタイヤ、次にブレーキ、そしてサスペンションという流れでチューニング・カスタムしていくのは良いはずです。 いろいろな方法があると思いますが1つの参考にしてみてください。