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【プレゼン術】言葉は少ない方が伝わる

誰かと会話をする時、大したことでなければダラダラと雑談も良いです。ただ、何かを伝えたい時は言葉が長いと伝わりません。

伝える側は、なるべく伝えたいので長くなりがちなのです。
例えば次の2つの例を見てみます。

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とある車の営業マン

Aさん
「この車は、今年の4月に発売されたばかりのエコカーで、以前のモデルよりも燃費がリッター5キロもプラスされています!それだけでなく、ラゲッジスペースも拡張されていてゴルフバッグも余裕で入ります。オプションも豊富にあり、シートの色やホイールなどもお好きな色に変えれるんですよ〜。ボディも限定カラーの特別色は5台しか入庫しないので、本当にお勧めですよ!」

Bさん
「この車は、最も人気のあるモデルです!以前よりも燃費が良いのに、車内が広くなったんです!座ってみますか?」

Aさんは言いたいことが多すぎて、結果的に何を伝えたいのか見失ってしまいます。
話が飛びすぎたり、繰り返されると聞き手がポイントを失ってしまいます。

一方、Bさんは「新しい、燃費が良い、広い」に絞ってプレゼンテーションしています。
もちろん、お客さんのニーズに合わせて内容を変えます。(色をこだわるひとなら、限定色だけ押すなど)

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とあるデザイナーの打ち合わせ

Cさん
「ここのデザインのレイアウトがちょっと色が気になるんだけど、こう、今回のテーマが青色をベースにしているわけだから、ピンクとかじゃなくて一貫性をもたせたほうが良いと思うんだよ。他にもフォントのサイズがオカシイけど、とりあえずはここの文字の上をピンクじゃなくて、もっと別の…。」

Dさん
「このピンクのデザイン案も面白いですが、今回は紙面の雰囲気を青一色で行きましょう!どうでしょうか?」

Cさんは思いついたまま会話を続けています。
Dさんは「雰囲気を青一色で行きましょう!」と包括的に提案しています。
このように、ポイントを絞ってプレゼンテーションするのは相手に伝えるのに有効です。

長文小説を読むのが得意であったり、論理的思考力がある人は、ダラダラと説明を続けても文脈の中で大切なことを見抜くことができますが、多くのひとは

「つまり何が言いたいの!?」

となってしまいます。
「何を言いたいか」+「それは何故か」を最小限で組み立てると、相手に伝えやすいです。

 

何度も言葉を繰り返すのも効果的

例「これからの時代はスマホ対応ですよ!電車でも皆スマホ、会社でも学校でもスマホの時代です。スマホ対応こそ売上増加に繋がります。」

洗脳するようなマインドチェンジのDVDを見ると、様々な人物がインタビューに出てきて、必ず同じワードを繰り返します。
別の人物、別の話に見せかけて、全てがそのワードに辿り着くようになっています。TVショッピングでも販売者と購入者インタビューで同じことを繰り返しますよね、同じように言葉を繰り返すのは効果的です。

CEOも使うテクニック

最も有名なプレゼンテーションにオバマ氏の演説「Change(チェンジ)」があります。
“We can CHANGE – Yes, we can.” (=私達は変われる、そう私達はできます!)
という短いフレーズを使いました。

日産のゴーン社長も、「コミットメント(目標必達)」をテーマとして、繰り返し発言しました。
他にもスティーブ・ジョブズは「iPodはガムより小さくて軽いんだ」とシンプルにPRしました。

このように、誰かに伝えたい事は「一番言いたい事を」短くして発言するのが有効的です。
会議は発言が長ければ良いというものではありません。
ぜひとも短いフレーズでのプレゼンテーション、挑戦してみて下さいね!

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