クリストフルリュバン Christofle Rubans

フランス名門”クリストフル”を毎日の食卓で

毎日できる贅沢とは何か？
お金持ちでなければ、ボルドーの５千円の赤ワインを毎日空ける事はできないですが、カトラリーであれば一度買うだけで生涯に渡って贅沢ができます。

多くの人は、自宅で毎日ご飯を食べますが意外にも食器やカトラリーなどのテーブルウェアまで気がまわらないのが現実です。
使えれば良い！と思われがちなカトラリーですが、毎日のように手に触れるものなので上質な物を一度揃えるだけで食事が楽しみになります。

今回冒頭で紹介したのは、フランスの名門銀製品メーカーであるクリストフルのリュバンシリーズ。
リボンのモチーフが施されたシルエットの美しいカトラリーは、白いディナープレートの上に置くだけで溜息が漏れるほどに美しいです。

一般的にカトラリーは、ステンレス製(18-8)で出来ており錆びたり酸化などしませんが、光沢感などに限界があります。
ところが、クリストフルを始めとするシルバー仕上げのカトラリーは、ステンレスと比べると優しい白さで、磨き上げるとアクセサリーのように光沢を見せます。

どちらかと言うとステンレスは青っぽい色ですが、シルバーは上質紙のような白さでコントラストの弱さが特徴で、使い始めるとその差が気づくようになります。

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小さな四角いスタンプのようなものは、ホールマークと呼ばれ、カップ＆ソーサーのバックスタンプと同じように、メーカーやカトラリーの仕上げを表します。
よくみるとChristofleと刻印されています。

シルバーのカトラリーは、主にフランスとイギリスが有名で、現行の商品からアンティークまで幅広く流通しています。
日本にもシルバープレートのカトラリーはありますが、デザイン性では欧州のものの方がお洒落と言わざるを得ない状況です。

シルバープレートとは、カトラリーの表面に銀を薄く塗っているような仕上げで、いわゆる銀メッキです。
ニッケルなどに金属に表面をコーティングしており、質感はスターリングシルバー(92.5%の純銀)とほぼ同等と言われています。

スターリングシルバーの食器は、イギリス貴族の間で流行したのですが、予算上全てを純銀でまかないきれなかった人たちにシルバープレートが重宝されたらしく、王室のヴィクトリア女王さえも作らせたと言われています。

カトラリーは１つずつパッケージされており、保管が長かったため開封直後は少しクスミがかかっていましたが、シルバー磨きクロスで優しく磨くだけで鏡面のようになります。

ただただ、ひとつ気をつけた方が良いのが、クリストフルのナイフ類（ディナーナイフ、バターナイフ、フィッシュナイフ）は恐ろしく切れ味が良いことです。
開封途中に指をすぱっと落としてしまいそうになりました。

日本のカトラリーは安全性を重視してナイフの刃付けをしてないものが多く、子供が指でなぞっても何ら怪我さえしないナイフがほとんどです。
ところが、クリストフルのナイフは非常に鋭利な刃が付けてあり、厚みのある肉料理でさえも力を入れずにサクッと切れるようになっています。
子供には危険ですが、料理や食事を楽しむのが好きな大人にとってはキレのよいナイフは心地の良いものです。

初めてクリストフルの食器を揃えたのですが、重さにも驚きました。
下の写真は、日本で最も有名と言って良いほどのカトラリーメーカー「ラッキーウッド」ステンレスで有名な新潟の燕市で作られています。

重量はナイフ、フォーク、スプーンで123.5gです。
色合いも良く見て覚えておいて下さい。

こちらが、クリストフルのリュバンのナイフ、フォーク、スプーン。
重量がお分かりいただけますか？
なんと、263.9g！ラッキーウッドの２倍以上もの重さなのです。
長さはそこまで変わらないのですが、かなりの重量になっています。

また色合いが白っぽいのが分かるかと思います。
同じ照明と状況でとってもここまで違うのです。

実はこのリュバンのカトラリーセットを購入する前に、リュバンのティースプーンを４本入手したのですが、何の事はない他のステンレスよりもシルバーのほうが手に取る回数が多くて虜になってしまっていました。

素晴らしい食器というのは癖になるもので、さらには日常に溶け込みます。
初期費用は高いのですが、一度購入すれば一生涯に渡って、場合によっては孫の代まで使えると言われます。
ですので、特別お金持ちの家庭でなくても一度頑張って揃えれば生涯に渡って贅沢できるのでライフスタイルを心機一転したい時にはお勧めです！

また、食器や料理が好きな方には是非とも試してもらいたいです。