【解説と私見】遂にマセラティSUV『レヴァンテ』市販型が発表

イタリアの気品と色気、マセラティ

ボローニャに起源を持ち、ネプチューン像の持つトライデントをマークにするマセラティは、レースで名を馳せたメーカーですが、途中からはラグジュアリースーパーカーを代表するイタリアの高級車メーカーに。

官能的なフィーリングと美しいイタリアンデザインで、他にはない独自のポジションを築き上げたマセラティは、今ではフェラーリやポルシェよりも品良く控えめなスーパーカーに乗りたいというセレブ、ビジネスパーソンの心をつかんでいますね。

色気のあるポルトローナフラウ社のレザーや、アナログ時計などもまた、イタリアらしいエレガンスを体現しています。

マセラティ初のSUV『レヴァンテ』が遂に発表

さて、今回のニュースですがマセラティは2月19日にマセラティ初のSUV『レヴァンテ』を発表しました。

マセラティは数年に渡ってマセラティSUVのコンセプトを作り上げてきており、そのデザインは数回に渡って変更されています。

また前回のコンセプトでは、ちょうどマセラティのコンセプトクーペであるアルフィエーリを感じさせるデザインとなっており、それはそれでクールなデザインではありました。しかし流石に実車にするのには非現実的なデザインでもあり、今回のデザイン変更は当然というように感じますね。

これまでのコンセプトデザインから更に磨きをかけた実践的なデザインは、マセラティSUV市販車の登場を間近に感じさせるものとなっています。

3月のジュネーブモーターショーで、実車が公開される予定です。

マセラティSUV『レヴァンテ』個人的な意見

マセラティのエントリーモデル、ギブリを感じさせるフロントライトのデザイン。今ではマセラティの定番となったフロントフェンダーに設けられた3連エアダクト。

かなり攻撃的な印象の強いデザインのコンセプトは、最近の車のデザインの流行に合ったものであり、登場すれば中々の人気になるのでは?と思います。

その一方でベンツの新型Sクラスクーペなど、丸みを帯びた少しクラシカルなデザインの車もまた高く評価されているのも事実です。

もちろん今回のレヴァンテのような先鋭なデザインも良いのですが、個人的にはあのようなクラシカルで優雅な曲線美のデザインを、イタリアの車メーカーこそが進んで実践し「エレガンス」「色気」「無駄のなさ」で世界を圧倒するような車を作って欲しいなと思ってしまいます。

maserati

愛車の肩を持ち過ぎかもしれません。

しかしあまり極端なデザインにしたり、装飾を加えたりするのではなく、曲線一本一本のラインを大切にし、車に写る影さえもデザインするような姿勢を、イタリアの車メーカーに是非忘れずにいて欲しいものです。

今回はマセラティの新型SUV『レヴァンテ』のニュースを私見を交えて紹介してみました。

乗り物
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平成3年生まれ。
2017年春頃より、二代目ライター田中に就任しました。メンズファッションを主に執筆しています。
以前のライターとも仲が良いので、様々なことを聞いて書いています。

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