1983年にニューヨーク郊外で創業したハーニー&サンズ。
ペールトーンで統一された可愛いパッケージと、独創的なフレーバードティが人気急上昇中です。
紅茶ブランドはイギリスやフランス発が多いですが、ハーニー&サンズはNY発の新しいティーブランドです。
パッケージが可愛いだけでなく、独創的なフレーバーはフランス紅茶とも異なります。
ここからは少し勝手な感想を述べさせてもらいますが、ハーニー&サンズのフレーバードティは、2種類に分かれています。
一つは、シナモンやヴァニラ、ジンジャーなど香辛料をテーマとした紅茶。
もう一つは”シチュエーション”を表現するエッセンスを持つ紅茶です。
紅茶の魅力を引き立てる、魔法の香辛料のブレンド。
ハーニー&サンズの魔法とも言える、香辛料のブレンドは毎日紅茶を楽しむ人でさえ感動するほどにドラマチックなものです。
どういうことかというと、バランスが素晴らしいのです。
例えば、”ピーチジンジャーツイスト”これは名前の通り、ピーチとジンジャーをブレンドした紅茶ですが、ピーチをベースにして一掴みのジンジャーを足すことによって、まるでマンゴーか何かのような南国ニュアンスを感じるフレーバーに仕立て上がっています。
お互いの素材を犠牲にしない、引き立て合うブレンドはハーニー&サンズ特有の香りと言えます。
他にも”ドラゴン・パール・ジャスミン”
これは、あたかも生花のような…。百合が開く前のような柔らかく滑らかな香り。
上質なジャスミンティーをベースに生花を一本さしたようなニュアンスです。
これがティーカップの中で、それもサシェ(ティーバッグ)で再現されるというのだから驚きです。
ティーカップの前で、目を閉じればその世界に。
香辛料をテーマとしたものを紹介しましたが、もう一つは”シチュエーション”を表現するものです。
フェリシモの色鉛筆を知っていますか?
500色ものカラーバリエーションのある色鉛筆ですが、特有のネーミングを持ちます。
例えばこうです「リスのどんぐり集め」、「ノースランドの羊の群れ」。
異なる情景を繊細な色によって表現しています。
ハーニー&サンズのフレーバードティは色でなく香りで情景を再現しています。
”Mother’s Bouquet” (お母さんのブーケ)…
目を閉じれば、コッツウォルズの湖が見えるベッドサイドに置かれたブーケを想像させます。
柔らかなカモミールにドライフラワー、カントリーな優しさです。
”Tower of london” (タワー・オブ・ロンドン)
このフレーバーは、ドキッとするような艷やかな色っぽさを持ちます。
ロンドンの深夜のホテルバーで、仕立ての良い服を着た優しい男に誘惑されるような…。
ヴァニラをベースに、ベルガモット+カシス、はちみつ。
退廃的なニュアンスがあり、映画的な情景が浮かびます。
紅茶ひとつで、様々なシチュエーションを想像させるほどの調香は、ハーニー&サンズしか持ち得ません。
スタンダードなフレーバードティ、アールグレイひとつとっても、キレの良いベルガモットの香り。一番人気のホット・シナモンに至っては、ついさっきミルで砕いたような新鮮な香りです。
朝のひとときには贅沢過ぎる紅茶です。
日本国内でも人気急上昇
ファッション感度の高い、ジェイアール名古屋タカシマヤに専門店を出店したのは記憶に新しいですが、日本でも人気急上昇しています。
ヒルトン系列最上級の米ウォルドルフ=アストリアさえも顧客リストに居るというのが驚きです。
取り扱い店舗が増えてきましたが、まだまだ知らない人も多いハーニー&サンズ。
流行になる前に一足早く、芸術的なフレーバードティを楽しんでみて下さい。
Harney&Sons(ハーニー&サンズ)
公式オンラインストア、また「ジェイアール名古屋タカシマヤ」など取り扱いショップもあります。
ハーニーサンズ公式サイト http://harney.jp/
ツイッター https://twitter.com/harneyteasjp
楽天市場店 http://www.rakuten.co.jp/harney/