20代も後半、女性が「女の子」として可愛がられる時期が終わり、そろそろ女性としての魅力を磨かなければ……と感じている人も多いかもしれません。
確かに女性は若さが魅力であることが多く、その魅力では30歳を間近に控えた人が10代に勝つことはできないでしょう。
しかし20代も後半になれば、女性はいわば「無差別級」です。まだ20代なのに汚くて品のない「おばさん」のような女性もいれば、60歳になっても魅力に満ちている女性もいます。
重要なのは「容姿」ではなく、立ち振る舞いや身だしなみなのです。
そういうわけで今回は、男性から見て「大人の女の魅力」のあるお姉さんになるために、大人の女の魅力とはどんなところに現れるのか、解説いたしましょう。
1. 声、話し方が落ち着いている
意外なところではありますが、男性は大人の女性特有の落ち着いた声の出し方、話し方に魅力を感じます。
「話し方?」と疑問に思われるかもしれませんが、これは本当に大切です。
敬語を使っているのになんとなく綺麗に聞こえない、あるいはカジュアルに話しているのになんとなく上品に聞こえる、といった違いを感じたことのある人もいるでしょう。これは使う言葉の問題もありますが、それ以前に話し方、声の出し方そのものに理由があるのです。
高い声でも低い声でも構いませんが、一言一言を大切にし、時間をかけて丁寧に発声していくような話し方には、大人の女性にしかない色気があります。ぜひ話し方を見直してくださいね。
2. 無臭もしくは清潔感のある香りを一種類
多くの女性が失敗しているのが、香りのまとい方です。「良い香りが好き!」という女性は多く、思い思いの香水を使ったりしていますよね。
しかし、実際には男性にとって「臭い」と感じる女性の方が多いくらいです。
その原因は2つ。一つはニオイが強烈すぎること、そしてもう一つは色々なニオイが混じってしまっていることです。
一つ目はもう自覚のある人も多いはずです。香水のニオイは大変に強いものなので、つけ過ぎるとご控えめに言って周りの人に迷惑になってしまいます。香水はそもそも趣向性が強いものですから、人によって好き嫌いが分かれます。注意しましょう。また香水の品質も気をつける必要があります。安い香水はケミカルな香料で作られており、トイレの消臭材の方がマシなニオイを放つものも少なくありません。
また、より問題なのが色々なニオイが混じること。
香水をつけようとしましたね。ちょっと待ってください。あなたのシャンプーやリンス、服の柔軟剤、ファンデーションなどの化粧品、制汗剤などニオイのするものはありませんか?
香水というものは、無臭のところに少量つけるから良いにおいがします。
それなのに「香害」とも呼ばれる化学物質のかたまりである洗濯洗剤や柔軟剤のニオイを服から放ち、ほぼ全ての男が嫌悪感を覚える化粧品のニオイを顔から放ちながら、そこに香水をつけている人が殆どなのです。
まずは無臭を作りましょう。洗濯洗剤の代わりにバイオクリーンやミヨシの洗濯石けんの液体タイプを使えば、服は完全な無臭になります。無臭の洋服に慣れたら、もう柔軟剤など使う気にはなれないはずです。また化粧品もニオイの少ない物を選ぶよう意識しましょう。
生理周期で現れる女性特有のニオイには、ミョウバンなどニオイを抑える働きを持つもので対抗です。
そうして色々なニオイを消したら、香水ほんの少し、首筋に。
ココ・シャネルは言いました。
「香水はキスして欲しいところにつけなさい」
3. 髪の毛に清潔感がある
女性に清潔感も何もないでしょ、男じゃあるまいし。と思ったあなたは、残念ながらもう無理です。魔女になりましょう。
「あー、そうかー気をつけないとかな」と思ったならば、今から気をつければOK!! 毎日ちょっとしたことを気をつけていけば、確実に印象が変わります。
まずは髪型。髪の毛が手入れされていない、ぼさぼさ、だらしが無い髪型になってしまっている、カットを怠って量が多すぎたり、毛先が整っていない、あまりに痛んでいる。特に方向性を見失ってパーマやカラーを繰り返した結果の金タワシのような髪の毛です。
こういうことが重なっていくと、髪の毛が不潔な印象になってしまいます。
思い当たる節が合ったら、まずはシャンプーやリンスなどを見直してみましょう。市販の8割を占めるシリコンがたっぷり入ったケミカルなシャンプーは、一見すると光沢が出て滑らかになりますが、実際には髪を痛め、シリコン特有のニオイもあります。
できるだけオーガニックなものを用いると良いでしょう。
それこそ大手百貨店に入っているオーガニック化粧品をたくさん扱う「コスメキッチン」のようなショップを利用したり、今隠れた人気となっているイスラエル発ガミラの石鹸のように自然な素材のみで作られたもので髪を洗ってみたりするのもおすすめです。
4. メイクが薄めで、地肌が綺麗
男性が最も見たい肌はスッピンで美しい肌であり、最も見たくないのが、メイクがたっぷりのった荒れた肌です。
20代も後半になってくると、女性の肌は人によって異なる様相を見せてきます。さっそく老け始めてしまう人もいれば、まったく若々しいままの人もいます。
ここで意識すべきことは、「メイクでごまかそうとしない」こと、そして「肌は老化しているだけではない」ということ。
まず歳を取るごとにメイクが濃くなっていく人は要注意です。メイクは今あるものをどれだけ良く見せるか、というテーマですべきものであり、あるはずもない美肌や若さの演出をしようとすれば、失敗してしまうことが多いもの。
美肌に見せようとたっぷり真っ白のファンデーションを塗りたくるよりは、少し荒れていても地肌に合った色のファンデーションを薄く塗っている方が清潔感があります。荒れた肌を隠そうとファンデーションを分厚く塗るのは、はげた部分の少ない髪の毛を丁寧になで付けて、はげていないように見せようとするのと同じ発想です。
まずは、肌質そのものを見直しましょう。
肌質はストレスや睡眠などの生活習慣、食事、セックスライフなど様々な要因によって変わっていきます。全てを歳のせいにしていると、「肌の品質」とも言える本当に重要な部分を見失ってしまうでしょう。肌質が良ければ、歳を重ねていても、清潔に見えます。
荒れた肌をメイクで隠すことより、肌質を良くするように心がけていきましょう。