90年代は就職もせずにフリーランスで仕事をする人は、ごくわずかで多くの人は「良い会社に入って務め上げる」といった風潮がありました。
ところが、2000年前後からインターネットが普及したり、DTP(自宅でデザインやWEB)が一般化するに当って、昔よりも在宅で出来る仕事の幅が広がりました。
それから個人でホームページを持てるのが当たり前の時代になり、インターネットで仕事を受注したり、メールで取引して仕事を完結させたりと昔と比べるとはるかに独立しやすい環境が整っています。
執筆している2016年に至っては、個人で動画を撮影・編集してユーチューブで人気になる「ユーチューバー」や、アニメや音楽を個人で制作して、同人サークルやニコニコ動画で何千万円もの利益を得ている人もいます。
本当にフリーランスで生活したり、儲けることができるのでしょうか?
どうすればフリーランスで成功できるか少し考察してみます。
芸人タイプで行くか、堅実タイプで行くか
「芸人タイプ」
これは大げさに表現すると、ユーチューバーのヒカキンのように自分を売るようなスタイル。
例えば「自転車で全国一周している◯◯が◯◯します!」や「世界30カ国を放浪した◯◯がデザインします!」など、経歴や雰囲気などで仕事するタイプです。
ただこれは才能や運が必要で、誰でも安易に成功するタイプではありません。
特に作家・音楽や芸能、声優など、表舞台を華やかに飾る職業は競合も多く、成功率は低いと言えます。
「堅実タイプ」
対照的に現実タイプは、地道に仕事をこなすタイプです。
言ってしまえば、「町の◯◯さん」といった、小さな地域や業界で良い仕事を積み重ねるフリーランスです。
「この人に頼めば大手に頼むより安く、良い物ができる!」と口コミで広がって成功したりします。
特に大手企業や有名企業で実績や能力を積み上げて、独立でフリーランスになる場合など、確かな技術があるにもかかわらず、一人分の報酬で仕事を引き受けれるので、儲かりやすく成功しやすいと言えます。
ただ、こちらも誰でも必ず成功するわけでなく、お客さんを探したり、自分一人という”会社”をうまく切り盛りしなければなりません。