コロンビア パウダーブルー トリオ
宝石を思わせる青と金のグリフィン…息を飲む美しさです。
ウェッジウッドの中でもコレクションとしてキャビネットに飾られることの多い「コロンビア パウダー」です。
通常のコロンビアと異なって、パウダー仕上げと手作業の金彩が施されます。
ユーランダーパウダーにも似ていますが、価格はユーランダーの37,800円よりも3倍以上高い140,400円…。トリオだと20万円を超える定価です。
芸術作品としてなら手頃とさえ思わせるクオリティの高さ。
2体のグリフィンが向き合う金の装飾は作業で施されており工芸品の域を超えています。
実に美しいのですが、あまりに格式の高い荘厳としたカップのため紅茶を淹れたことはありません…。
特別な日に1度くらいは使おうかと思っていますが、日常使いするならユーランダーパウダーくらいがちょうど良いですね。
カメオ トロフィー・グレイ
とあるショップで、ついに購入してしまいました…。
ウェッジウッドの中でもWedgwood & Bentley Exquisite Handcrafted Piecesと称されるハンドメイドのコレクション。
中でもこのトロフィーグレイは、アストバリーブラックと双璧をなす存在のようです。
ウェッジウッドというのは有名で、インターネット上に数多くの情報がありますがカメオ・トロフィーグレイについては殆ど詳細がありません。
実際に購入してから詳細を調べたのですが、このトロフィーグレイはウェッジウッドの中でも熟練の職人が手作業で制作した作品で、8回の焼成工程を得て完成されます。
窯入れの数は増やすほど破損の確率が高くなり乗算するように飛躍的に難易度が上がると言われています。
22金(91.7%の純金)を使って施された装飾は金の厚盛で、コロンビア パウダーブルーと比べても何倍も厚い金で油絵具さながらにふんだんに使われています。
アストバリーブラックも8回の焼成をされていることからも、まさに黒と白で双璧をなす存在です。
ウェッジウッド・ジャパンの公式では公開されていないシリーズで、一部の輸入ショップに扱いがあります。
本国のウェッジウッド・オンラインストアでも、価格は1105£ (=200,000円)と日本とほぼ同等の価格です。
とてもではないですが紅茶を注ごうとは思えない存在です。
カップ&ソーサーとは何か。紅茶を注がれるのが常ですが、実際には”観念”に過ぎないのではないのか。存在に意味があるのではないのか。
などと思いを寄せつつ、ユーランダーでお茶をするのでした。