ハガネ包丁とステンレス製包丁の違い

料理

皆さんはどんな包丁を使っていますか?最近ではとても軽量なセラミック包丁もありますが、多くの家庭ではステンレス製の包丁が主流かと思います。

毎日料理で使う包丁は、少し良い(高価な)ものを使うと、切れ味が良く、長持ちするため、買って損はないと言われています。実際、2千円程度のホームセンターで売られている安価なステンレス包丁と、ヘンケルスやツヴィリングなどの5千円〜1万円程度のステンレス包丁では、切れ味や刃こぼれに大きな違いがあります。

私自身、ペティナイフには千円台の格安包丁を使っていますが、実はもっと良いものが欲しいと思っています。細かい作業をする時には、無駄な力を入れずに切れる包丁の方が安全です。

安いステンレス包丁でも切れ味を良くするには

安いステンレス製の包丁でも、番手の高い砥石を使って鋭利に刃を付けることで切れ味を改善できます。しかし、鋭利にしすぎると刃こぼれがしやすく、骨付きの魚や肉を切るには向かなくなるため、一長一短です。

ハガネ包丁ってどうなの?

昔ながらの料理人であれば当たり前に使っているハガネ包丁ですが、現代の家庭料理をする人にとっては扱いにくく、難しいイメージがあるかもしれません。ステンレスやセラミック製と異なり、ハガネは水滴が付いたまま放置すると30分ほどでサビが浮いてきます。そのため、板前さんがサッと切った後、すぐに水を拭き取る姿をよく目にします。

確かにサビやすく、手入れが必要ですが、魚を柵から刺し身に切り出す時などは、ハガネ包丁の切れ味は抜群です。刃が薄いため、ステンレス包丁よりもスムーズに刃が入ります。また、連続して玉ねぎをスライスする際も、トントンと軽快に切れます。ステンレス製でも鋭利に刃付けをしても、なぜかハガネ包丁ほどのスピード感がありません。

もちろん、ハガネ包丁やステンレス包丁にも多くの種類があり、同じ条件で比較できるものではありませんが、実際に使ってみるとその違いがはっきりとわかります。手入れも思ったほど難しくはなく、水が付いたらすぐに拭き上げ、仕舞う時には薄く油を引いておけばサビは防げます。1ヶ月以上使わない場合は、酸化した油を中性洗剤で落とし、もう一度油を引き直す必要がありますが、それ以内であればサビはほとんど出ません。

背中が危険

個体差があるかもしれませんが、ハガネ包丁は背の部分が危険です。硬いものを切る時に包丁の背を手で押すことがありますが、これが意外にも切れ味が良く、料理後に「なんか手が痛いな……」と思って見たら血だらけ、なんてこともありました。私も料理の勉強をしたことがなかったので、ハガネ包丁の背が切れるとは知りませんでした。家庭科でも教えてくれませんから、ぜひお気をつけください。

アウトレットモールで安く手に入る

ヘンケルスなどの包丁は、アウトレットモールで安く手に入ることがあります。そういった場所で買えば、定価から半額以下で良品が手に入ることも。このハガネ包丁も入間アウトレットパークの包丁専門店で購入しましたが、そのお店はもう無くなってしまったようです。入間のアウトレットは店舗の入れ替えが激しいので……。それでも、ヨーロッパ系メーカーのステンレス製包丁であれば、いつでも手に入ると思います。

ハガネ包丁を安く手に入れるのは難しいかもしれませんが、メンテナンスをしてくれる正規店で買うのもおすすめです。特にプロに研ぎ直してもらうと、仕上がりが全く違いますからね。

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