大人の可愛いとは?

ライフスタイル

表面上だけでなく、本質を見ぬいた上での可愛いを判断できる。
筆者は、それが「大人の可愛い」の基本だと思っています。

逆に子供の可愛いは何か、見て直感だけで可愛い。
「ピンクのお花可愛い」「犬、わんちゃん可愛い」ちょっと年を取ると、「この服可愛い」

など、なんとなく直感的に可愛いとだけ判断する事です。
直感で判断するというのは悪いことではなく大切な感情ですが
大人になったらな、物の本質や文化、歴史的な事など考慮して「可愛い」と言えるようになってもらいたいものです。

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例えばティーウェアのセットを見た時。
「形が可愛い!」と一言で済ませる事もできますが、見る人によっては
「ウェッジウッドのイギリス製かな?」とか、「形がトルコの作品に似てる」
「金彩が贅沢に使われてて素敵」など色々な考えが出てきたうえで「可愛い」と判断します。

ただ、「可愛い」だけだと中国製の大量生産の安い食器でも、ウェッジウッドの手作りの食器でも、全て同じ「可愛い」になってしまいます。
知識などがあれば、「これは中国製で安いのに、仕上げが丁寧で可愛い!欲しい。」となるのです。

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「丸みのある面のシェイプがビクトリアン様式かな?今どきめずらしい形だな〜」と思いながら裏を見れば、
「ウェッジウッド250周年のアニバーサリーね!という事は復刻版か〜」
と、少し”大人”な可愛い!になるのです。

難しい事を知っても意味ないじゃん。と思うかもしれませんが、例えば小学生くらいの子供に「この食器可愛い!変わった形!」と言われた時に「これはね、イギリス製で200年位前の昔の形を最近作りなおしたものだよ」と教えてあげることができます。

子供に新しい事や知識を教え続けてあげることは、ベースが培われる事そのものです。
草花の種類や食べ物の種類、地理や国や文化、音楽や芸術まで、親から子への積み重ねが、子供が大きくなった時に大きな差になります。

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旅行でローズガーデンに行った時に、「花かわいい!」で済ますこともできますが、「イングリッシュローズかな?何て品種だろう?」
という風に可愛いに知識を足していくことで、自分が子供から”大人の可愛い”になります。

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カフェでカプチーノを飲みながら、この絵が何か説明できたら素敵な大人の女性ですね。

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可愛いだけでなく、知識や教養というのは大切で、これを「ボロい橋」と思う人もいれば、「イタリアの水道橋か〜素晴らしい!」と思う人もいるのです。

今回は食器や草花、ヨーロッパの文化の「大人可愛い」とは何かを紹介しましたが、同じように日本にも「可愛い」はたくさんあります。
旅行で目に留まったもの、ファッションでもヘアスタイルでも、ただ一言の「可愛い」で済ますのではなく、それがどんな本質を持っているのか知ろうとする知的好奇心と知識が大切ですね。

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