AdobeCCのアカデミック版と一般価格に大きな違いが!

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職業イラストレーター、デザイナー、カメラマン、コーダーなど創作に関わるアーティストには必須のソフトAdobe Creative Suite。CS(Creative Suite)の発売終了して、CC(Creative Cloud)が発売したのが2012年なので、既に3年も経ちます。
昔のCSは、とても高額ではありますが一度購入すると永続的に利用でき、バージョンアップしたい時は半額以下の価格でアップグレード版が購入できました。

このCCというのは月額プランになっているので、月々の支払いは購入価格からすれば安いですが、いつまでたっても自分のものにする事はできません。
車で例えると、レンタカーやリースに相当します。
今からCCを使う人に、料金プランのおさらいをしたいと思います。

 

Adobe Creative Cloudプランと料金

Adobe Creative Cloud | 詳細と製品情報 | Adobe
Adobe Creative Cloudでは、Photoshop、Illustrator、InDesign、Premiere Proなど、デスクトップおよびモバイルで使えるアドビのクリエイティブツールを利用できます。

こちらの公式ページに詳細がありますが、以下のようになっています。

コンプリート・プラン 4,980円/月間(年間契約)
コンプリート・プラン 59,760円/年間
コンプリート・プラン 7,980円/月間

コンプリート・プランは、Photoshop CC、Illustrator CCを含む、20 種類以上を自由に使えるプランです。
フォトショップとイラストレーターしか使わなくても、単体プランだと3,180円。
2つで6,360円もしてしまうので、結局はコンプリートプランになると思います。

この月間4,980円(つまり5千円)というのは、年間契約をすると割引されるもので、実質的には携帯電話のプランと同じように「縛り」になっています。
途中で解約したからと言って、残金が帰ってくるものではありません。
年間契約をクレジットカードの分割のように支払う、というプランです。

もし、2〜3ヶ月使いたい、という場合はコンプリート・プランの月間版になりますので8千円です。

CCは長期的に利用するほど損に

残念ながら、AdobeCCは長期的に契約するほど損になってしまうと言わざるを得ません。
本物のプロフェッショナルで潤沢な経費によって、常に新しいCSを買ってきた人であればCCでも損にはなりませんが、多くのお小遣いの限られた中級(中流)デザイナーには苦しい選択となります。

コンプリートプランの年間契約を5年間行った場合は、298,800円となります。
そして、解約した場合は何も残りません。1ヶ月の体験期間だけです。

しばし2年に一度アップグレード版を買うのであれば、CCの方がお得という話がありますが、常にアップグレードする人が全てではありません。
未だにCS3やCS4を使っている人は多いですし、大人になれる本編集部ではCS5が現役としてバリバリ使っています。

これらは、必要最低限なパッケージングが用意されて、WEBなら「WebPremium」、デザイナなら「Standard」「Professional」と事細かく分かれており、19万8450円〜用意されていました。

これらはCCとは異なり、何年でも使うことができますし、不要になればライセンス認証を解除してパソコンからアンインストールして、パッケージを売却する事だって可能です。
ヤフーオークションなどでは未だに5年経った中古品が20万円以上で出品される事態になっています。

さらに教育機関や学生が利用するアカデミック版は、Design Standardが6万円弱から用意されて、学生を卒業してもそのまま利用しても良い!という素晴らしい制度がありました。
つまり大学生の時に6万円程度でパッケージングを購入すれば卒業後の就職先で仕事で使うことさえ公に許されていたのです。

CCのアカデミック版

CCはアカデミック版とは名ばかりで、僅か1年間だけ月間1,980円で利用させてあげるよ。というもので、それ移行は一般契約と同じです。
つまり、1年使った後に5年間使うとすると、それだけで30万円以上も課金をしなければいけません。
そして解約しても返戻金どころか、びた一文帰ってこないのです。
レンタルやリースに相当するので、譲渡もできません。

 

市場にはまれに中古品でCS5やCS6が出ますが、価格の高騰がCCの価格の高さを反映しています。

今さらになってしまいますが、CCが料金的な改善を見せないので、最新のイラストレーターやフォトショップでなくても良いならば、状態の良くアカウントのはっきりとした中古品を入手して長く使うのも一つの手と言えます。

 

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