【男必見!】彼女が喜ぶクリスマスデートの服装とは?

街中にクリスマスソングが流れ始め、イルミネーションの飾り付けが各所で行われたりと、今年もクリスマスのシーズンがやってきました。

皆さん、もうクリスマスの予定は決まりましたでしょうか。もちろん、彼女とのクリスマスデート!と喜んでいるのはいい物の、クリスマスのデートの服装はいつも困ってしまう……。

今回はそんな男性のためにクリスマスの男の服装についてを解説していきます。

というのも、レディース向けの「彼氏が喜ぶ」クリスマスの服装の記事は多いけれど、メンズ向けはオンラインで質の悪い服を売っている企業のステマ記事ばかりで、ほとんど参考にできるものが無いのです。

どんなものを着ると彼女が喜ぶのか?

今回は基本的な考え方から、具体的なファッション着こなしまで、クリスマスデートの男の服装を徹底的に指南していきます!

クリスマス、男の服装の最も大事なこと

さて、クリスマスデートの男の服装はどのように考えればいいでしょうか。

まず一つ意識すべきことがあります。

それはクリスマスデートでは、いかにクリスマスの気分を盛り上げて、彼女に喜んでもらうかが大事だということです。

たまにクリスマスだからと彼氏の方が変な気合いを入れすぎてしまって、大失敗とはいかないものの、なんとなく不穏な空気を身にまとってしまう結果となっているカップルを見かけます。

まるきりストックホルムの初雪のように蒼白な顔をして歩く彼女と、自分の服装に満足げな彼氏を見ていると、彼らに無事来年のクリスマスが訪れますように、と聖なる夜にお願いをしたくなってしまいます。

何が失敗だったかって、彼女は彼氏に喜んでもらおうと男性の好きな「白」を貴重とした着こなしにし、しかもロングニットで女の子らしさを大事にしていましたが、男性の方はまったくどこのミラノコレクションのAWの着こなしかと思うようなモードな着こなしで、黒のジャケットに黒のスキニー、そこにポールスミスか何かの総柄のおどろおどろしいシャツを着てしまっていたわけです。

そういった服装をすることはまったく問題ありません。しかしクリスマスのデートでは、彼女が「こんな人とクリスマスを過ごせて嬉しい!」と思うような服装をするのが一番です。例えばタートルネックのアイボリー色セーターに、キャメルのチェスターコート。こういったスタイルは女子であれば誰もが喜んでくれる服装ですよね。

上記の男性の服装はあまりにもモードで特異すぎるだけでなく、12月末の夜には寒すぎる。またどんなレストランに行っても白い目で見られてしまうでしょう。あげくに周囲に人々から「あらまあ」という目で見られてしまっては、彼女は非常に残念に思うはずです。

繰り返しになりますが、こういった服装が悪いというわけではありません。休日などに着る分にはお洒落として楽しむことのできるコーディネートだと思います。

しかしクリスマスデートは女性が主役です。もちろん全てにおいて男性がもてなす必要があるかどうか、というのはまた大きな議論ですが、少なくとも服装については女性に喜んでもらえるように、という視点で考えましょう。

ホテルや高級レストランにもふさわしい格好にする

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さて、ここから具体的にどんな服をきるべきかという話をしていきます。まず覚えておくべきなのは、クリスマスデートでは少し綺麗目な格好をするのが良いということです。

綺麗目な格好というのは例えば、ジャケットやシャツを用いたスタイルですね。またデニムより綿のパンツの方がいいですし、スポーティーなスニーカーよりも小綺麗なレザーの靴がいいですね。

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これはなぜか?

一つは非常に現実的な理由です。レストランやバーを利用するときにそのような服装の方が適しているからです。

クリスマスには普段はいかないようなホテルのディナーや少しお高いバーなどにも奮発して行くことがありますので、そういった場合にはジャケット等を着用して綺麗目の服装にしていた方が違和感なく場にとけ込むことができます。

もちろんホテルやレストランに行くとき、カーディガンだからといって入店を拒否されることはおそらくないでしょう。しかしレストランやホテルでは特に格式が高ければ高いほど、カーディガンの上にピーコートを着ている人とジャケットを着用している人であれば、対応が変わる場合があります。

簡単に言ってしまえば、こういうふうに感じるわけです。

ホテルのディナーに来るのにジャケットや革靴をさりげなく着こなしている人は、おそらくいつもホテル等を使い慣れている人だから、細やかな対応の違いにも気づくだろう。もしかするとこのホテルの大事な常連客の関係の人かもしれない。だから丁寧に対応をしていこう。

またそうでなかったとしてもお客様がジャケットを着用してマナーを守る姿勢で入店してくれば、ホテル側からしてもそのお客様は大事にしたいと考えるものです。だから例えば混雑してしまって中々注文がとれないときにも、そういうお客様を優先して来てくれたり、何か問題になりそうなことがあったときに気を使って席を替えてくれたりという配慮を欠かさずしてくれます。

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私個人も、そういった場所に出入りする際には服装に気をつけていますが、なるほど確かに服装をしっかりとしていると、扱いが変わります。部屋を無料でアップグレードしてくれたり、というのが服装のおかげかどうかは分かりませんが、少なくともこちらが礼節を大事にしようとしている心構えが向こうに伝わり、向こうも最大限のおもてなしをしてくれているのは確かです。

もちろん服装だけで人を判断しているわけではないかもしれませんが、確かに高級な場所では服装を、そしてその服装からそのお客様がマナー、礼節、場の雰囲気を大事にしているかどうかをチェックしています。

こういう理由で、クリスマスデートのようにいつもよりも高級なレストランやバーに立ち入ることの多い日には、綺麗目な着こなしを心がけるのが良いのですね。

もう一つの理由は単純に、彼女にとって綺麗目な服装の方が特別感があるからです。

特に女性はいつもは普通の男性が、あるとき突然見せる大人っぽさに非常に感銘を受けると言います。まあ、平たく言えば「きゃーかっこいい」となるわけですね。そういう理由からも綺麗目な服装はおすすめです。

早速、綺麗目スタイルを用意しよう

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では実際に少し綺麗目な服装でクリスマスデートに挑むとして、綺麗目なアイテムを用意しましょう。一番いいのは先ほども少し書きましたが、テーラードジャケットです。ある程度品質の良いジャケットは色々な場所への「入場券」となります。

クリスマスデートでは先ほど解説した通り、バーやホテル、高級レストラン等でしっかりとした扱いを受けるために最も効果的なアイテムと言えます。

テーラードジャケットにあわせるトップスはシャツかニットがおすすめ。カットソーを合わせる着こなしをおすすめしているステマサイトもたくさんありますが、品が良く見えないだけでなく、ごく自然に寒そうです。

やはりテーラードジャケットにあわせるのであればしっかりとした作りのシャツ、もしくはタートルネックやクルーネックのニットでしょう。タートルネックであればカットソーなどの上に着てそのままジャケットを着ればOKです。クルーネックの場合にはシャツを合わせて、ちょっとお洒落な感じなレイヤーを作るのがいいですね。

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どちらにしても、ニット系はわりとハイゲージ(編み目が細かいもの)がおすすめ。大人っぽく、またニットにしてはドレッシーな感じになるので、ジャケットにも合わせ易いですね。

編み目が荒いもの=ローゲージのものは、カントリーな雰囲気なので、休日のアウトドアなんかにおすすめ。

ニットではなくシャツを合わせたい場合には、ジャケットと相性のいい「ドレスシャツ」というジャンルの中で、最もカジュアルな雰囲気のものを選ぶといいですね。個人的なおすすめは日本を代表する百貨店、伊勢丹のオリジナルであるISETAN MENSです。

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シルエットが綺麗で、肌触りも大変良く、日本中のデキル男の彼女から評判のシャツだということですね。あの女性達の言うことはこうです「夜の少しシワになった上質なコットンの白シャツほど色気のあるものはない」。まったく男はいつまでたっても適いません。

パンツは綿のシンプルなパンツがいいですね。金属的な装飾やダメージ加工などのない、テーパードのシルエットが綺麗なものであれば、デニムでもOKです。

ただし、かなり高級なレストラン等で俗にいうドレスコードのあるようなところでは、デニムはやめておいた方が無難でしょう。そういうところに行く場合には、手持ちのチノパンにスーツのスラックスと同じような真ん中の線=センタープレスをアイロンで入れましょう。同じチノパンがそれだけでより綺麗目な印象になります。あるものを使って最大限の効果を得る、イギリス特殊空挺部隊流のやり口です。

色の合わせ方は以下のような感じがおすすめ。

  1. ジャケット=黒 ニット=アイボリー パンツ=濃いめベージュ
  2. ジャケット=紺 ニット=濃いめベージュ パンツ=アイボリー
  3. ジャケット=グレー ニット=アイボリー パンツ=黒
  4. ジャケット=ブラウン ニット=アイボリー パンツ=ライトイエロー
  5. ジャケット=黒 シャツ=白 パンツ=グレー
  6. ジャケット=紺 シャツ=白 パンツ=濃いめベージュ
  7. ジャケット=グレー シャツ=白 パンツ=黒
  8. ジャケット=ブラウン シャツ=白 パンツ=濃いめベージュ

とこんな具合ですね。大事なのはジャケットの色とパンツの色のバランスです。薄いグレーなどのジャケットの場合には濃い色のパンツを差してあげると全体の雰囲気が締まりますし、黒のジャケットならパンツに明るい色を使ってあげた方が暗くなりすぎず良いですね。

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もちろんコントラストを付けずに着こなすのも上級テクニックとしては定番ですが、特に普段あまりジャケット等を着ていない人であれば、上下は差をつけてあげたほうがやりやすいですね。

ニットは最も使いやすいのがアイボリーです。薄いクリーム色のようなものですね。パンツも同じ色が使いやすいですが、どちらかがアイボリーならばどちらかを濃いベージュ(キャメル)にしてあげるとバランスが取りやすいです。

またシャツはやっぱり白が定番だけあり使いやすい。白のシャツを秋冬に着たければ、少し厚手のコットンのものを買うといいですね。気をつけるべきは襟の形ですが、今主流となっているワイドスプレッドか、ボタンダウンを買うのがおすすめです。先ほどのISETAN MENSはワイドスプレッドですね。胸ポケットは無しでいきましょう。

レギュラーカラーといって、安いスーツ用のワイシャツなんかに見られる狭い襟のシャツは、ネクタイをする前提なのでカジュアルでは使いにくいです。

さて、イタリアでは白シャツは冠婚葬祭でしか使わない!なんてイタリアファッション原理主義者が声を上げますが、これは無視しましょう。カジュアルにルールなんかありません、印象が良いことが大事なのです。

ちなみにクリスマスデートで抜群の人気を誇るアウターはやっぱりチェスターコートです。

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チェスターコートの綺麗目な印象には、彼女が120%喜ぶでしょう。しかもしっかりとした品質のチェスターコートは縦長効果があって、スタイルがよく見える。ジャケットに重ね着すれば、まるきりクラシックなコーディネートでお洒落です。

コートはどこに行くにしても、エントランス入ってすぐに脱ぐのがいいですね。日本では玄関の前で脱いでからドアを開けるというしきたりがありましたが、これはコートの埃やゴミを訪問先に持ち込まないため、という実に日本らしい奥ゆかしさの現れたしきたりでした。

今では欧米諸国のように入ってから脱いでも、脱いで入ってもいいようです。

クリスマスデートにスーツはどうなのか?

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さて、綺麗目のファッションをしてきましたが、それならばスーツを着ればいいんじゃないの?と思う人もいるかもしれません。しかし基本的には、クリスマスデートにスーツはおすすめできません。

一番大きな理由は、あなたの持っているスーツがビジネスライクすぎることです。

なんで分かるかって?クリスマスデートの服装を悩んでいる人が、ファッション性の強い休日専用のスーツを持っているとは思えません。おそらく意味しているスーツは仕事で着ているビジネススーツでしょう。

ビジネススーツのほとんどは、ウーステッドウールというつるりとした表面のウールで作られています。これがクリスマスデートには大変そぐわない代物です。そのうえ一般に流通しているスーツの多くに細いストライプが入っています。これはカジュアルで着にくいスーツの代名詞とも言えるディティールです。

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こんなビジネスライクな服を着て、クリスマスデートという特別な(女性からしたら一種神聖な)イベントに赴いてしまっては「スーツで済ませればいいか」という手抜き感が満載で、彼女に愛想をつかされてしまいます。

あげくホテルや高級レストランにふさわしいからなんて言ってこんなスーツを着て、しかもいつもと同じだからつまらないからと派手なラペルピンやらを合わせてしまっては、デートというより田舎の成人式です。

例えば上質な起毛素材、サキソニーやフランネルの上品なチェック柄や落ち着いた無地の、肩パットの入らないリラックスした仕立てスーツを持っていて、それを程よくくたびれたコットンのボタンダウンシャツと、スカーフのように軽やかなカシミアシルクのネクタイで自然に着こなすのであれば、「クリスマスデートにはスーツでしょ」という意見に頷く他ありません。

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「持っているよ!」というクラシコイタリアおやじは、是非そのスーツを着ていきましょう。あんまりコテコテにしすぎてはいけませんよ。

だって、ただでさえ緊張する高級レストランの食事で、対面に座った男がセットアップを着て、ダブルノットでネクタイをして、スリーピークスを若干崩したポケットチーフを差して、神妙なツラをしながらスーツにこぼさないように子羊の赤ワイン煮込みを食べていたら、いよいよ彼女の緊張が我慢の限界を越えてしまうことでしょう。

そしてそんなスーツを持っていない人は、基本的にスーツを着るのはやめておきましょう。

クリスマスは肌触りのいい物を着よう

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ところでクリスマスに着るものはできるだけ肌触りのいい物を着るのが大切です。

例えばコートなどのアウター。まあ掛け値無しの下心無しでデートに行っても、流石に帰り道に彼女が白い息を吐きながら、コートのポケットに突っ込んだ右手の腕に寄り添ってくることはまず必須です。そんなときにコートがごわごわしていて、いかにもポリエステル混といった生地ではロマンチックな雰囲気が台無しです。

とは言いませんが、そこで非常に柔らかく滑らかなカシミアのコートであったならば、彼女はとても嬉しく思うのではないでしょうか。

クリスマスデートの帰り道はおそらく寒いです。身を寄せるのは自然なことですが、あなたが着ているものがポリエステルのガウンだとしたら、それはかなりひんやりとするし、つるつるとした質感に安心することができないかもしれません。

それが柔らかいカシミアであったとすれば、それは着ている本人よりもむしろ身を寄せる彼女の方が非常に気持ちが良く安心するはずです。「高級なコートなんかいらないよ、着ればどれも同じだし!」と思ってしまうのは簡単です。

でもそこで触った人が嬉しいようなカシミアのコートを買って、彼女へのクリスマスプレゼントの一つとして、寒い夜に安心感のある手触りと温もりを用意しておくのはいかがでしょう。

また同時に、寒い時に役立つアイテムを取り入れておくのも大切ですね。例えばカシミアシルクの大判ストール。

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マフラーよりも少し大きめ、幅広なものですね。こういったものを自分の着こなしの一部として持っておけば、いざ彼女が寒くてこらえきれないような表情をしているとき、また車に戻ってすぐの暖房が効くまでの間なんかに彼女の肩に掛けてあげることができますね。

彼女もマフラーをしていると思いますが、それに加えて一枚肩に掛けていれば非常に温かく感じるはずです。

またチェスターコートの下に直接ニットではなく、ニット、ジャケット、チェスターコートというふうに重ね着しておくのも同じ理由でおすすめです。

もしあなたが寒がっている彼女の肩に大きなチェスターコートを掛けてあげようとして、あなたがそれでニット一枚になってしまうのであれば彼女はおそらく断るでしょう。しかしあなたがチェスターコートの下にツイードの秋冬ジャケットを着ていれば、彼女はきっとコートを受け取ってくれるはずです。

いかがでしたか?

今回はクリスマスデートの服装についてを解説してみました。

今から全部揃えたらまったく、お金が掛かるって?

いいってことです。自分のファッションを格上げするようなアイテムを買って、それの初披露をクリスマスデートにすれば良いんです。質のいいジャケットやコートは、この後何年に渡っても使用していくことができるでしょう。

是非早めから準備して、彼女の喜ぶ服装をしてあげてください。

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