今までカメラマンの間で門外不出とされてきた「料理の撮影テクニック」
今回は大人になれる本で、「プロ並みに美味しそうに撮る方法」を勝手に公開してしまいます。
前半を「一眼レフ」後半を「スマートフォン」で撮るという2つを同時に説明します。
一眼レフで美味しそうに撮るコツ
今回の機材をざっくりと紹介します。
・Nikon D4ボディ
・Nikon Af-s Nikkor 85mm f/1.8g
・Nikon SB-700
・コメット CT-100Jr
一眼レフ本体と、外付けストロボ、モノブロック・ストロボを用意しました。
「プロ並み」に撮るにはコメットなどのモノブロックストロボがあると良いです。
レンズは50mm~85mmの単焦点レンズが使いやすいと思います。
上記の写真のように、カメラ本体を三脚で固定して、食べ物から45度位の角度に向けます。
反対側にモノブロック・ストロボを組み上げて、同じ角度で設置します。
ソフトライトボックスでも良いですが、アンブレラの方が光が広がるのでアンブレラを選びました。
ストロボ無しの室内光
部屋の明かりが暖色系のライトなので、このようになります。
ホワイトバランスを自動で調整するモードになっていれば、白になると思います。
新鮮で美味しそうには見えませんね。
ストロボを直接前向きで当てる
良くある失敗の例。
内蔵ストロボやフラッシュを直接に食べ物に当てます。
食べ物に前から光を当てるのは、鮮度が伝わらずにまずそうになってしまいます。
ストロボ(SB-700)を天井に向けて当てる
つまるところ、下のように、ストロボの首を振って天井に向けます。
これを「バウンス撮影」と呼びます。モデル撮影でも食べ物撮影でも色々なシチュエーションで使える便利な撮影方法です。
みかんと、レモンが劇的に美味しそうになりましたね!
まあまあ合格点かな?といった感じです。
ただ、バウンス撮影は壁紙が白でないと使えません。
色がついていたり、黒い壁紙だとうまくバウンスできません。
SB-700を背後にバウンスさせた例
まあ、これはこれでありかな?といった作例。
撮影者の方向から、柔らかい光を当てているので、影が完璧に消えていますね。
影を消したい撮影には向いていますが、いまいちフレッシュさに欠けます。
美味しそうなようで、美味しそうじゃない写真です。
手で遮って、SB-700を前の壁にバウンスさせた例
これ、裏ワザです!極秘ですがお教えします。
ストロボを前に向けると、食べ物にも強い光が乗ってしまいます。
ですが、モノブロックストロボを持っていない、というクリップオンストロボ・ユーザーに使えるテクニックが、手などで遮る方法。
下の写真のように、食べ物には光がいかずに、前の壁に光が行くようにします。
そのままシャッターを押すと、上記のような写真になります。
切ったレモンに光が乗っているのがわかりますか?
モノブロック・ストロボ(CT-100jr)と、SB-700を同時に光らせた例
どうですか?良い感じに撮影できてると思います。
手前からも光が柔らかくのって、奥からの光で瑞々しさも表現できます。
プロカメラマンの基本のテクニックですが、多くの人はこの方法で食べ物を撮影しています。
このレモン、切ってから数日経ってる。
って気づいたアナタ。レモン農家ですね。
今日の編集長の夕食でおさらいしてみましょう!
マダラの炊き込みご飯と、お味噌汁です。
半額を冷凍しておいたマダラを、研いだ米と一緒に入れて、みりんと醤油で炊き上げます。
簡単で美味しいレシピ。
これです!!
って言っても微妙ですよね…。室内光は雰囲気は出せますが、美味しそうには見えません。
前からフラッシュ。
まあまあですね。
天井に向けてバウンス撮影!
ウン!合格点。結構美味しそうに見えますか?
さあ!どうでしょう。これが、前のモノブロックストロボだけを発光させた例です。
お味噌汁にも光が乗って、ご飯も炊きたてホクホク感がありますね。
影取りも意識して、クリップオンストロボ(背後バウンス)+モノブロックをした例です。
プロを安易に超えることは難しいですが、少なくとも「プロ並み」にはなります。
もし、この写真で「ネギが繋がってるのが、さっきから気になってる」という人がいれば、あなたは料理人かプロカメラマンですね!
そうでないなら、よいカメラマンになれるので転職をオススメします。
こちらが、直接ストロボを当てた例。
なんということでしょう~。いきいきとジューシーに!(劇的ビフォー・アフター風)
「厳密に言えばピントが合ってない」と、気になるあなたはプロカメラマンですね。
※ちなみに、モノブロック・ストロボを利用するには、シンクロケーブルで接続するか、外部ストロボによる同調が必要です。一眼レフだからといって必ずモノブロック・ストロボが利用できる訳でないので注意が必要です。
ニコンの場合はD800系(D700,D800,D810)、D1系(D2X,D3,D3x,D4,D4s)などは利用できます!
低予算で組み上げたい場合は、古いですがニコンのD2X+50mm f1.8でうまくやれば安く仕上げることもできます。
スマートフォンで美味しそうに撮る方法
これはですね…。
アプリでの編集に尽きます…!!笑
例えばiPhone6で撮影したご飯の写真…。
(さっきまでの写真みててガッカリしたとか言わないで下さいね…)
女子高生からママまで御用達の写真編集アプリ「aillis(アイリス)」を使えば簡単に美味しそうな写真に!
旧ラインカメラですね。無料で使えるので便利です。
特にこのフィルター、左下のメニューから3つ目を適用させて、「デリシャス」を選びます。
てれーん!簡単に美味しそうな写真に!(なったような…ならないような?)
ということで、本気で美味しそうな写真に挑戦したい場合は「一眼レフ」と「ストロボ」を購入するといいですネ。
【レビュー】Nikon D4の評価は? D2X,D800比較
※色々とアマゾンの機材を紹介していますが、安いモノブロック・ストロボは試して事がありません。
モノブロックはコメット社、クリップオンは純正(ニコン・キヤノン)がオススメです。